適切
「適切」は中国語で何と言う?
「適切」に最も広く対応する中国語は「合适」と「适当」です。洋服のサイズや条件が自分に合っていて適切だと言いたいときは「合适」、状況に応じて度を越さずに適切に処置・調整するなら「适当」を用います。さらに、言葉遣いや言動の適切さには「恰当」や「得体」、処置の妥当性には「妥当」を使い分けます。
使い分け
- 合适
サイズ、条件、人選などがぴったり合っている状態を表します。日常会話で最も頻繁に使われる表現です。
这件衣服的大小很合适。
この服のサイズはとても適切です。
- 适当
過不足なく、程よい程度であることを表します。数量、運動、休養などを状況に合わせて調整する際によく使います。
平时需要进行适当的运动。
普段から適切な運動を行う必要があります。
- 恰当
言葉遣い、表現、処理の仕方がその場にぴったり合っていて非の打ち所がないニュアンスを持ちます。
他的用词非常恰当。
彼の言葉の選び方は非常に適切です。
- 妥当
計画、処理、方針などが理にかなっていて落ち度がないことを指し、硬い文章やビジネスで使われます。
这个解决办法比较妥当。
この解決方法は比較的適切です。
- 得体
主に身だしなみ、服装、立ち居振る舞い、挨拶などが身分やその場の礼儀に合っていて品があることを示します。
她的回答十分大方得体。
彼女の受け答えはとても自然で適切です。
- 到位
配慮や対策、仕事の実行が求められる基準にしっかり到達し、行き届いているという適切さを表します。
公司的安全措施做得很到位。
会社の安全対策はとても適切に行き届いています。
よくある間違い
✕ 这件衣服很妥当。
○ 这件衣服很合适。
「妥当」は方針や処理に使い、服のサイズや好みに合う意味では使えません。
✕ 适当的人选
○ 合适的人选
条件に合致する「適切な人選」という場合は「合适」を使います。
「適切」のよくある質問
Q. 「適切な対応」は何と言いますか?
Q. 「合适」と「适合」の違いは?
适shì当dàng
意味
- 形 適切
- 形 妥当
- 形 相応しい
恰qià当dàng
意味
- 形 適切
- 形 妥当
- 形 ふさわしい
例文
コアイメージ
場面や時刻にぴったり合う適切さ。
関連語
使い方
類義語との違い
恰当: 場面や時刻にぴったり合い、そのときにふさわしい様子を表す形容詞で、やや書き言葉寄りに使われる。
合适: 条件や用途にぴったり合っていて、使う・選ぶのにちょうどよい様子を表す形容詞。
适当: 時機や程度がほどよくて、過不足がなく適している様子を表す形容詞。
妥当: 判断や処置が合理的で正しく、受け入れられるだけの理由がある様子を表す形容詞。
合理: 理由や筋道が通っていて無理がなく、理にかなっている様子を表す形容詞。
中国語での定義
語源
「恰当」は「恰」と「当」から成り、「恰」は『恰好』などで「ちょうど」を示し、「当」は「当る」「適当」と同系で「ふさわしい」を示すため、合わせて場や時にぴったり合う意味になった。
コラム
- 日常では「恰当」はやや書き言葉寄りで、口語では「合适」を使うことが多く、「恰当的时机」「恰当的措辞」といった結びつきで見かけることが多い。
例文
コアイメージ
矢が的の中央に命中して動かない状態
関連語
使い方
類義語との違い
妥当: 目的や状況に合っていて、適切な判断や処置であること
合适: 状況や用途にちょうど合い、使うのにふさわしいこと
合理: 筋道が通っていて、無理や矛盾がないこと
恰当: 行動や言葉が場面に合って、ふさわしいこと
适当: 程度や方法がほどよく、過不足がないこと
中国語での定義
語源
「妥当」は会意的な語で、「妥」はなだめて落ち着かせる・適切に処理する意を含み、「当」は適合や命中を表す語であるため、合わせて『目的や状況に合致して合理的である』という意味を示すようになった。
コラム
- 口語ではやや硬い響きになるため、友人間の軽い会話では「合适」などより柔らかい表現が選ばれることが多い。
妥tuǒ
意味
- 形 適切
- 形 妥当
- 形 適当
例文
コアイメージ
物事が落ち着いて安全に収まる状態
関連語
使い方
類義語との違い
妥: 物事が落ち着いて安全に収まるように適切であること
妥当: 結論や方法が論理的で問題がないこと
妥善: 問題や事務の処理が適切に行われて良い状態になっていること
适宜: 状況に合わせて最もふさわしいやり方や時期であること
合理: 考え方や方法が道理にかなっていること
中国語での定義
語源
『妥』は古い字形に女を含む構成を持ち、本義は物事が安らかに収まることを示したとされる。そこから「妥当」「妥善」のように処理や判断の適切さを表す語義が発達した。
コラム
