DELF・DALF B1
DELF・DALF・B1の重要単語と覚え方
DELF B1レベルでは、日常生活を超えて社会問題や自己の意見を論理的に表現する語彙力が求められます。本単語帳は頻出順に1282語を厳選しており、見出し語を例文やコロケーションとともに覚えることで、読解・リスニングだけでなく表現力まで着実に引き上げられます。
重要動詞15選(15語)
意見表明や状況説明で主軸となる頻出動詞です。
| フランス語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| ajouter 動詞 | 加える | ajouter que...で「〜と言い添える」と使えます。 |
| apparaître 動詞 | 現れる | il apparaît que...(〜のように見える)の構文が頻出。 |
| apercevoir 動詞 | 見かける | s'apercevoir deで「気づく」の意味になります。 |
| considérer 動詞 | 考える | considérer comme...で「〜と見なす」の形を暗記。 |
| déclarer 動詞 | 宣言する | 公式な発言や申告で使われる重要動詞です。 |
| développer 動詞 | 開発する | 自論を発展させる記述課題でよく使います。 |
| posséder 動詞 | 持つ | avoirより改まった文脈で所有を表します。 |
| publier 動詞 | 公開する | 記事や意見を公開・出版する場面で頻出です。 |
| former 動詞 | 形成する | 人材育成や組織形成など幅広い文脈で使われます。 |
| participer 動詞 | 参加する | participer à...の前置詞「à」とセットで記憶。 |
| augmenter 動詞 | 増やす | 増減を表すグラフ読解や論述で必須の語です。 |
| réduire 動詞 | 減らす | augmenterの対義語として対比で覚えましょう。 |
| consacrer 動詞 | 費やす | consacrer A à Bで「AをBに捧げる」と使います。 |
| assister 動詞 | 出席する | assister à...で「〜に出席する」の意味。 |
| décrire 動詞 | 描写する | 口頭試験で状況や人物を描写する基本動詞です。 |
重要名詞15選(15語)
社会的なテーマの議論や読解で頻出の名詞です。
| フランス語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| activité | 活動 | 女性名詞。余暇や経済の活動全般を指します。 |
| entreprise | 会社 | 女性名詞。ビジネスや社会問題の長文で頻出。 |
| œuvre | 作品 | 女性名詞。芸術作品や事業の成果を表します。 |
| valeur | 価値 | 女性名詞。道徳的価値観や数値的価値に使います。 |
| responsable | 責任者 | 男女同形名詞。役職や担当者を指す重要語です。 |
| domaine | 分野 | 男性名詞。専門分野や研究領域を指します。 |
| mesure | 対策 | prendre des mesures(対策を講じる)で頻出。 |
| connaissance | 知識 | 女性名詞。avoir connaissance de(知っている)。 |
| événement | 出来事 | 男性名詞。社会的な出来事や行事を表します。 |
| communication | 意思疎通 | 女性名詞。意思疎通や情報発信の話題に必須。 |
| organisation | 組織 | 女性名詞。団体・組織のほか、準備や構成も指す。 |
| comportement | 行動 | 男性名詞。態度や振る舞いを表す学術的表現。 |
| économie | 経済 | 女性名詞。社会系テキストの頻出テーマです。 |
| possibilité | 可能性 | 女性名詞。選択肢や将来の見通しを語る際に使用。 |
| opinion | 意見 | 女性名詞。donner son opinion(意見を述べる)。 |
重要形容詞10選(10語)
評価やニュアンスを的確に伝える頻出形容詞です。
| フランス語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| nombreux 形容詞 | 多数の | 女性形はnombreuse。多数の事例を挙げる際に便利。 |
