「とても」は中国語で何と言う?
中国語で「とても」は、最も一般的かつ基本の表現として「很(ヘン)」を使います。ただし「很」は文法上の飾りとして添えるだけのことも多く、実際に強く強調したいときは「非常(フェイチアン)」や「特别(トゥービエ)」を使います。日常会話のくだけた表現なら「超(チャオ)」、感情を込めて「すごく〜だ!」と褒めるなら「太……了」と使い分けるのが自然です。
言い方と読み方
- 很ふつう
読み方: ヘン(hěn)
日常会話で最も多用されます。形容詞の前に添える基本形ですが、文調を整えるだけで強調の意味が薄いこともあります。
- 非常丁寧・改まり
読み方: フェイチアン(fēicháng)
ビジネスや公の場、改まった会話で使われます。「很」よりも明確に「大変、非常に」と強調したいときに適しています。
- 特别ふつう
読み方: トゥービエ(tèbié)
会話から文章まで幅広く使われます。「とりわけ、特に」という他と比べた際の一際強い度合いを伝えたい場面に合います。
- 太……了感情的・会話
読み方: タイ……ラ(tài...le)
日常会話で「すごく〜だ」「最高だ」と感情を込めて感嘆するときに使われます。「太好了」のように喜びを表す定番です。
- 超くだけた
読み方: チャオ(chāo)
若者言葉やカジュアルなSNSで好まれます。「超おいしい」「超すごい」のように、日本語の「超」とほぼ同じ感覚で使えます。
- ……极了やや硬い
読み方: ……ジーラ(...jí le)
形容詞の後ろに置き、「極めて〜だ」と最高レベルの度合いを表します。日常会話でも使われますがやや誇張や強い賛美を伴います。
使い分け
- 很
最も基本的な表現。強く発音しない限り強調のニュアンスは弱く、単に形容詞を安定させる目的でも使われます。
今天天气很好。
今日は天気がとても良いです。
- 非常
改まった場やビジネスでも安心して使える丁寧な語。しっかりとした強い強調の気持ちを込めて相手に伝えます。
非常感谢您的帮助。
助けていただき、大変感謝しております。
- 特别
他と比較して「とりわけ」「格別に」と際立っていることを表します。日常会話で自然な強調として頻繁に使われます。
这个菜特别好吃。
この料理はとてもおいしいです。
よくある間違い
✕ 我很好(「私はとても良い」と強調したつもりで言う)
○ 我挺好的 / 我非常好
「很」は平叙文で感情を込めないと単なる語調合わせになり、強めの「とても」には聞こえません。
✕ 他是很学生(名詞の前に「很」を置く)
○ 他非常学生气 / 他真的是个学生
「很」は名詞を直接修飾できません。形容詞や感情を表す一部の動詞の前にのみ置きます。
「とても」のよくある質問
Q. 「很」を言うときの発音のコツは?
Q. 「とてもおいしい」の返し方は?
Q. 「要命」や「死」も「とても」ですか?
例文
コアイメージ
述語を判断し程度を示すシンプルなスイッチ
関連語
使い方
類義語との違い
很: 形容詞や状態を表す語の前に置き、その程度が高いことを示す副詞。
太: 形容詞や状態の前に置き、程度が非常に高くて限度を超していると感じるときに使う副詞。
中国語での定義
語源
字は形声で、偏の「彳」が意味の範囲に関与し、声符の「艮」が発音を示す構成である。語義は古くから程度や性質の区別を表す働きがあり、近代以降に主語後置で述語を修飾する副詞として一般化した。
コラム
- 比較や否定と組むと意味の強さが変わるため、否定の「不」を使うと評価の側面が消える場合があり、強意を示すなら「非常」や「太…了」などを用いると誤解が少ない。

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例文
コアイメージ
普通よりずっと強い程度の感覚
関連語
使い方
類義語との違い
特别: 普通よりずっと強い程度を表す副詞で、形容詞や動詞を強めて言う。
很: かなりの程度を示す副詞で、主に形容詞を修飾する。
非常: とても高い程度を示す副詞で、感情や評価の強さを表す。
中国語での定義
語源
「特」は「特殊・突出」の意味を持ち、「别」はもともと「分ける・区別する」を表し、二字が合わさって『際立って他と区別される』という意味になり、そこから『とても・特に』の程度副詞用法が生まれた。
コラム
- 日常では副詞として『特别+形容詞/動詞』(例:我特别喜欢这个菜)で強調し、例示を導くときは『特别是』を用いる。
例文
コアイメージ
感情や程度を頂点まで引き上げる強調
使い方
類義語との違い
极了: 形容詞や動詞に続けて、感情や程度を頂点まで高める語
得很: 形容詞の後に続けて、程度がとても高いことを示す口語表現
死了: 形容詞や動詞の後に続けて、程度が極端に高いことを強調する表現
中国語での定義
語源
'极'は「きわめて・極端」の意味を持ち、'了'は状態や完了を示す助詞として用いられる。二字が結びつき、主に形容詞や感情を表す動詞の後に置かれることで、その状態が極端に強いことを示す語となった。
コラム
- 日常会話では「好极了」「棒极了」など感嘆で使うことが多く、否定文で'极了'を用いることはほとんどなく、名詞を直接修飾する形では使わない点に注意する。
例文
コアイメージ
会話で押すと音量が上がるボタン。
関連語
使い方
類義語との違い
可: 話し言葉で用いる強調の副詞で、ものごとの程度や気持ちを大きく伝える。
很: 程度を表す副詞で、形容詞や状態の前に置いて『とても』の意味を出す。
非常: 程度が非常に大きいことを表す副詞で、書き言葉でも会話でも使われる。
挺: 口語で使う副詞で、程度をやや強めて『かなり』の意味を出す。
真: 口語で使う副詞で、感情や事実を強めて『本当に』『すごく』の意味を出す。
中国語での定義
語源
古代の用法では「可」は「可以」「許す」といった許可・肯定の意味をもち、字は口を示す部分と声符から成るとされる。その肯定的機能が日常語で強調の役割に転じ、短く置かれて程度を示す副詞になった。
コラム
- 「可」は口語的な強調表現であるため、場面や相手を見て使い、許可や能力を表す「可以」と混同しないように注意し、正式な文では「非常」「とても」に置き換える。
例文
コアイメージ
程度が極端に高まる感覚
関連語
使い方
類義語との違い
要命: 程度が極端に高いことを強調する口語の副詞で、形容詞や動詞の後に「得」を伴って使う。
非常: 程度がとても高いことを表す副詞。
特别: 程度が特に強いことを示す副詞。
太: 程度が過度であることを示す副詞。
极其: 程度が極めて高いことを示すやや硬めの副詞。
中国語での定義
語源
「要」はここで「もたらす・引き起こす」の意、「命」は生命を指し、字面は「命を脅かすほど」を表して誇張表現に転じた。
コラム
- 口語で強い驚き・不満・感嘆を誇張して伝えるときに便利で、形容詞/動詞+得+要命の形でよく使われるが、改まった場では避けられることが多い。