「ただ」は中国語で何と言う?
日本語の「ただ」に最も一般的に当てはまるのは「只是」です。限定や軽い逆接を表す際に広く使われます。これに対し、範囲を限定して「〜にすぎない」と強調するなら「无非」、余計な配慮をせず「ひたすら・もっぱら」動作を進めるなら「只管」、他の要素が混ざっていない「純粋に・ただ単に」という意味なら「纯粹」を使い分けます。
使い分け
- 无非
「〜にすぎない」「せいぜい〜だけだ」と物事を限定し、大したことではないと軽く見るニュアンスで使います。
他无非是想找个借口。
彼はただ口実を見つけたいだけにすぎない。
- 只是
最も幅広く使われる表現です。「ただ〜なだけ」という限定や、「ただ、〜だが」という軽い逆接・条件の補足を表します。
我只是问问,你别介意。
ただ聞いてみただけだから、気にしないで。
- 只管
他のことを気にせず「ただひたすら」「遠慮なく」ある行動を促したり続けたりする場面で用います。
有什么困难你只管说。
何か困ったことがあれば、ただ遠慮なく言ってください。
- 纯粹
私心や不純な動機、他の目的がなく「ただ純粋に」「単に」そうであるという動機や性質を強調します。
这纯粹是个人的兴趣爱好。
これはただ純粋に個人の趣味にすぎません。
よくある間違い
✕ 免费的书(無料の本)を「只是的书」と言う
○ 免费的书
「ただ(無料)」の意味の時は「免费」を使い、「只是」などの副詞は使えません。
✕ 我只管问问,你别介意。(ただ聞いてみただけ)
○ 我只是问问,你别介意。
「只管」はためらわず行動する意味になり、「単に〜しただけ」の限定には使えません。
「ただ」のよくある質問
Q. 「ただいま」の「ただ」は?
Q. 「ただの人」はどう言いますか?
例文
コアイメージ
複雑な事情を一言でまとめた単純化された説明
関連語
使い方
類義語との違い
无非: 事柄を簡潔にまとめて、それだけで深い意味や理由がないと示す語。
只是: 出来事や状態が単にそうであるだけで、特別な事情や目的がないと示す語。
仅仅: 数量や範囲が少ないことを示し、それだけにすぎないと表す語。
只不过: 軽い制限や補足を加えて、結局はそれだけだと示す語。
中国語での定義
語源
‘无’为存在的否定,‘非’有排他或“不是别的”的意味,二字连用で「没有其他可能性,仅此而已」の意味を表す語として定着し、後に理由や結果の総括によく使われる。
コラム
- 説明や推測を端的にまとめる際に使われやすく、相手に断定的・単純化しすぎと受け取られる可能性がある場面では語調を和らげる言い換えも検討する。

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例文
コアイメージ
某个行为や状態がそれだけに限られ、ほかに特別な理由や追加の要素がないという限定的な感覚。
関連語
使い方
類義語との違い
只是: ある行為や気持ちがただそれだけで、他に深い理由や追加の要素がないことを表す。
只: 限られた範囲や数量だけを指し、それ以外がないことを示す。
只有: 特定の条件や対象だけに当てはまることを示す。
中国語での定義
語源
「只」は本来「仅、只是」を示す字で、「是」は判断や説明を補う語用を持ち、二字が結びついて口語で副詞的に限定の意味を表すようになった。
コラム
- 謝罪や説明で自分の動機をやわらげたいときに用い、語順は主語の直後か動詞の前が自然で、後ろに「而已」を付けるとさらに「それだけだ」の意味を強める。
例文
コアイメージ
遠慮や心配がなくそのまま行動を進める軸
関連語
使い方
類義語との違い
只管: 遠慮や心配なくそのまま行動してよいと促す副詞
尽管: ためらわずに行動してよいと促す副詞
随便: 自由に好きなようにしてよいと許すくだけた副詞
请随意: 丁寧に遠慮なく行動してよいと促す副詞
中国語での定義
語源
「只管」は『只』が「ただ、仅仅」を示し、『管』は本来竹の管を示すが転じて「かかわる・気にする」の意味を持ち、合わせて「他のことを気にせずただ〜する」の意になった
コラム
- 「只管」は相手に遠慮なく行動を促す語で、目上や公式な場では無遠慮に聞こえることがあるため、丁寧に勧めたい場面では「尽管」や「请随意」を使う
例文
コアイメージ
一つの理由や性質だけが残り、他が存在しない場面
関連語
使い方
類義語との違い
纯粹: 一つの理由や性質だけが原因であり他の要素が混ざっていないことを強調して示す副詞。
只是: 単にその事情だけであって他は関係ないことを表す副詞。
无非: 結局のところそれ以外の可能性はなくそれだけだという意味を示す副詞。
仅仅: 数量や範囲が非常に限られていることだけを示す副詞。
单纯: 動機や理由が混ざりけなく素直に単純であることを示す副詞。
中国語での定義
語源
二字はともに「純净」に関わる字で、「纯」は『純』の簡化字として純さを表し、「粹」は精選や精華を示すため、組み合わせで混ざりけのなさを強め、転じて副詞的に『ただ』の意味を持つようになった。
コラム
- 口語では『纯粹是为了…』『纯粹就是…』といった形で短く動機や評価を示すことが多く、軽い非難や驚きを含む用法がよく見られる。