| social 形容詞 | 社会的 | 社会的関心事を論じる際に不可欠な形容詞です。 |
| principal 形容詞 | 主要な | 「最も重要な」という意味で要約文にも頻出。 |
| local 形容詞 | 地元の | 地元のニュースや地域活動の文脈で使われます。 |
| naturel 形容詞 | 自然な | 環境問題や自然な状態を表す際に多用されます。 |
| commun 形容詞 | 共通の | en commun(共通して)の成句も必須です。 |
| moderne 形容詞 | 現代的 | 伝統と対比して現代社会を論じる際に便利。 |
| franc 形容詞 | 率直な | 女性形はfranche。「率直な意見」などで頻出。 |
| frais 形容詞 | 新鮮な | 女性形fraîche。食品や空気の新鮮さを表す。 |
| précis 形容詞 | 明確な | 論理展開を明確にする際に役立つ表現です。 |
副詞・前置詞・その他8選(8語)
文章の論理性をつなぎ、表現を豊かにする語です。
| フランス語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| également 副詞 | また | aussiの言い換えとして文章語で多用されます。 |
| cependant 副詞 | しかし | maisより改まった逆接の副詞です。 |
| lors 前置詞 | の際に | lors de...(〜の際に)の形で多用される前置詞的用法。 |
| soudain 副詞 | 突然 | 物語や体験談を語る際の転換点に使えます。 |
| finalement 副詞 | 結局 | 議論の結論をまとめる際に役立つ副詞です。 |
| malgré 前置詞 | にもかかわらず | malgré + 名詞(〜にもかかわらず)の譲歩表現。 |
| désormais 副詞 | これから | 「今後は」と状況の変化を述べる重要副詞。 |
| évidemment 副詞 | もちろん | 当然の帰結や周知の事実を述べる際に活用。 |
混同しやすい注意単語8選(8語)
形や意味が似ていて取り違えやすい語のペアです。
| フランス語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| nombre | 数 | nombre(数)とnuméro(番号)の区別に注意。 |
| lendemain | 翌日 | 過去基準の「翌日」。基準が今のdemainと混同注意。 |
| emploi | 仕事 | emploiは職業・雇用全般、travailは実際の労働。 |
| terme | 条件 | terme(言葉・期限)とthème(テーマ)の混同に注意。 |
| chiffre | 数字 | chiffreは0〜9の数字・統計値、nombreは数量。 |
| retraite | 退職 | retraite(年金生活・引退)とdémission(辞任)の違い。 |
| auprès 前置詞 | そばに | auprès deで「〜のそばに・〜に対して」を表す。 |
| article | 記事 | 文法用語の冠詞のほか、新聞「記事」も指します。 |
DELF・DALF・B1の単語レベルと必要語数の目安
DELF B1はCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)における「自立した言語使用者」の第一歩です。身近な日常会話の段階(A2)から、自分の関心事や社会的な話題について意見を述べ、理由を論理的に説明できるレベルへと移行します。目安となる語彙数は約2,000語から2,500語程度です。
| 試験・資格 | レベル基準 | 語彙数目安 |
|---|---|---|
| DELF B1 | 自立した言語使用者(中級) | 約2,000〜2,500語 |
| 仏検(実用フランス語技能検定試験) | 2級〜準2級程度 | 約2,000〜3,000語 |
| CEFR基準 | B1(中級) | 約2,000〜2,500語 |
本単語帳に収録された1282語は、B1突破に向けて土台から応用までをカバーする中核語彙で構成されています。
DELF・DALF・B1の単語の覚え方
B1レベルの単語学習では、単語と日本語訳を1対1で暗記するやり方から脱却する必要があります。次の4つのアプローチを意識しましょう。
- 例文とコロケーションで覚える:例えば mesure は単体ではなく prendre des mesures(対策を講じる)のように、動詞との組み合わせで覚えることで論述・口頭試問ですぐに使えます。
