「たぶん」は中国語で何と言う?
「たぶん」に相当する中国語で最も一般的なのは「也许」です。書き言葉では「或许」もよく使われます。望ましくない事態を心配して「おそらく〜だろう」と言うときは「恐怕」、客観的な確率が高い「十中八九」のニュアンスなら「多半」、北方のくだけた会話表現なら「没准儿」というように、文脈や文体で使い分けます。
使い分け
- 也许
最も汎用性が高い表現です。日常会話から文章まで幅広く使われ、事態の肯定・否定どちらに対しても用いられます。
他也许不知道这件事。
彼はたぶんこの事を知らないでしょう。
- 恐怕
好ましくない事態を懸念して「たぶん〜だろう」「恐らく」と推測するときに使います。丁寧な断り表現にも適しています。
明天恐怕会下雨。
明日はたぶん雨が降るでしょう。
- 或许
「也许」とほぼ同義ですが、やや改まった響きがあり、書き言葉や落ち着いた会話で好まれます。
我们或许可以换个方法。
私たちはたぶん別の方法に変えられるかもしれません。
- 多半
「十中八九」「大半は」という意味合いを含み、実現する確率がかなり高いと推測するときに使います。
他迟到多半是因为堵车。
彼が遅れているのは、たぶん渋滞のせいでしょう。
- 没准儿
主に北方の方言由来のくだけた口語表現です。「ひょっとしたら」「定かではないが」という軽い推測を表します。
他没准儿已经回家了。
彼はたぶんもう家に帰ったよ。
よくある間違い
✕ 明天恐怕会放晴。
○ 明天也许会放晴。
「恐怕」は悪い事態を心配する語なので、晴天など望ましいことには使えません。
「たぶん」のよくある質問
Q. 相づちで「たぶんね」と返すには?
Q. 「也许」と「可能」の違いは?
例文
コアイメージ
確定はしていないが起こる余地があるという控えめな可能性
関連語
使い方
類義語との違い
也许: 確定でないことを示し、軽い可能性を述べるときに使う日常的な副詞、たぶん
可能: 物事が起こる見込みがあると考えられるときに使う、可能性を示す語
大概: 事柄や程度をおおよそ見当する際に使う推測の副詞
中国語での定義
語源
「也许」は「也」(語気や並列を示す助字)と「许」(元は「許す」「認める」で可能や見込みの意味に広がった)の結合で、不確実な可能性を表す副詞として定着した。
コラム
- 日常会話で軽い予想や断定を避ける表現として頻出し、さらに婉曲にしたいときは語尾に「吧」を付けるとニュアンスが弱まる一方、公式文ではやや口語的に聞こえる点に注意する。
例文
コアイメージ
確信はないが起こるかもしれないと穏やかに推測する表現
関連語
使い方
類義語との違い
或许: 確信はないが起こるかもしれないと穏やかに推測する副詞
可能: 出来事や状態が起こる、またはそうである見込みがあることを示す語
也许: 確かな証拠はないがそうである可能性があることを示す語
大概: おおよその見当で、そうである可能性があることを示す語
估计: 状況や情報から判断しておそらくそうだと考えることを示す語
中国語での定義
語源
「或许」は合成語で、「或」は不確実な選択や時を示す字、「许」は元来の「許す」から転じて婉曲な語気を表す用字となり、両者が合わさって遠慮がちな推測を示す副詞になった
コラム
- 書き言葉や落ち着いた話し方で使われることが多く、相手を傷つけない言い方や控えめな提案に向くためフォーマルな場面や丁寧な会話で意識して使うと表現の幅が広がる。
例文
コアイメージ
半数以上がそうなる状態
関連語
使い方
類義語との違い
多半: 半数以上がそうだと見て、動詞の前に置いて起こる確率を推測するときに使う語
可能: 起こるかもしれないと見て、その可能性を示すときに使う語
大概: おおむねそうだと予想するときに使う語
也许: 確かではないがそうかもしれないと控えめに示すときに使う語
或许: もしかするとそうかもしれないとやわらかく推測するときに使う語
中国語での定義
語源
「多」は多いこと、「半」は半分を表し、合わせて本来は『半数以上に当てはまる』という意味を示すため、そこから『大部分はこうだ』『たぶんそうだ』という推測の副詞用法に転じた。
コラム
- 日常では動詞の前に置いて推測を表し、例句「他多半不会来。」のように使う点を覚えると会話で役立つ。
没méi准儿zhǔnr
意味
- 副 たぶん
- 副 もしかしたら
- 副 ひょっとして
- 副 おそらく