HSK 4級
HSK 4級の重要単語と覚え方
HSK4級は中国語の中級への登竜門であり、幅広い話題で複文を組み立てる語彙力が求められます。本単語帳では頻出の972語を厳選し、読解やリスニングで問われやすい語を中心に整理しました。
まずは頻出動詞と接続詞を押さえ、品詞ごとの語順感覚を身につけながら反復学習を進めましょう。
読解・リスニングで頻出の重要動詞15選(15語)
中級の文章理解やリスニングの主軸となる動詞です。
| 中国語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| 担心 動詞 | 心配する | 後ろに文を直接置いて目的語にできます。 |
| 了解 動詞 | 理解する | 人や物事の詳しい状況を知る意味で多用。 |
| 选择 動詞 | 選ぶ | 名詞としても動詞としても頻出します。 |
| 考虑 動詞 | 考える | 条件や状況をじっくり検討する意味です。 |
| 提供 動詞 | 提供する | 「〜に情報・援助を提供する」で頻出。 |
| 获得 動詞 | 手に入れる | 支持や成功など抽象的なものを得る意。 |
| 解释 動詞 | 説明する | 理由や意味を解き明かす際に使います。 |
| 参与 動詞 | 参加する | 活動や行事に自ら加わるフォーマルな語。 |
| 遇到 動詞 | 会う | トラブルや偶然の出会いに使われます。 |
| 引起 動詞 | 引き起こす | 注意や関心、変化を引き起こす際に使用。 |
| 导致 動詞 | 引き起こす | 好ましくない結果を招く文脈で多用。 |
| 承认 動詞 | 認める | 事実や過ちを公に受け入れる動詞です。 |
| 申请 動詞 | 申し込む | ビザや奨学金などを願い出る手続きの語。 |
| 提醒 動詞 | 思い出させる | 注意を促したり気づかせたりする表現。 |
| 发挥 動詞 | 発揮する | 能力や作用を十分に外へ出す意味です。 |
中級の長文読解を支える必須名詞15選(15語)
社会生活や論説文で頻出する抽象・実務名詞です。
| 中国語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| 政府 名詞 | 政府 | 社会・公的テーマの長文読解に頻出。 |
| 系统 名詞 | システム | ITや組織の構造を表す抽象名詞です。 |
| 法律 名詞 | 法律 | 規則や社会秩序に関する必須単語です。 |
| 历史 名詞 | 歴史 | 文化や経緯を説明する文に登場します。 |
| 项目 名詞 | 項目 | 仕事や研究の「計画・案件」を指します。 |
| 资料 名詞 | 資料 | 学習や仕事で参照する書類・データを指す。 |
| 律师 名詞 | 弁護士 | 職業名詞。法規関連の対話で頻出。 |
| 机构 名詞 | 機関 | 専門組織や公的団体を指す硬い名詞。 |
| 传统 名詞 | 伝統 | 文化・習慣の継承を述べる際に重要。 |
| 产品 名詞 | 商品 | 製造された品物。ビジネス文の基本語。 |
| 数据 名詞 | データ | 数値や分析結果を表す客観的名詞。 |
| 程序 名詞 | 手順 | 手続きの流れやPCソフトのプログラム。 |
| 合同 名詞 | 契約 | 仕事の合意書。「签合同」の形で頻出。 |
| 措施 名詞 | 措置 | 問題解決のための具体的な「対策」。 |
| 企业 名詞 | 企業 | 民間会社や法人組織全般を指します。 |
状態や評価を的確に伝える形容詞10選(10語)
作文や会話で表現の幅を広げる頻出形容詞です。
| 中国語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| 严重 形容詞 | 深刻 | 病状や問題が重苦しく危機的な様子。 |
| 著名 形容詞 | 有名 | 「〜で名高い」と功績を評価する語。 |
| 稳定 形容詞 | 安定 | 物価や感情がぐらつかず落ち着いた状態。 |
| 巨大 形容詞 | 巨大 | 規模や影響が桁外れに大きいこと。 |
| 特殊 形容詞 | 特殊 | 通常と異なる事情や特徴を示す表現。 |