- 音声と綴りを一致させる:フランス語は綴りと発音の規則性が高いため、音声を聴きながら声に出して覚えることで、リスニング対策も同時に行えます。
- 名詞は必ず冠詞とセットで覚える:entreprise は une entreprise と覚え、性別の間違いを防ぎます。
- 小テストと間隔反復の実践:覚えた翌日、3日後、1週間後と復習の間隔を広げながら確認テストを繰り返すことで、長期記憶へと定着させます。
prendre des mesuresのように動詞と組で覚えます。
音声を聴き声に出してリスニング対策も兼ねます。
une entrepriseと覚え、性別のミスを防ぎます。
翌日・3日後・1週間後と復習間隔を広げ定着させます。
単語と訳の1対1暗記から脱却し、4つの方法で実践的な語彙力を養います。
学習スケジュールの例
無理なく1282語を習得するためのスケジュール例です。生活スタイルに合わせて期間を調整してください。
| 学習ペース | 1日の目安 | 学習内容 |
|---|---|---|
| 1日10分(習慣化) | 15〜20語 | 前日の復習3分+新規語彙の音声確認と音読7分。通勤・通学時間を活用。 |
| 2週間(短期集中) | 約90語 | 重要動詞・名詞を中心に確認。例文の確認と小テストを毎晩実施。 |
| 1か月(標準ペース) | 約40〜45語 | 平日に新規語彙を学び、週末に小テストと総復習を行う着実なプラン。 |
どのペースでも、新規の暗記よりも「前回復習した語の確認」を優先することが定着の鍵です。
試験・会話で単語を活かすコツ
B1の試験(特に記述試験・口頭試問)で高得点を取るためには、知っている単語を「能動的にアウトプットする工夫」が求められます。
言い換え(パラフレーズ)の引き出しを増やす
問題文の単語をそのまま繰り返すのではなく、同義語で言い換える姿勢が評価されます。例えば diminuer の代わりに réduire を使う、あるいは aussi の代わりに également を使うなど、少し硬めの文章語を交えると表現の幅が広がります。
論理展開の標識語を使いこなす
自論を述べる際は、cependant(しかし)や finalement(結局)などの副詞・接続詞を的確に配置します。これにより、話や文章の骨格が明確になり、聞き手・読み手に説得力を与えることができます。単語を覚える際は、文頭でどう使うかを必ず意識しましょう。
言い換えの工夫
- 問題文の語の反復を避ける
- diminuerをréduireにする
- aussiをégalementにする
論理展開の標識語
- 文章や話の骨格を明確にする
- cependant(しかし)の活用
- finalement(結局)の活用
言い換えと論理展開の標識語を意識することで、説得力のあるアウトプットが可能です。
まとめ
DELF B1の合格には、日常表現にとどまらない社会的なテーマに対応できる語彙力が不可欠です。本単語帳の1282語をコロケーションや例文とともに定着させることで、読む・聴く・書く・話すの4技能すべてが底上げされます。反復練習を継続し、自信を持って自分の意見を発信できる実践力を身につけましょう。
試験の時間・配点・合格基準・日程は、公式サイト(delfdalf.jp、www.france-education-international.fr)の掲載内容と 2026-10-06 に照合しました。変更されることがあるため、受験前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。
よくある質問
- Q. B1単語は仏検の何級に相当しますか?
- 仏検2級〜準2級に相当します。身近な話題から社会的なテーマまで幅広く意見を述べる語彙が共通して求められます。
- Q. 単語の名詞の性は全て暗記すべきですか?
- 必ず冠詞(un/une)とセットで覚えてください。DELF B1の作文や会話では性数一致が採点対象となるため、性別の把握は必須です。
- Q. 単語帳の1282語だけでB1に合格できますか?
- B1の核となる重要語を網羅しているため十分な基礎が身につきます。過去問の演習と併用し、文脈での使い方を補うとより確実です。
- Q. 記述問題で単語をうまく使うコツは?
- 多用しがちな基本語を、本単語帳の改まった表現(例:aussi → également)に言い換える練習をすると文章の質が上がります。




































































































