英検1級 熟語 全315語
英検1級の熟語問題における出題傾向と学習の優先度
英検1級のリーディング大問1(短文空所補充問題)は、リニューアルに伴い全22問構成となっており、そのうち例年最後の4問程度が熟語・句動詞から出題されます。単語18問に比べて出題数が少ないため、「熟語は対策のコストパフォーマンスが悪く、捨ててもよいのではないか」と悩む受験者も少なくありません。
結論として、熟語を完全に捨てる戦略はおすすめできません。英検1級の一次試験は僅差で合否が分かれるため、熟語の4問を全滅させてしまうと合格ラインへの到達が厳しくなります。単語問題で全問正解を狙うよりも、頻出熟語を押さえて熟語4問中2〜3問を堅実に確保する方が、安定したスコアメイクにつながります。
英検1級の熟語は、一見すると見慣れない難解な表現に思えますが、使われている動詞や前置詞の多くは基礎的な単語です。語彙問題全体の底上げを図るためにも、優先順位を下げすぎず、主要な句動詞から着実に押さえていきましょう。
前置詞・副詞のコアイメージで整理する英検1級の重要熟語
英検1級レベルの熟語・句動詞を効率よく暗記する鍵は、結びついている前置詞や副詞のコアイメージを捉えることです。丸暗記に頼るのではなく、前置詞が持つ空間的な動きや状態変化を動詞の意味と掛け合わせることで、初見の組み合わせでも意味を推測しやすくなります。
主要な前置詞・副詞が持つ核となるイメージと、英検1級で狙われやすい代表的な熟語の対応関係を整理しました。
| 前置詞・副詞 | コアイメージ | 英検1級の頻出熟語 | 例文と日本語訳 |
|---|---|---|---|
| off | 分離・切断・急な発生 | fend off(〜をかわす・撃退する) buy off(〜を買収する) | The official fended off harsh questions from reporters.(その高官は記者からの厳しい質問をかわした。) |
| out | 内から外へ・徹底・消滅 | stamp out(〜を根絶する) flesh out(〜を具体化する) | The committee agreed to stamp out illegal transactions.(委員会は不正取引を根絶することで合意した。) |
| down | 下降・沈静化・強い圧力 | bear down on(〜に圧力をかける) boil down to(〜に帰着する) | The problem boils down to a lack of clear communication.(その問題は明確な意思疎通の不足に帰着する。) |
| up | 上昇・完了・表面化 | beef up(〜を強化する) crop up(突然現れる) | Unexpected errors cropped up during the software update.(ソフトウェア更新中に予期せぬエラーが突然現れた。) |
このように、「何かが完全に終わる」「外に向かって現れる」といった前置詞の働きを意識しながらインプットを進めると、記憶の定着率が大幅に向上します。
英検1級の熟語を短文空所補充・ライティング・面接で活かす解法技術
英検1級の大問1で熟語問題を解く際は、文脈判断と文法的な語法の両面からアプローチすることが重要です。空所の前後にある前置詞や目的語の有無に着目し、選択肢の句動詞が自動詞か他動詞かを見極めるだけで、紛らわしい選択肢を素早く消去できます。文脈のプラス・マイナス(順接・逆接)を把握した上で、主語と動詞の相性を吟味する練習を重ねましょう。
また、習得した熟語は大問1の対策にとどまらず、ライティング(要約問題・意見論述英作文)や二次面接(スピーキング)のアウトプットでも強力な得点源になります。例えば、単に strengthen と書く代わりに beef up を用いたり、summarize の代わりに boil down to を使いこなせたりすると、表現の多様性と自然な語彙運用能力を採点官に強く印象づけることができます。
熟語を学習する際は、意味の確認だけで終わらせず、例文を声に出して読み、自分で短文を作成するトレーニングを取り入れると、4技能すべての得点力向上に直結します。
- Q. 英検1級の大問1で熟語問題は何問出題され、何問正解を目指すべきですか?
- 短文空所補充問題(全22問)のうち、最後の4問程度が熟語から出題されます。合格を目指す上では、4問中2〜3問の正解を目標に設定するのが現実的かつ効果的な戦略です。
- Q. 英検1級の熟語が難しくて覚えられない場合、どのような勉強法が有効ですか?
- 動詞と前置詞を機械的に暗記するのではなく、結びついている前置詞のコアイメージ(分離、完了、下降など)を意識して論理的に理解することが有効です。また、例文を声に出して反復し、耳と口を使ってリズムごと覚えることで記憶の定着が促されます。




































































































