HSK 1級
HSK 1級の重要単語と覚え方
HSK 1級は、中国語学習の第一歩となる基礎レベルです。日常の挨拶や極めて平易なフレーズを理解し、運用できる能力が測定されます。本ページでは、試験によく出る順に506語を収録しており、基礎文法を支える骨格となる単語を網羅しています。
まずは頻出度の高い動詞や疑問詞から優先して学び、ピンインと声調を正確に身につけましょう。例文とセットで音読を繰り返すことで、リスニングや読解の土台が短期間で整います。
最重要動詞15選(15語)
文の骨格を作る基本動詞です。日常動作や状態を表す表現を押さえましょう。
| 中国語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| 是 動詞 | です | AはBであると断定する必須動詞です。 |
| 有 動詞 | 持っている | 所有「持っている」や存在「ある」を表します。 |
| 说 動詞 | 言う | 言葉を発する動作全般に使います。 |
| 要 動詞 | 欲しい | 欲求や「〜するつもりだ」という意志を示します。 |
| 到 動詞 | 着く | 目的地への到着や到達点を表します。 |
| 来 動詞 | 来る | 話し手の方向へ移動する「来る」です。 |
| 去 動詞 | 行く | 話し手から離れる方向へ向かう「行く」です。 |
| 想 動詞 | 思う | 思考する「思う」や「〜したい」を表します。 |
| 看 動詞 | 見る | 見る、本を読む、診察を受けるなど多用途です。 |
| 做 動詞 | する | 行動や料理・仕事などを作る動作を表します。 |
| 等 動詞 | 待つ | 人や順番、時間を待つ動作を表します。 |
| 知道 動詞 | 知っている | 情報や事実を認識している状態を示します。 |
| 走 動詞 | 歩く | 歩くことや立ち去る動作を表します。 |
| 喜欢 動詞 | 好き | 人や物、行為に対する好意を示します。 |
| 吃 動詞 | 食べる | 食事をとる日常の基本動作です。 |
日常生活の基本名詞15選(15語)
身の回りの物や人物、場所を表す頻出名詞を優先して覚えましょう。
| 中国語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| 人 名詞 | 人 | 人間や人々を指す最も基本的な名詞です。 |
| 工作 名詞 | 仕事 | 名詞の「仕事」のほか、動詞でも使われます。 |
| 家 名詞 | 家 | 家族や自宅、家庭環境全般を指します。 |
| 时间 名詞 | 時間 | 時刻ではなく長さや概念としての時間です。 |
| 今天 名詞 | 今日 | 「きょう」を表す頻出の日時名詞です。 |
| 孩子 名詞 | 子ども | 自分の子どもや児童全般を指します。 |
| 钱 名詞 | お金 | 通貨や代金、お金そのものを指します。 |
| 东西 名詞 | もの | 具体的な品物や物体を指す言葉です。 |
| 朋友 名詞 | 友達 | 友人や親しい知人を指す頻出語です。 |
| 水 名詞 | 水 | 飲み水や水全般を指す基本名詞です。 |
| 电话 名詞 | 電話 | 電話機や通話そのものを表します。 |
| 站 名詞 | 駅 | バス停や駅など交通機関の乗り場です。 |
| 学校 名詞 | 学校 | 教育機関全般を指す代表的な場所名詞です。 |
| 书 名詞 | 本 | 書籍や本全般を指す基本語です。 |
| 医院 名詞 | 病院 | 医療機関や病医院を指す場所名詞です。 |
状態を表す重要形容詞10選(10語)
物事の性質や人の感情・状態を描写する基本形容詞です。
| 中国語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| 好 形容詞 | 良い | 良好、適切、健康など広い意味で使われます。 |
| 大 形容詞 | 大きい | 体積、年齢、規模が大きいことを示します。 |
| 多 形容詞 | 多い | 数量や程度が多いことを表します。 |
| 小 形容詞 | 小さい | 規模や年齢、サイズが小さいことを示します。 |
| 新 形容詞 | 新しい | 新奇であることや新品であることを示します。 |
| 快 形容詞 | 速い | 速度が速いことや時間が差し迫る様子です。 |
| 重要 形容詞 | 重要な | 価値が高く大切であることを表します。 |
| 高 形容詞 | 高い | 位置や身長、数値が高いことを示します。 |
| 难 形容詞 | 難しい | 難易度が高く容易でないことを表します。 |
| 忙 形容詞 | 忙しい | 仕事や用事で多忙な状態を表します。 |
文法をつなぐ重要副詞・助詞・前置詞8選(8語)
語順や文末表現を正しく組み立てるための必須機能語です。
| 中国語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| 的 助詞 | の | 所有を表す「〜の」や名詞修飾を作ります。 |
| 了 助詞 | した | 動作の完了や事態の変化を表す助詞です。 |
| 不 副詞 | ない | 現在や未来の動作・状態を否定します。 |
| 和 前置詞 | と一緒に | 名詞同士を並列でつなぐ接続語です。 |
| 也 副詞 | も | 同類の事実を付け加える副詞です。 |
| 都 副詞 | みんな | 主語の範囲がすべて該当することを示します。 |
| 很 副詞 | とても | 形容詞述語文の前に置く基本副詞です。 |
| 吗 助詞 | か | 平叙文の文末に置いて疑問文を作ります。 |
使い分けに注意したい必須語7選(7語)
数字の数え方や否定詞、疑問詞など混同しやすいペアを整理します。
| 中国語 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| 二 | 二 | 番号や純粋な計算で「2」を数える語です。 |
