「防ぐ」は中国語で何と言う?
日本語の「防ぐ」に最も一般的に対応する中国語は「防止」です。事故や悪化など好ましくない事態の発生を未然に止める際によく使われます。日常会話や複合語では短く「防」を使い、リスクや悪事を警戒して備えるときは「防范」、外敵や寒さなどの侵入・攻撃を食い止める場面では「抵御」を使い分けます。
使い分け
- 防止
事故、病気、再発など、望ましくない事態が起こらないように未然に食い止める際に最も幅広く使われる標準的な表現です。
我们要全力防止事故发生。
私たちは全力で事故の発生を防がなければなりません。
- 防
単独の動詞として日常会話で使われるほか、「防寒」「防水」のように複合語を作って何らかの害を防ぐ際によく用います。
出门多穿点,防感冒。
風邪を防ぐために、厚着をして出かけなさい。
- 防范
詐欺、犯罪、災害などのリスクに対して警戒態勢をとり、被害に遭わないよう前もって備えるというニュアンスを含みます。
提高警惕,防范网络诈骗。
警戒を高めて、ネット詐欺を防ぎます。
- 抵御
寒波、自然災害、外敵など、外から迫ってくる強い力や攻撃を押し返して持ちこたえる場面で使われる硬い表現です。
这种植物能抵御严寒。
この植物は厳しい寒さを防ぐことができます。
よくある間違い
✕ 防止身体好
○ 保持身体健康
「防止」の後ろには事故や悪化など好ましくない事柄しか置けません。
「防ぐ」のよくある質問
Q. 「未然に防ぐ」は何と言いますか?
Q. 「風邪を防ぐ」はどの語を使いますか?
例文
コアイメージ
門に鍵をかけて中に入れないようにする
関連語
使い方
類義語との違い
防止: 悪い出来事や望ましくない結果が起こらないように、前もって手段や対策をとること。
阻止: 他人や物の動きや進行を力や方法で直接止め、続けさせないようにすること。
预防: 病気や事故などが起きないように、前もって注意や準備をすること。
避免: 望ましくないことを起こさないように、行動や状況をさけること。
制止: 言葉や動作で人の行為をやめさせること。
中国語での定義
語源
この語は二つの漢字がそのまま結びついた合成語で、『防』は外から守ること、『止』は動きを止めることを表し、合わせて起こるのを未然に阻む意味になった
コラム
- 語義の近い語と使い分けが重要で、『防止』は出来事を未然に防ぐ一般語であるのに対し『阻止』は他者の行為を直接妨げる、『预防』は病気や事故を事前に予防する場面で使われる点に注意する
例文
コアイメージ
見張りや対策を事前に整えて危険の芽を摘む行為の場面
関連語
使い方
類義語との違い
防范: 予め危険を想定して対策を講じ、被害や損失が出るのを阻止すること。
防止: 事故や不正などが実際に起きるのを食い止めること。
预防: あらかじめ準備や対策をして、悪い結果を未然に防ぐこと。
警惕: 危険や問題に気づいて注意を強めること。
提防: 相手や状況に対して警戒心を持ち、被害を避けようとすること。
中国語での定義
語源
「防」には危険を阻む・守るという本義があり、「范」はもと模範や範囲を示すが、ここでは防備や措置を補強する役割を果たしており、二字で予防・警戒して事態を起こさないという意味になる。
コラム
- 口語では短く『预防』『小心』『防止』などを用いることが多く、会話で『防范』を使うとやや硬い表現になる点に注意する。
例文
コアイメージ
盾で来る攻撃を跳ね返して内部を守る動作
関連語
使い方
類義語との違い
抵御: 外部からの攻撃や有害な影響を受け付けないように防ぐ書き言葉の動詞。
保护: 人や物が危険にあわないように守る動詞。
防御: 攻撃や害に対して守り受け流す行為をする動詞。
抵抗: 力や圧力に逆らってその影響を受けないようにする動詞。
抵挡: 来る力や攻撃を体や物で受け止めて跳ね返す動作をする動詞。
中国語での定義
語源
『抵』は押し返す、受け止めて止めることを示し、『御』は防ぐ・制することを示す文字で、二字が合わさって外からの力や影響を受け止めて防ぐという意味になった。
コラム
- 書き言葉で使われることが多く、物理的な防護でも抽象的な悪影響の防止でも用いられるため、何を抵御するのかを具体的に示すと言いたいことが伝わりやすい。