- 口語では単独の「妥」はあまり出ず、「这样安排不妥」のような否定形や「妥当」「妥善」といった複合語で使うことが多い点を覚えておくと会話で自然に聞き取れる。
到dào位wèi
意味
- 形 適切
- 形 的確
- 形 ぴったり
例文
コアイメージ
目的や要求に正確に合っていて抜けやズレがない状態
関連語
使い方
類義語との違い
到位: 目的や要求に正確に合っていて、抜けやズレがない状態
适当: 状況や目的にふさわしく、程度や方法がほどよく合っていること
恰当: 言葉や行動の選び方が場面に合っていて、不適切でないこと
妥当: 判断や処置が論理や条件に照らして問題なく受け入れられること
周到: 準備や配慮が細かく行き届き、抜けや不足がないこと
中国語での定義
語源
「到」は到達を表し、「位」は位置や程度を示し、二字を合わせると本来の位置や程度に達していることを意味し、そこから行為や対応が恰当であることを指す語になった。
コラム
- 口語でよく使われ、褒めるときは「做得很到位」、批評するときは「不到位」と言い、前後に動詞を付けて「安排到位」「准备不到位」などと使うと意味が明確になる。
例文
コアイメージ
条件や時期が要求にぴったり一致している状態。
関連語
使い方
類義語との違い
适宜: 対象と条件がちょうど合致して望ましい状態を示し、医療・気候・設計など具体的な場面で使われる。
合适: 用途や状況に合って問題がないことを示す。
适合: 物や人がある条件に適合していることを示す。
适当: 程度や処置の加減がちょうどよいことを示す。
中国語での定義
語源
『适宜』は二つとも「合う」「適する」を示す字で、『适』は到達や合致の意味を帯び、『宜』は適当であることを意味するため、合わせると「条件が合っている」という意味を強める語となった。
コラム
- 医療・気候・設計など具体的な条件を述べる場面でよく使われ、例文のように「这种温度对婴儿适宜」のように対象と条件を示す表現が自然で、日常会話では代わりに「合适」を使うことが多い。
例文
コアイメージ
言動や服装が礼儀と場面にふさわしく、控えめで整っている印象
関連語
使い方
類義語との違い
得体: 言動や服装が場の礼儀や雰囲気に合い、品があって整っている様子。
合适: 目的や場面にぴったり合っていて違和感がない様子。
适宜: 状況や条件に合っていて適している様子。
得当: 対応や判断が適切で問題にならない様子。
合身: 服が体の寸法に合っていて見た目と着心地が良い様子。
中国語での定義
語源
「得体」は「得(合适・得当)」と「体(体面・姿态)」が組み合わさった語で、もともとは外見や態度が体面を保ち礼にかなっていることを指し、現在は主に人の言行や装いの適切さを評価する語として使われる。
コラム
- 語感としてはフォーマルな場での評価に使われることが多く、親しい相手やくだけた場面では単に「看起来合适」や「合身」など口語的な言い換えが用いられる点に注意すること。
得dé当dàng
意味
- 形 適切
- 形 妥当
- 形 適当
- 形 適宜
例文
コアイメージ
歯車が正確にかみ合って機械がスムーズに動く状態
関連語
使い方
類義語との違い
得当: 行為や表現のしかたが適切で、目的や場面に合っていること
适当: 時期・程度・方法がほどよく、目的や状況に合っていること
合适: 条件や性質、サイズなどがぴったり合っていること
妥当: 判断や対応が合理的で、期待される基準に合っていること
恰当: 言動や選び方がちょうどよく、場の雰囲気や目的に合っていること
中国語での定義
語源
「得当」は二字の基本意味を重ねた語で、「得」は状態に至る・達成すること、「当」は相応しいことを示し、合わさって「その処理や判断が相応しく問題ない」という意になる。
コラム
- 搭配に注意が必要で、人を直接形容して「他很得当」と言うより「他的处理很得当」「他的说法很得当」のように行為や表現を評する場面で使われる。
贴tiē切qiè
意味
- 形 適切
- 形 妥当
例文
コアイメージ
説明や例が実際の状況とよく一致しているという印象
関連語
使い方
類義語との違い
贴切: 説明や例、表現が事実や状況とよく一致していて、ぴったり当てはまるさま
合适: 用途や状況に合っていて、選び方や使い方が適当であるさま
恰当: 言動や表現が場面や目的にふさわしく、適切に行われているさま
适当: 程度や方法が状況に見合っていて、ほどよく適しているさま
准确: 事実や数値、内容が誤りなく正しく一致しているさま
中国語での定義
語源
語は二字の合成で、『贴』が接近や密着を示し、『切』は適合・一致の意味を帯びるため、合わせて『言葉や例が事実や意図にぴたりと合う』という意味になった
コラム
- 日常会話では意見やたとえが的確であると認める場面で使われ、『很贴切』と評することで表現の当たり具合を強調する表現になる