「含む」は中国語で何と言う?
日本語の「含む」に対応する最も一般的で幅広く使える中国語は「包括」です。全体の一部として具体的な人や物、範囲を含める場合は「包括」や「涵盖」を使い、成分や要素、抽象的な意味や感情を内包している場合は「包含」「含有」「含」「蕴涵」を使って表します。
使い分け
- 包括
最も多用される表現です。全体の一部として人や項目、費用などを具体的にリストアップして「〜を含む」と述べる際に適しています。
费用中 包括 早餐。
費用には朝食が含まれています。
- 包含
思想、意味、感情などの抽象的な内容を内部に持っている場合に用います。「包括」に比べて精神的・意味合いのニュアンスが強めです。
这句话 包含 着深刻的道理。
この言葉には深い道理が含まれています。
- 含
成分や水分、特定の物質を含んでいる状態を簡潔に表すほか、口や目に何かを入れたりためたりしている状態にも使います。
这种水果 含 水分很多。
この果物は水分を多く含んでいます。
- 含有
製品や食品、薬などに特定の成分や栄養素が物理的に「含まれている」「入っている」と客観的に説明するときに使います。
绿茶中 含有 丰富的维生素。
緑茶にはビタミンが豊富に含まれています。
- 涵盖
対象や適用範囲が極めて広く、多方面にわたる内容をすっぽりと包み込む、網羅するという文脈で用いられます。
这个项目 涵盖 了多个领域。
このプロジェクトは複数の領域を含んでいます。
- 蕴涵
表面には見えない深い意味、文化的な背景、哲学的な真理などを奥底に秘めているという文脈で使われる硬い表現です。
传统节日 蕴涵 着丰富的文化价值。
伝統的な祝日には豊かな文化的価値が含まれています。
よくある間違い
✕ 费用包含早餐。
○ 费用包括早餐。
人や具体的な項目、費用などを列挙して含む場合は、「包含」ではなく「包括」を使います。
✕ 牛奶包括很多钙。
○ 牛奶含有丰富的钙。
食品や物質に成分・栄養素が含まれる場合は「包括」ではなく「含有」や「含」を用います。
「含む」のよくある質問
Q. 「税込」は中国語で何と言いますか?
Q. 「包括」と「涵盖」の違いは何ですか?

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例文
コアイメージ
口に入れてとどめ、内側に何かを抱える像
関連語
使い方
類義語との違い
含: 内部に成分や要素があり、あるものの中に含まれていることを表す。
包含: 範囲や集合の中に入っていることを表す。
包括: 複数の要素や項目をまとめて含めることを表す。
带有: 性質や特徴を伴っていることを表す。
具有: 性質や能力を持っていることを表す。
中国語での定義
語源
『含』は旁に『口』をもち、『今』が音を示す形声字とされ、本義は口の中に入れてとどめることで、そこから物や成分、意味を内部に持つ・包含するという意味に広がった。
コラム
- 日常では物理的に口に含む動作と、情報や成分が内部にあるという抽象的用法を区別して使い、成分や割合を話すときは『含有』『含量』、包含関係をはっきりさせたいときは『包含』を併用すると誤解を避けやすい。
含hán有yǒu
意味
- 動 含む
例文
コアイメージ
ある対象の内部に特定の物質や情報が含まれている存在関係
関連語
使い方
類義語との違い
含有: ある対象の内部に特定の物質や情報が含まれていることを表す、成分表示などで使われるやや形式的な語。
包含: ある範囲や集合の中に要素が入っていることを示す語。
含: 中に成分や物が入っていることを簡潔に表す語。
包括: いくつかの部分や項目をまとめて中に入れることを示す語。
中国語での定義
語源
語は『含』(中に入れる、抱える)と『有』(存在する)から成り、内部に何かが存在する意味を成す。
コラム
- ラベルや公式な説明で使われることが多いため、日常の質問では『この中に○○は入っていますか?』『有没有○○成分?』のように簡潔な表現にすると通じやすい。
涵hán盖gài
意味
- 動 含む
- 動 包含する
- 動 包括する
- 動 及ぶ
例文
コアイメージ
大きな傘が広い範囲を覆って中のものをひとまとめにする像。
関連語
使い方
類義語との違い
涵盖: 広い範囲や内容をおおって、その中にある要素や問題をまとめて含める。
包括: 全体の中に複数の項目や部分をまとめて入れる。
包含: あるものの内部に別の要素を含めて持つ。
覆盖: 上からおおうようにして範囲や対象を含める。
涉及: ある事柄が別の事柄にかかわって、その範囲に入る。
中国語での定義
語源
『涵』はさんずいを持つ漢字で、もとは水に関する意から浸す・包み込む意味があり、含む・包容の感覚を表す。『盖』は覆う・蓋の意を持ち、両者が合わさって覆い包むように対象を含めるという意味になる。
コラム
- 書き言葉で用いられることが多く、報告書や説明文で範囲を示す際に『涵盖范围』のように使う一方、くだけた会話では『包括』や『包含』を使うことが多い。
蕴yùn涵hán
意味
- 動 含む
- 動 包含
- 動 含有
例文
コアイメージ
見た目では分からない内側に意味や性質がひそんでいる状態
関連語
使い方
類義語との違い
蕴涵: 表面に現れない意味や性質を内部に隠れて含むことを示す
隐含: 明確に言わずに内に意味や考えを隠し持っていることを示す
包含: あるものの内部に他の物や要素が入っていることを示す
含有: 内部に特定の成分や性質を持っていることを示す
意味着: ある事柄が別の意味や結果につながることを示す
中国語での定義
語源
会意的に『蕴』(蓄える・含みを示す)と『涵』(包む・含むを表す)が合わせられ、表面に現れない内在的な内容や意味を含むことを示す語として定着した
コラム
- 新聞や論文などの文章で役立つ語であり、まず読む場面で出会うことが多い点を押さえておくと実用的である