熟考する
「熟考する」の英語
「熟考する」は英語で think carefully about と言います。reflect on は過去の経験や考えを振り返るときに使い、ponder や mull over は時間をかけてじっくり考えるという意味で使えます。
「熟考する」の英語の使い分け
過去の経験や自分の考えを振り返り、その意味を深く考える表現です。
問題や決定について、答えを探しながらじっくり考える表現です。
選択肢や計画を時間をかけて考える、自然な口語表現です。
決断や人生の問題などを深く考える、やや硬い書き言葉です。
例文
コアイメージ
鏡や水面が入ってきた光や像の向きを変えて返す働きが基本で、そこから意見の表れ(反映)や心の熟考につながる
関連語
使い方
類義語との違い
reflect:
光や像をはね返す、または考えをめぐらせる
mirror:
鏡で像を映して外見を写す、思索の意味はない
echo:
声や音が反射して戻る、光や思考の意味はない
英英
To show an image of someone or something on a surface like a mirror, glass, or water; to send back light, heat, or sound that hits a surface; to think deeply about something or express thoughts that have been considered.
語源
reflectは、ラテン語reflectere(re=戻る+flectere=曲げる)から来て、「戻って曲がる」というイメージが光や音を返す動作につながり「~を反射する」の意味になった
コラム
- 鏡や水面で光や像を返す場面ではそのままreflectを使い、考えを深める意味はreflect on+対象、意見や結果が現れる意味はbe reflected inやreflect A in Bの形で表れる。
例文
She reflected on her performance after the presentation.
彼女は発表後に自分のパフォーマンスを熟考した。
コアイメージ
鏡で映すように過去や情報を振り返り、意味やつながりを探る
関連語
類義語との違い
reflect on:
経験や情報を振り返り、深く考える
consider:
選択肢や意見を比較して検討する
think about:
あることについて広く考える一般的表現
think over:
結論の前にじっくり考える
英英
To think carefully about something, considering its meaning or importance.
語源
reflect onは、reflect=映す・振り返る、on=〜について。心に映した像をその場で見直す動作のように、〜を深く考えることを表す。
コラム
- reflect on は単語 reflect(反射する)と混同しやすいが、ここでは光の反射ではなく自分や事柄について内省的に考える意味を持つ
例文
コアイメージ
心の目で物事をゆっくり眺め、いろいろな角度から考えを巡らせる。
関連語
使い方
類義語との違い
contemplate:
じっくり深く考え、心に思いめぐらす
think:
一般的に考える、幅広く使う「考える」
consider:
選択肢や理由を慎重に考え、検討する
英英
To think deeply and seriously about something, especially when considering future actions or possibilities.
語源
contemplateは、ラテン語のcontemplari(con-+templum)が語源で、神や物を静かに見つめる意味から転じて「じっくり考える」になった
コラム
- contemplateは書き言葉で目にすることが多く、話し言葉ではやや硬い印象があるため、フォーマルな文章や内省的な描写で用いられることが多い
例文
He ponders his future.
彼は将来について熟考する。
コアイメージ
頭の中で情報をゆっくり組み合わせて答えを探す行為
関連語
使い方
-
ponder something
何かについて熟考する
-
ponder over something
〜について思案する
-
ponder whether
〜かどうか思案する
類義語との違い
ponder:
じっくり深く考える、熟考する
think:
日常的に物事を考える、広い意味の「考える」
consider:
選択や判断のために注意深く検討する
reflect:
過去や経験を振り返って深く考える
英英
To think carefully and seriously about a problem, a difficult question, or an event for a period of time.
語源
ponderは、ラテン語のponderare「重さをはかる」から来て、考えを比べて重さを量るように扱う意味で広がり、英語で「熟考する」を表す。
コラム
- 多くの場合目的語を伴い、ponder the questionやponder the decisionのように問題や選択肢をじっくり考えるときに使い、ponder over〜の形もある
例文
コアイメージ
静かに心を落ち着け内面を観察する行為、または一つの事を深く考え抜くこと
関連語
使い方
-
meditate on
〜を熟考する
-
meditate upon
〜を熟考する
類義語との違い
meditate:
静かに心を落ち着けて内面を見つめる
think:
一般的に考えることで意見や判断を形成する
concentrate:
注意を一点に絞って集中する
reflect:
過去や経験を振り返って深く考える
英英
To think deeply and seriously about something, or to spend time in a quiet and calm state to relax or for spiritual reasons.