| 优秀 形容詞 | 優秀 | 学力や成績、人物がずば抜けて優れた様。 |
| 轻松 形容詞 | 楽な | プレッシャーがなく気楽な気分を表す。 |
| 显著 形容詞 | 顕著 | 成果や効果がはっきりと目に見える様。 |
| 出色 形容詞 | 素晴らしい | 際立って素晴らしい実績や才能を称賛。 |
| 严格 形容詞 | 厳しい | 規律や基準に妥協がない厳しい態度。 |
複文やニュアンスを作る接続詞・副詞8選(8語)
文と文を論理的につなぐ重要機能語です。
| 中国語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| 而 接続詞 | 一方で | 対比や逆接を滑らかにつなぐ書面語。 |
| 却 副詞 | ところが | 主語の後ろに置き予想外の展開を表す。 |
| 甚至 副詞 | さえ | 極端な例を挙げて強調する副詞です。 |
| 是否 副詞 | かどうか | 「〜かどうか」の書面語。読解で頻出。 |
| 几乎 副詞 | ほとんど | 「あと少しで全体」を表す程度副詞。 |
| 于是 接続詞 | それで | 前文の事態を受けて次の行動を起こす接続詞。 |
| 竟然 副詞 | 意外にも | 「まさか」という驚きを表す副詞。 |
| 既然 接続詞 | からには | 「〜である以上は」と前置きする接続詞。 |
使い分けに注意したい類義語・混同しやすい語7選(7語)
意味や役割が近く試験で引っかけになりやすい語群です。
| 中国語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| 关于 前置詞 | に関する | 話題の範囲を示す前置詞。文頭に置く事が多い。 |
| 对于 前置詞 | について | 対象に対する態度・影響を述べる前置詞。 |
| 不管 接続詞 | 関係なく | 条件を問わない口語寄りの接続詞。 |
| 无论 接続詞 | 関係なく | 「不管」より改まった書面語の接続詞。 |
| 而是 接続詞 | ではなくて | 「不是A,而是B」でAでなくBだと述べる。 |
| 否则 接続詞 | さもないと | 「さもないと」と警告・帰結を導く接続詞。 |
| 不然 接続詞 | そうしないと | 「否则」の口語的表現。条件の反転を示す。 |
HSK 4級の単語レベルと必要語数の目安
HSK4級は、幅広い話題について中国語でコミュニケーションが行え、中国語ネイティブと流暢に会話できる中級レベルを対象としています。一般的な目安として、求められる語彙量は約600〜1,200語前後です。
| 検定試験 | 該当級 | 必要語彙数の目安 | 到達レベル |
|---|---|---|---|
| HSK | 4級 | 約1,000語(累計約1,200語) | 日常・ビジネスの基礎的な運用 |
| HSK | 3級 | 約300語(累計約600語) | 身近な生活表現の理解 |
| 中国語検定 | 3級〜2級 | 約1,000〜2,000語 | 複文・基礎実務の読解と対話 |
3級までの基礎語に加え、抽象名詞や複文を作る接続表現が大幅に増えるため、語と語の論理的な結びつきを理解することが合格への鍵となります。
HSK 4級の単語の覚え方
HSK4級の語彙を効率よく定着させるには、単語単体ではなく文脈と連語(コロケーション)でインプットすることが不可欠です。
1. 例文とコロケーションで覚える
中級動詞は組み合わせる目的語が決まっている傾向があります。例えば提供なら提供帮助(支援を提供する)、引起なら引起注意(注意を引く)のように、2〜3語のまとまりで覚えると定着が早くなります。
2. 音声を活用し間隔反復を行う
リスニングの配点が高いHSKでは、文字を見て意味が分かるだけでなく、ピンインと声調を正確に聞き取れる状態を目指します。音声を聞きながら発音するシャドーイングを取り入れ、1日後・3日後・1週間後の小テストによる間隔反復で長期記憶へと移行させましょう。
3. 漢字の構成から意味を類推する
