「しかし」はフランス語で何と言う?
フランス語で「しかし」を表す際、最も一般的でよく使われるのは cependant です。改まった文脈で部分的な限定や譲歩を加える場合は toutefois を、話の展開を促す「ところが/さて」に近い論理的な接続には or を使います。場面の硬さや前後の文脈との論理関係によって使い分けるのが基本です。
使い分け
- or
前述の事柄に新たな事実を対比・補足し、次の展開へ導く「ところが」に近い改まった語です。論理的な文章で好まれます。
Il devait venir. Or, il n'est pas là.
彼は来ることになっていました。しかし、ここにはいません。
- cependant
書き言葉でも話し言葉でも広く使われる標準的な表現です。前の内容と対立・矛盾する事実を述べる際に用います。
Il est malade. Cependant, il continue de travailler.
彼は病気です。しかし、仕事を続けています。
- toutefois
主に書き言葉で用いられるやや硬い語です。前言を全面的に否定せず、「ただし〜だが」と制限や条件を加える響きを持ちます。
Le projet est bon. Il comporte toutefois des risques.
その計画は良いものです。しかし、いくつかのリスクも含んでいます。
よくある間違い
✕ Il pleut, or je sors.
○ Il pleut, cependant je sors.
or は新事実を提示して話を進める接続詞で、単なる逆接では不自然になるためです。
「しかし」のよくある質問
Q. cependant を置く位置は文頭だけですか?
Q. 日常会話で使いやすい表現はどれですか?
例文
Or, il faut que je parte maintenant.
しかし私は今出発しなければならない。
コアイメージ
前にある期待や主張に対して、驚きや想定外の事実を付け加えて話の方向を変える場面の表現。
類義語との違い
or: 既に言ったことに反することを述べて、会話や文章の方向を切り替えるために使う簡潔な接続詞。
mais: 短く反対や逆の事実を示して文をつなぐ接続詞。
フランス語での定義
Conjonction exprimant une opposition nuancée ou une restriction par rapport à l'énoncé précédent, employée pour introduire une conséquence inattendue ou une objection légère.
語源
古ラテン語autemが中世フランス語を経て逆接の接続詞に発展したため、議論や説明の中で予想と異なる情報を導く語として定着したこと、金を意味するorはaurum由来の別語であることを一続きに述べる。
コラム
- 短い語だが論理のつなぎで重用されるため、口語では 'mais' や 'pourtant' に言い換えられることが多く、フォーマルな文章や説明で出会う機会が増える点を押さえる。

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cependant
意味
- 副 しかし
- 副 しかしながら
- 接続詞 だが
例文
コアイメージ
前の文を少し和らげつつ反対や制限を付け加える働きがある境界線。
使い方
-
cependant,
しかしながら
類義語との違い
cependant: 前の考えを踏まえつつ、それに反する内容や制約を補足するときに使う副詞。
par contre: 話しことばでよく使い、前の話と反対の点をはっきり言うときに使う。
quand même: それでもという気持ちや事実を示すときに使う。
pourtant: 予想に反する事や驚きの結果を述べるときに使う。
en revanche: 別の点から対照や違いを示すときに使う表現。
フランス語での定義
Adverbe de liaison indiquant une restriction ou une nuance contraire à une proposition précédente, souvent placé en début ou au milieu de la phrase.
語源
語は中世フランス語で ce と pendant が結びついたもので、pendant はラテン語 pendere(ぶら下がる)由来で「その間」を表した。
コラム
- 文中で用いる際は前の内容との対比を明確にするためカンマで区切ることが多く、話し言葉では 'mais' や 'par contre' がより日常的である。
例文
コアイメージ
前述の内容をやんわりと和らげたり補足したりして論点を少し変える働きを持つ。
類義語との違い
toutefois: 前述の内容をやわらげて補足し、反対や例外を丁寧に示す書き言葉寄りの『しかし』を表す副詞。
pourtant: 予想や期待に反する事実や状況を強調して示す、『それでも』に当たる副詞。
cependant: 前の記述と対立する点や例外を示すときに用いる、やや形式的な副詞。
néanmoins: 同じ話題の中で控えめに反対や例外を示す、書き言葉で使われる副詞。
フランス語での定義
Adverbe indiquant une opposition légère ou une réserve par rapport à l'énoncé précédent, servant à nuancer une affirmation sans la contredire totalement.
語源
中世フランス語で tout と fois が結びついて生まれた語で、fois はラテン語 vicis にさかのぼる「回・順」の語義を持ち、その結合が逆接的な意味合いを生み出して現在の用法になった。
コラム
- 文頭に置くときは後にカンマを置くことが多く、会話では割り込み的に短く使うのはやや不自然なので書き言葉や丁寧な話し言葉での使用が無難である。