| 两 | 二 | 量詞の前で具体的な数量「2つ」を数えます。 |
| 没有 動詞 | 持っていない | 過去の行為の未発生や所有の無さを表します。 |
| 什么 代名詞 | 何 | 事物や名称を尋ねる疑問代名詞です。 |
| 怎么 副詞 | どうやって | 方法や手段、理由を尋ねる疑問詞です。 |
| 几 代名詞 | いくつ | およそ10未満の少ない数字を尋ねます。 |
| 多少 代名詞 | どれだけ | 上限なく数量や金額などを尋ねる語です。 |
HSK 1級の単語レベルと必要語数の目安
HSK 1級は、中国語検定(中検)準4級相当のレベルに位置づけられており、最も平易な日常コミュニケーションの土台となる語彙が出題されます。一般的な目安として、旧基準では150語程度でしたが、新基準のシラバスでは500語前後の語彙習得が目安とされています。
| 検定試験 | 該当級 | 必要単語数の目安 | 到達レベルの目安 |
|---|---|---|---|
| HSK(漢語水平考試) | 1級 | 約500語 | 基本的な挨拶、自己紹介、簡単な質問の応答 |
| 中国語検定 | 準4級 | 約500語 | 基礎的なピンインの識別と極めて平易な文法理解 |
漢字圏の学習者は視覚的な意味推測が得意な反面、正確な発音や声調の習得が課題になりやすい特徴があります。まずは頻出単語の音と文字を一致させることが合格への近道です。
HSK 1級の単語の覚え方
HSK 1級の単語を最短で定着させるには、漢字単体ではなく「音・ピンイン・声調」をワンセットで捉える学習が欠かせません。
- 音声を聞きながら必ず声に出す: 中国語は声調言語です。好(hǎo)や去(qù)などの高低アクセントを耳で聞き、自分の声で再現する練習を繰り返しましょう。
- 短文・フレーズで覚える: 単語単体で暗記するより、我想喝水(水を飲みたい)のように語順が体感できる短文で覚えると実戦で使える記憶になります。
- 小テストと間隔反復の実践: 覚えた翌日、3日後、1週間後に日中・中日の双方向で確認テストを行い、忘却を防ぎます。
- 量詞とセットで結びつける: 一个人や两本书のように、名詞と量詞をひとかたまりで覚えることで、文法問題への即応力が高まります。
音声を聞き、好や去などの声調を自分の声で再現する
「我想喝水」のように語順が体感できる短文で暗記する
翌日・3日後・1週間後に日中・中日の双方向でテスト
「一个人」「两本书」のように名詞とひとかたまりにする
音・文字・語順をセットで捉えて効率よく覚えるためのポイントです。
学習スケジュールの例
忙しい方でも毎日10〜20分程度の学習を継続すれば、1か月ほどで506語を無理なく習得できます。
| 期間 | 1日の学習内容(目安15分) | 到達目標 |
|---|---|---|
| 第1週(1〜7日目) | 1日25語を新規学習(音声確認と音読) | 最頻出動詞・名詞を中心に約170語を把握 |
| 第2週(8〜14日目) | 1日25語を新規学習+前週の復習テスト | 累計350語まで拡大、疑問詞の使い方を習得 |
| 第3週(15〜21日目) | 1日25語を新規学習+弱点単語のチェック | 全506語の初期インプットを完了 |
| 第4週(22〜28日目) | 全単語の総復習(ピンイン・日本語訳確認) | 即座に意味と発音が引き出せる定着状態 |
試験・会話で単語を活かすコツ
試験や日常会話で単語知識を確実に得点へ結びつけるには、中国語特有の文法配置に慣れることが大切です。
語順を意識して単語を配置する
中国語は英語と同様に「主語+動詞+目的語(SVO)」が基本構造です。我喝水(私は水を飲む)のように、動詞の後ろに名詞が来る配置を身体に染み込ませましょう。
時間や場所を表す語の位置を押さえる
日本語と異なり、動作を行う「場所」や「時間」は基本的に動詞の前に置かれます。在学校学习(学校で勉強する)や今天去(今日行く)のように、前置詞句や日時名詞の並び順に注意してリスニングや読解に取り組みましょう。
否定詞の使い分けを整理する
現在の習慣や意志を否定する不と、過去の事実や所有の否定を表す没有を明確に区別して整理しておくと、文法問題での失点を防げます。
我喝水私は水を飲む
動詞の後ろに目的語を配置する基本構造を押さえましょう。
まとめ
HSK 1級の頻出506語は、今後の中国語学習を支える最も重要な土台となります。文字を目で追うだけでなく、ピンインと声調を意識しながら音声とともに反復学習を進めましょう。基礎単語を着実に身につけることで、検定合格だけでなく日常会話へのスムーズなステップアップが実現します。
よくある質問
- Q. HSK 1級合格に必要な勉強時間はどのくらい?
- 初学者からの場合、一般的な目安として総学習時間30〜40時間程度で合格が狙えます。1日30分の学習を2か月程度続ければ、基礎語彙と基本文法を十分に習得できます。
- Q. 漢字が書けなくても合格できますか?
- HSK 1級の試験には記述問題(手書きの作文)がなく、すべてマークシート形式の聞き取りと読解です。漢字を正確に書けなくても、見て意味と発音が理解できれば合格可能です。
- Q. 「不」と「没(没有)」の違いは何ですか?
- 不は現在の意志や普段の習慣、未来を否定する際に使います。一方、没有は過去にその動作を行わなかったことや、人・物を所有していない事実を否定する際に用います。
- Q. 「二」と「两」はどのように使い分けますか?
- 電話番号や日付、単純な計算など番号を数えるときは二を用います。個数や冊数など、後ろに量詞を伴って「2つの〜」と数量を表すときは两を用います。
































































