語源
meditateは、ラテン語のmeditari(心を整える、深く考える)から来て「瞑想する」という意味になった
コラム
- 英語の文章では前後の語やon/upon/aboutの有無で『静かな瞑想』か『熟考』かを判断する手がかりになる
例文
コアイメージ
目的をはっきりさせて、注意深く選んだやり方で行動や判断をする。
関連語
使い方
類義語との違い
deliberate:
意図的で、慎重に行われたさま
intentional:
意図的で故意に行われたこと
conscious:
気づいていて意識的に行うこと
planned:
事前に計画されていること
英英
Done with intention or purpose; done slowly and carefully, often after careful thought.
語源
deliberateは、ラテン語deliberatus(よく考えられた)から入り、もともと「よく考えて判断する=意図的な」という意味だ。
コラム
- deliberateは行為や決定を表す際に、わざと行ったことと、ゆっくり慎重に行うことの両方で使われるため、文脈でどちらかを判断する必要がある。
例文
コアイメージ
頭の中で問題をじっくり回して答えや理由を探る
関連語
使い方
-
cogitate on
〜について熟考する
-
cogitate upon
〜について熟考する
-
cogitate about
〜について熟考する
類義語との違い
cogitate:
深くじっくり考える、熟考する
think:
普通に考える、思う(最も一般的)
consider:
判断や選択のためによく考える、検討する
英英
語源
cogitateは、ラテン語cogitare(考える)に由来し、思考を繰り返し動かすというイメージから「深く考える」の意になった。
コラム
- 論説や学術的な文章で用いられるやや硬い語で、丁寧に論点を整理する場面で使われることが多い。
例文
They are mulling over whether to move.
彼らは引っ越すかどうかを熟考している。
コアイメージ
心の中で考えごとをゆっくり回して、細かい点やつながりを確かめる行為
関連語
類義語との違い
mull over:
じっくり考えて結論を出そうとする
think:
普通に考える・思う。幅広い場面で使う基本語
consider:
よく考えて判断・検討する。比較や評価をして結論を出すイメージ
英英
To think carefully about something for a period of time before making a decision.
語源
mull overは、mullが『考える』の意を持ち、overが『〜にかけて・徹底的に』のニュアンスを加え、考えを広く深くめぐらせる意になる
コラム
- 選択肢を時間をかけて検討していることを伝える表現で、口語でも書き言葉でも自然に使われる
例文
コアイメージ
他者と意見を交わしたり自分で考えを巡らせて熟考する
英英
To discuss something with others or to think about it thoroughly oneself before making a decision.
語源
chew overは、元来のchewの具体的動作が比喩として思考や議論に適用され、動詞と副詞の組み合わせで議論したり心の中で考えたりする意になった
コラム
- 書き言葉ではconsiderやexamineが選ばれる場面がある一方、chew overは会話で自然に使われ提案や案に対する一時的な思案を表す
例文
She ruminated over the proposal before responding.
彼女は返事をする前にその提案について熟考した。
コアイメージ
同じ問題を頭の中で繰り返し咀嚼して熟考する
英英
To think about something repeatedly and carefully, often turning it over in the mind before responding.
語源
ruminateは、ラテン語ruminare「反芻する」から、動物の反芻の比喩が思考の反復を表すようになり熟考する意味を帯びるようになった
コラム
- 心理学ではruminateは否定的な反すう思考を指す用法があり、日常ではruminate on/overで考えを巡らせるという中立的な意味で使われることが多い
「熟考する」のレベル別の例文
「熟考する」を英語にするときのよくある間違い
× I contemplated about the problem.
○ I contemplated the problem.
contemplate は他動詞なので、熟考する対象をそのまま目的語に置き、通常 about は付けません。
× I reflected my future.
熟考する意味では、reflect の後に on が必要です。