中検 3級
中検・3級の重要単語と覚え方
中国語検定(中検)3級は、基礎的な文法や構文の理解を土台として、日常会話や平易な文章を正確に読み聞きできる力が問われるレベルです。一般的な目安として合格に必要な語彙数は約1,000〜2,000語とされ、複文をつなぐ接続詞や処置文・受身文などの重要文法に関わる語彙が頻出します。
本ページでは、試験によく出る順に厳選した1925語を掲載しています。まずは出題頻度が高い語から順にチェックし、例文や音声とあわせて定着させていきましょう。
中検3級の最重要動詞(15語)
文の骨格を作る動詞です。目的語との組み合わせも意識しましょう。
| 中国語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| 需要 動詞 | 必要がある | 助動詞的にも使われ、必要性を表します。 |
| 开始 動詞 | 始まる | 後ろに別の動詞を続けて「〜し始める」となります。 |
| 希望 動詞 | 望む | 願望を表し、後ろに節を置くことができます。 |
| 发生 動詞 | 起こる | 事件や変化が自然と生じる場面でよく使われます。 |
| 担心 動詞 | 心配する | 対象を後ろに置き「〜を心配する」と表します。 |
| 继续 動詞 | 続ける | 動作の継続を示し、後ろに動詞を伴います。 |
| 了解 動詞 | 理解する | 状況や事情を詳しく把握しているニュアンスです。 |
| 决定 動詞 | 決める | 方針や行動を決めるときに使う基本語です。 |
| 选择 動詞 | 選ぶ | 複数の選択肢から選ぶ場面で幅広く使います。 |
| 解决 動詞 | 解決する | 問題や困難を片付ける意味で頻出します。 |
| 成功 動詞 | 成功する | 結果の達成を表し、目的語を取ることもあります。 |
| 调查 動詞 | 調べる | 状況や実態を調べる際に使われる動詞です。 |
| 处理 動詞 | 処理する | 問題や事務作業に対処する文脈で使われます。 |
| 保护 動詞 | 守る | 環境や権利などを守る文脈で幅広く用いられます。 |
| 支持 動詞 | 支持する | 意見や活動に賛同し支える意味を表します。 |
中検3級の頻出名詞(15語)
読解やリスニングの文脈理解に直結する必須名詞です。
| 中国語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| 世界 名詞 | 世界 | 社会環境や国際的な話題で頻出する名詞です。 |
| 情况 名詞 | 状況 | 具体的な状態や様子を指す基本語です。 |
| 比赛 名詞 | 試合 | スポーツや各種コンテストを指します。 |
| 关系 名詞 | 関係 | 人と人、事物同士の結びつきを表します。 |
| 消息 名詞 | 知らせ | ニュースや届いた知らせを指します。 |
| 方式 名詞 | やり方 | 行動や作業の具体的な手段・形式を表します。 |
| 能力 名詞 | 能力 | 人が持つ実力や処理できる力を指します。 |
| 政府 名詞 | 政府 | 行政組織を指す社会的な頻出名詞です。 |
| 系统 名詞 | システム | 仕組みや体系全般を指す単語です。 |
| 城市 名詞 | 都市 | 町や都市部を指す地理的な基本名詞です。 |
| 游戏 名詞 | ゲーム | 娯楽や遊び、ゲーム全般を指します。 |
| 现场 名詞 | 現場 | 出来事が起きている場所そのものを指します。 |
| 目标 名詞 | 目標 | 目指すべき到達点やゴールを指します。 |
| 任务 名詞 | 任務 | 引き受ける仕事や割り当てられた役割です。 |
| 生命 名詞 | 生命 | 命そのものや生きている証しを指します。 |
中検3級の重要形容詞(10語)
様子や状態を豊かに表現するための頻出形容詞です。
| 中国語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| 美 形容詞 | 美しい | 容姿や景色が美しいことを表す1文字の形容詞。 |
| 强 形容詞 | 強い | 力や勢いが強いことを簡潔に表します。 |
| 容易 形容詞 | 簡単 | 難易度が低いことや、〜しやすい性質を示します。 |
| 明显 形容詞 | 明らか | 変化や違いが一目でわかるほど明らかな様子です。 |
| 简单 形容詞 | 簡単 | 構造が複雑でなく、わかりやすい状態です。 |
| 严重 形容詞 | 深刻 | 事態や病状が悪化し、重い状態を表します。 |
| 幸福 形容詞 | 幸せ | 満ち足りて幸せな心情や生活を表します。 |