中国語の2字熟語は、各漢字の意味の組み合わせです。例えば导致の「致」には「結果を招く」という意味が含まれるため、不都合な結果を引き起こす文脈と関連付けて整理できます。
提供帮助や引起注意など2〜3語のまとまりで覚える。
シャドーイングを行い、1日後・3日後・1週間後に復習する。
导致の「致」のように漢字の意味から全体の意味を整理する。
単語単体ではなく連語・音声・漢字の構成に着目して覚えます。
学習スケジュールの例
生活リズムに合わせて無理なく進められる3パターンの学習モデルです。自身の試験日程に合わせて選択してください。
| プラン | 1日の学習時間 | 学習内容と進め方 |
|---|---|---|
| 1日10分(スキマ時間) | 約10分 | 1日15〜20語を確認。通勤・通学時に音声を聞き、間違えた語だけを夜に見直す。 |
| 2週間(直前対策) | 約45分 | 1日約70語ずつスピード確認。既知の語を素早く除外、苦手な動詞と接続詞を例文で暗記。 |
| 1か月(標準プラン) | 約30分 | 1日約35語を新規暗記+前日分の復習。週末に該当範囲の読解・リスニング小テストを実施。 |
どの日程でも、1周目で完璧を目指さず、全体の8割の理解を目安に回転数を増やすことが挫折を防ぐコツです。
試験・会話で単語を活かすコツ
蓄えた単語を試験の得点や実際の対話に結びつけるには、語順とニュアンスの把握が鍵を握ります。
接続詞と副詞の配置ルールを押さえる
HSK4級の書記(作文)並び替え問題では、接続詞と副詞の語順が頻出します。例えば虽然は主語の前後どちらにも置けますが、却は必ず主語の後ろに置くといった配置ルールを意識してストックしましょう。
類義語のニュアンスの違いを整理する
同じ「〜について」でも、关于は範囲を示して文頭に置くことが多く、对于は対象への態度・評価を表すといった差があります。長文読解では前置詞の直後にあるキーワードを素早く捉えることで、大意を素早く掴めるようになります。
会話では固定フレーズとして口から出す
既然…就…(〜であるからには…)や不管…都…(〜に関わらず…)などの呼応関係をそのまま丸暗記しておくと、面接やフリートークでも論理的で自然な中国語を瞬時に組み立てられるようになります。
关于
- 範囲を示すことが多い
- 文頭に置くことが多い
对于
- 対象への態度や評価を表す
- キーワードを素早く捉えるのに有用
同じ「〜について」でも文頭での範囲提示と対象への態度で異なります。
まとめ
HSK4級の語彙学習は、初級から中級へステップアップするための最大の基盤となります。単語を単独で丸暗記するのではなく、よく使われる連語や例文、正しい語順とともに覚えることが合格への最短ルートです。本ページの頻出語リストと学習計画を活用し、着実な得点力と実践的な会話力を身につけていきましょう。
よくある質問
- Q. HSK4級の単語は何語覚えれば合格できますか?
- 一般的な目安として累計約1,200語とされています。3級までの基礎約600語に加え、4級で新たに登場する頻出の約600語をしっかり身につければ十分合格ラインに到達可能です。
- Q. 漢字を見れば意味が分かりますが、音声の暗記も必要ですか?
- 必須です。HSK4級はリスニングの配点割合が大きく、聞き取れないと大きく失点します。日中同形語も発音と声調をセットで声に出して覚えましょう。
- Q. 中国語検定3級の単語とどちらを優先すべきですか?
- 日常会話や海外留学を目指すなら実用的な語彙が多いHSK4級、文法や正確なピンインの筆記を重視するなら中検3級が適しています。重複する単語が約7割あるため併用も効果的です。
- Q. 単語を覚えるのが苦手で途中で忘れてしまいます。
- 1回で覚えようとせず、短い時間で何度も出会う「回転数重視」の復習が有効です。単語帳を1日10分眺め、翌日と3日後にテストする反復学習を取り入れてみてください。




































































































