「ところが」は中国語で何と言う?
日本語の「ところが」に最も広く対応するのは「却」です。前置きに対して予想と異なる結果を述べる際に副詞として広く使われます。一方、「哪知道」は「誰が知っていただろうか、思いがけず」という話者の強い驚きや予期せぬ展開を際立たせる口語表現です。客観的な逆接の展開には「却」、想定外の事態に驚く気持ちを込めるなら「哪知道」と使い分けます。
使い分け
- 却
前述の内容から予想される結果とは反対の事態になることを表します。文頭ではなく主語の後ろに置く副詞として使われます。
我以为他会同意,他却拒绝了。
彼は同意すると思ったところが、断ってきた。
- 哪知道
「思いがけず」「誰が予想しただろうか」という強い意外感を表す口語です。文頭に置いて後続の予期せぬ事実を導きます。
今天本想出门,哪知道下起大雨来了。
今日出かけようと思ったところが、大雨が降ってきた。
よくある間違い
✕ 我以为他会来。*却他没来。
○ 我以为他会来。他却没来。
「却」は副詞なので文頭には置けず、主語の後ろに配置します。
「ところが」のよくある質問
Q. 「ただし」と「ところが」の違いは?
Q. 「哪知道」は会話でよく使いますか?
例文
コアイメージ
期待と現実の落差を示す一点
使い方
類義語との違い
却: 前の話と違う意外な結果を簡潔に示す副詞
反而: 予想とは逆の方向の結果になり、意外であることを示す
竟然: 予想外の事実や出来事が起きたときに驚きを表す
不过: 前の内容に対して軽い逆接や例外を示す
中国語での定義
語源
字形は繁体の『卻』に由来し、古義は退く・後退する動作を示したが、語義が変化して『予想に反する』という転折の意味を持ち、近代以降は接続副詞として一般に用いられるようになった。
コラム
- 『却』は短く強い対比を作る語なので、同じ転折でも『但是』や『反而』と使い分けると語感が自然になり、特に否定文と組むと意外性が伝わりやすい点を意識すると使いやすい。
哪nǎ知zhī道dào
意味
- 接続詞 ところが
例文
コアイメージ
先に抱いた期待と反対の意外な結果や状況の転換を示す表現。
使い方
類義語との違い
哪知道: 予想と反する結末を手短に伝え、話し手の意外を示す口語の接続表現
没想到: 思ったことと違う結果が起きたときに驚きを込めて述べる口語表現
谁知道: 思わぬ結果に出会って驚きや諦めの気持ちを示す口語の言い方
谁知: 予想外の結果が起きたことを表して話の流れを転じるやや文語寄りの接続表現
中国語での定義
語源
語は“哪”(元は疑問・反語を表す語)と“知道”の組み合わせに由来し、元来は反語的な疑問句として「哪知道……」と使われたが、口語で連続的に用いられるうちに疑問性が薄れ接続表現として定着した。
コラム
- フォーマルな場では避けるべき口語表現である一方、話し言葉では瞬間の驚きを手短に伝えるのに便利で、前節の期待を述べた直後に置く使い方が自然であることを覚えておくと会話で役立つ。