| 自然 形容詞 | 自然な | 無理がなく、自然な成り行きや態度を表します。 |
| 深 形容詞 | 深い | 深さのほか、関係や理解の深さにも使えます。 |
| 紧张 形容詞 | 緊張する | 気詰まりで不安な心理状態を表します。 |
文構造を支える前置詞・副詞・接続詞(8語)
語順や文の論理展開を決定づける中検3級の重要語です。
| 中国語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| 把 前置詞 | 〜を | 目的語を動詞の前に導く処置文のキー前置詞。 |
| 被 助詞 | される | 動作の主体を導く受身文の基本助詞です。 |
| 而 接続詞 | 一方で | 対比や逆接、順接をスマートにつなぐ接続詞。 |
| 为了 前置詞 | ために | 目的や動機を導く頻出の前置詞です。 |
| 却 副詞 | ところが | 文中で使われ、予想外の逆接を表す副詞です。 |
| 其实 副詞 | 実は | 実際はそうであると真相を補足する副詞です。 |
| 连 副詞 | すら | 极端な例を挙げて「〜でさえ」と強調します。 |
| 对于 前置詞 | について | 対象を提示して「〜について」と述べます。 |
中検3級で差がつく使い分け・類義語(8語)
意味が似ているため、試験で狙われやすい語のセットです。
| 中国語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| 总 副詞 | いつも | 「いつも・結局」を1文字で端的に表す副詞。 |
| 总是 副詞 | いつも | 習慣的・規則的に「いつも」起きることを示します。 |
| 曾 副詞 | かつて | 「かつて」を表す書き言葉寄りの1文字副詞。 |
| 曾经 副詞 | 以前 | 過去の経験を明確に示す一般的な副詞です。 |
| 仍然 副詞 | まだ | 状態が今も「依然として」続いていることを表します。 |
| 仍 副詞 | まだ | 「仍然」の1文字短縮形で、簡潔に「まだ」を示します。 |
| 不管 接続詞 | 関係なく | 条件を問わず「〜にかかわらず」と述べる接続詞。 |
| 无论 接続詞 | 関係なく | 「不管」より改まった場面で使われる接続詞です。 |
中検・3級の単語レベルと必要語数の目安
中検3級は、日本中国語検定協会が実施する検定試験において「基礎的な文章の読み書きや簡単な日常会話ができる」中級手前のレベルに位置づけられています。発音・語順の基礎が固まっていることを前提に、やや複雑な複文構造や成句、重要文法表現を正確に把握する力が求められます。
| 試験・級 | 必要語数の目安 | 難易度の位置づけ |
|---|---|---|
| 中検 4級 | 約500〜1,000語 | 基礎文法の習得・平易な日常表現 |
| 中検 3級 | 約1,000〜2,000語 | 中級の入門・複文の読解と聞き取り |
| 中検 2級 | 約3,000〜6,000語 | 実務・ニュース理解・高度な表現 |
| HSK 3〜4級 | 約600〜1,200語 | 日常生活を幅広くカバーする語彙力 |
中検は語順整序や日文中訳の配点が高いため、HSK同等レベルと比較しても単語のより正確な綴りや構文知識が求められる点が特徴です。
中検(3級など)
- 語順整序や日文中訳の配点が高い
- 正確な綴りや構文知識が求められる
- やや複雑な複文や成句が出題される
HSK(3〜4級)
- 日常生活を幅広くカバーする語彙力
- 約600〜1,200語が目安
中検はHSK同等レベルと比べ、語順や中訳への正確な知識が重視されます。
中検・3級の単語の覚え方
中検3級の語彙は、単語単体だけでなく構文やコロケーション(連語)とセットで押さえることが得点への近道です。
1. 例文とセットで語順を把握する
中検3級では語順整序問題が頻出します。例えば 把 や 被 を用いた処置・受身文、为了 などの前置詞句は、動詞や助動詞とどの位置関係になるのかを例文ごと丸ごと暗記しましょう。
2. 声に出して音声と一緒に覚える
リスニング試験のスピードに対応するため、単語を見たら即座に声調つきで発音できる状態を目指します。ピンインを目で追うだけでなく、音声を聴いてシャドーイングする習慣をつけてください。
3. 小テストと間隔反復で定着させる
一度覚えた単語も、翌日・3日後・1週間後と間隔を空けてテストすることで長期記憶に移行します。日本語から中国語、中国語から日本語の両方向で小テストを繰り返すのが効果的です。
4. 漢字の共通点と違いに注目する
