「腕前」は中国語で何と言う?
「腕前」に当たる最も一般的な中国語は、手作業や料理などの技術を指す「手艺」です。一方、長年の修練で培った実力や深みには「功夫」や「功力」、芸事や高度な技術には「技艺」を用います。また、「腕前を披露する」のように特技や一手を見せる文脈では「一手」がよく使われます。
使い分け
- 手艺
職人の技や料理、裁縫など、手先を使う具体的な技術や腕前を指す最も日常的で身近な表現です。
他的烹饪手艺非常高超。
彼の料理の腕前は非常に素晴らしい。
- 功夫
長年の修練や努力の積み重ねによって身についた、確かな腕前や力量を指します。
这位木匠的功夫很深。
この大工の腕前はかなりのものだ。
- 一手
人に見せられる特別な特技や腕前を指し、「腕前を披露する」などの決まり文句でよく使われます。
他在大家面前露了一手。
彼は皆の前で腕前を披露した。
- 技艺
芸術や工芸、芸能など、専門的で高度な技術や腕前を指す、やや改まった表現です。
杂技演员的技艺令人惊叹。
雑技俳優の腕前には目を見張るものがある。
- 功力
書道、絵画、学問、演技などで、長年の鍛錬によって滲み出る奥深い腕前や実力を指します。
这幅画展现了他深厚的书法功力。
この絵は彼の奥深い書道の腕前を示している。
よくある間違い
✕ 我的手腕很好。
○ 我的手艺很好。
「手腕」は手首の部位、または政治的・社会的な「やり口・手腕」を指すため、技術の腕前には使えません。
「腕前」のよくある質問
Q. 「腕前を披露する」は何と言いますか?
Q. 「料理の腕前」はどう表現しますか?
例文
コアイメージ
職人の手仕事や家庭の料理など、手を使った熟練の本領
関連語
使い方
類義語との違い
手艺: 手を使って物を作ったり、料理や修理で見せる熟練した技術や腕前
技术: 仕事や作業を行うための専門的なやり方や知識
技能: 特定の作業をうまくこなすために身につけた実際の操作や技術
技艺: 芸術や工芸で表れる美しさや高度な手仕事の技術
本领: 実際に使える技能や、一人前に物事を成す能力
中国語での定義
語源
「手」は手の意味で、「艺」は元来技芸や工芸の技を示す字で、のちに総称的な「技術」の意味を持つようになった。両字の結合により、手を使う実際の熟練本領を表す語となった。
コラム
- 「学手艺」は職業的な技能を習う意味で使われることがあり、日常では「手艺好」「手艺不错」など短い表現で出来を褒めるのが自然である。
例文
コアイメージ
投入した時間や精力の積み重ねによる成果や技能
関連語
使い方
類義語との違い
功夫: 時間と努力を積んで身につけた技能や腕前
本领: 仕事や生活で役立つ技能や実力
手艺: 手や道具を使って物を作るときの熟練した技術
水平: ある分野や技能の習熟の程度やレベル
能力: 物事を行う力やできる度合い
中国語での定義
語源
『功』は成果や努力を示し、『夫』は語尾や人を示す用法を持つため、二字で結びついて仕事や事にかけた時間・労力を意味するようになり、そこから努力して身につけた技術や熟練を指すように変化した。
コラム
- 日常会話では'下功夫'が努力する意味、'没功夫'が時間や余裕がない意味でよく使われる点を覚えると会話での誤解を減らせる。
例文
コアイメージ
長年の経験で培った総合的な腕前を示す感覚
関連語
使い方
類義語との違い
一手: 在X上有一手のように分野を添えて使うことが多い、経験で磨かれた優れた腕前を表す口語表現。
本领: 習得して役に立つ技能や身につけた技量。
技巧: 物事を効果的に行うための細かいやり方や手法。
中国語での定義
語源
漢字の構成では『一』が数の一を示し『手』が手や技能を表すことから、元来は一回の着手や一つの技を意味した『一手』が、転じて人の総合的な本領や熟練度を表す言葉になった。
コラム
- 用法上は口語的で褒め言葉として使われることが多く、職業や趣味の腕前を伝えるときは「在X上有一手」のように分野を添えると聞き手に伝わりやすい。
例文
コアイメージ
訓練で磨かれた手仕事や演技の熟練した動き
使い方
類義語との違い
技艺: 長年の練習で身につき、細かい動きや表現に現れる高度な腕前。
技能: 学習や訓練を通して得た、特定の仕事や作業を遂行するための能力。
技术: 専門的な分野で用いる、物事を行うための方法や手順。
手艺: 手作業や工芸で見られる、ものを作る・直す際の巧みさ。
本领: 実際の場面で役立つ、個人が身につけた技能や処理する力。
中国語での定義
語源
字形では「技」が手偏で手の動きを示し音符を伴う形声字、「艺」は「藝」の簡化で芸事や技巧を示したため、手による技能を意味する語になった
コラム
- 学習者が相手の腕前を褒めるときは『我很佩服他的技艺。』のようにやや改まった語感になり、くだけた場面では『手艺不错』などの表現がよく使われる
例文
コアイメージ
内面に蓄えられた技の深さと、それが外に出る実力
関連語
使い方
類義語との違い
功力: 内面に蓄えられた訓練の成果としての技の深さと、それが外に出ることで示される熟練した腕前を表す言葉。
本领: 実際に使える、身につけた実践的な技や能力を指す言葉。
技术: 知識や方法をともなう、専門的な技能や手法を指す言葉。
能力: 仕事や課題を遂行するために発揮される個人の総合的な力を指す言葉。
实力: 客観的に示される、現実に及ぼせる力や強さを指す言葉。
中国語での定義
語源
武術語として内功や技の深さを指した用法があり、「功」は修練や成果、「力」は発揮する力を表して、習熟の結果を示す語となった。
コラム
- 武術や伝統芸能では敬意をこめた表現として使われる傾向があり、日常会話では同じ意味を伝えるために「本领」や「技术」を使うことが多い。
「腕前」は英語では
- 「腕前」 → expertnessprowess和英辞典で見る