日本語と同形同義の語がある一方、游戏(ゲーム)や 消息(知らせ)のように意味が異なる語も存在します。日本語とのズレを意識して整理することが定着のコツです。
把・被や为了など前置詞の位置関係を丸ごと覚える
即座に声調つきで発音しシャドーイングを行う
翌日・3日後・1週間後に日中両方向で小テスト
游戏や消息など日本語との意味のズレに注目する
単語単体ではなく構文や音声、日中の漢字の違いとセットで押さえましょう。
学習スケジュールの例
1日10〜20分のスキマ時間を活用し、頻出語を無理なく攻略するモデルスケジュールです。学習期間に合わせて計画を立てましょう。
| 期間 | 1日の学習時間 | 学習内容の目安 |
|---|---|---|
| 2週間(直前対策) | 30〜40分 | よく出る順上位300〜500語を中心に確認。過去問で間違えた語の復習に特化します。 |
| 1か月(標準ペース) | 15〜20分 | 1日約30〜40語を新規学習し、翌日に復習テスト。頻出1,000語をひと通り網羅します。 |
| 2〜3か月(基礎固め) | 10〜15分 | 1日20語をじっくり例文とともに学習。全1925語を無理なく2周周回できます。 |
どのプランでも「前日の復習から入る」ことを徹底すると、忘れにくくなります。
試験・会話で単語を活かすコツ
覚えた単語を試験の得点や実践のコミュニケーションに直結させるためのポイントを解説します。
リスニングでは「語頭の音」と「第1声・第4声」を聞き分ける
中検3級の聞き取りでは、短い文の中から重要語を聞き取る瞬発力が試されます。特に紛らわしい有気音・無気音の違いや、声調の落差を意識して聞き分ける訓練を行いましょう。
筆記の語順問題は「述語動詞」から探す
中検3級の語順整序でつまずいたときは、文全体の中心となる述語動詞を最初に見つけます。その上で「誰が」「何を」「どこで」の要素を前置詞(在 や 给 など)とともに配置していくと、正確な語順が自然と決まります。
会話では接続詞を活用して文を長くつなげる
単語を並べるだけの会話からステップアップするには、不仅……而且…… や 虽然……但是…… といった複文パターンを口に出す練習が有効です。これにより、中検の長文読解でも文の流れを素早く掴めるようになります。
文全体の中心となる述語動詞を最初に見つける
「誰が」「何を」にあたる要素を整理する
在や给など前置詞句を適切な位置に配置する
述語動詞を起点に文の各要素を配置すると正確な語順が決まります。
まとめ
中検3級の語彙学習は、基礎文法を実際の運用力へと昇華させるための重要なステップです。頻出単語を出題頻度の高い順に、例文や音声とセットで繰り返しインプットしていきましょう。本リストを活用して語彙基盤を盤石にし、中検3級の合格と確かな中国語運用力を手に入れてください。
試験の時間・配点・合格基準・日程は、公式サイト(www.chuken.gr.jp)の掲載内容と 2026-10-06 に照合しました。変更されることがあるため、受験前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。
よくある質問
- Q. 中検3級の単語はHSK何級に相当しますか?
- 中検3級の語彙はおおむねHSK3級から4級相当に該当します。ただし中検は語順整序や日文中訳など正確な構文理解を問う問題が多いため、HSKよりも文法知識と正確な綴りの把握が重要視されます。
- Q. 単語帳の1925語すべてを暗記する必要がありますか?
- 合格ライン(リスニング・筆記各65点)を目指すだけであれば、頻出順の上位1,000語程度を確実に覚えるだけでも十分戦えます。高得点での合格や2級へのステップアップを見据える場合は、本リストの全語彙を網羅することをおすすめします。
- Q. 漢字が書けるようになる必要はありますか?
- 中検3級の筆記試験には簡体字を書かせる中訳問題が含まれます。そのため、見るだけでなく、頻出の動詞や代名詞、接続詞などは簡体字を正しく手で書けるように練習しておく必要があります。
- Q. 効率的な復習のタイミングはいつですか?
- 学習した「当日の夜」「翌朝」「3日後」「1週間後」の4回復習するのが最も効果的です。間隔反復を取り入れることで、忘却を防ぎながら効率よく長期記憶に定着させることができます。




































































































