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動名詞の使い方完全ガイド

動名詞の使い方完全ガイド

動名詞とは、動詞の語尾に -ing を付けて「〜すること」という名詞の働きを持たせた形です。文中では主語・目的語・補語・前置詞の目的語の4箇所で使えます。不定詞との使い分けや動名詞を好む動詞のルールを押さえることで、日常会話でも自然な英語表現がスムーズに使えるようになります。

初級読む時間 約6分「準動詞」2/31✓ 読んだ項目

この項目のポイント

先に読むと分かりやすい: 不定詞(to 不定詞)の3用法

動名詞の使い方とは(結論)

動名詞は「動詞の原形 + -ing」の形で、名詞と同じように「〜すること」という意味を表します。動作そのものを一般的な概念や名詞として捉えるときに使われます。

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原形動名詞意味変化のルール
readreading読むこと語尾にそのまま -ing をつける
makemaking作ること発音しない e を取って -ing をつける
runrunning走ること短母音+子音字は末尾を重ねて -ing
lielying横たわること語尾の ie を y に変えて -ing

動名詞は名詞の性質を持ちながら動詞としての性質も残しているため、直後に目的語や修飾語を伴ってカタマリ(名詞句)を作ることができます。例えば reading books /riːdɪŋ bʊks/ で「本を読むこと」というひとかたまりの名詞として扱います。

解説動画英語の文法

動名詞

動名詞の解説動画
英語・文法 第14章 動名詞 4:31モチタンの授業動画で続けて学ぶ
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動名詞が果たす4つの役割

動名詞は名詞と同じ働きをするため、文の基本要素である「主語」「動詞の目的語」「補語」「前置詞の目的語」の4つの位置に置くことができます。

特に「前置詞の後ろは必ず名詞・動名詞」という規則は、英文法における極めて重要な鉄則です。

動名詞が置かれる4つの位置
動名詞の役割

文の主語(S)

  • 原則として単数扱い
  • Learning languages is fun.

動詞の目的語(O)

  • 他動詞の直後に置く
  • I enjoy cooking and hiking.

補語(C)

  • 主語の状態や内容を説明
  • My goal is passing the exam.

前置詞の目的語

  • 前置詞の後ろは必ず動名詞
  • Thank you for helping me.

動名詞は名詞と同じ働きをするため、文の主要な4か所に置くことができます。

動名詞だけを目的語にとる動詞

英語の動詞には、目的語に不定詞(to + 動詞の原形)を取れず、動名詞(-ing)しか取れない動詞があります。これらは「過去の出来事」「現実に起きていること」「取りやめ・回避」といったニュアンスを持つのが共通点です。

動詞意味例文
enjoy楽しむDo you enjoy cooking?(料理は楽しんでる?)
finish終えるI finished painting the mural.(壁画を描き終えたよ。)
stopやめるI can't stop laughing.(笑うのが止まらない。)
avoid避けるWe should avoid using phones while driving.(運転中は携帯を使わないようにしよう。)
mind気にするWould you mind closing the window?(窓を閉めていただけますか?)
practice練習するHow can I practice speaking?(どうやって話す練習をすればいい?)

頭文字をとった「MEGAPFEPS(メガフェップス)」などの覚え方で知られますが、「すでに始まっていることや現実を扱う動詞」と理解すると記憶に残りやすくなります。

前置詞の後は必ず動名詞

前置詞(in、at、on、about、for、without など)の後ろに動作を置く場合、必ず動名詞を使います。不定詞(to do)を前置詞の直後に置くことはできません。

日本人が特につまずきやすいのが、接続語句に含まれる to が「不定詞の to」ではなく「前置詞の to」であるパターンです。前置詞の to の後ろには動詞の原形ではなく動名詞が続きます。

表現意味例文
look forward to -ing〜を楽しみに待つI'm looking forward to seeing you.(あなたに会うのを楽しみにしています。)
be used to -ing〜に慣れているI am used to getting up early.(私は早起きに慣れています。)
object to -ing〜に反対するHe objected to changing the plan.(彼は計画の変更に反対した。)

迷ったときは、to の後ろに通常の名詞(例えば it や the event)を代入できるかどうかを確認してください。代入できれば前置詞の to であるため動名詞を使います。

前置詞の to かどうかの見分け方
1表現を確認

to を含む表現(look forward to など)を見る

2名詞を代入

to の後ろに it や the event などを入れてみる

3文意を判定

名詞を入れて意味が通じれば「前置詞の to」

4動名詞を置く

後ろには原形ではなく動名詞(-ing)を使う

後ろに名詞を代入できるか試すことで、前置詞の to かどうかを判定できます。

動名詞の意味上の主語と否定形

動名詞が表す動作を行う人が、文全体の主語と異なる場合は「意味上の主語」を動名詞の直前に置きます。また、動名詞を否定する場合は直前に not または never を置きます。

意味上の主語の表し方

意味上の主語には所有格(my / his / their)を使うのが正式な文法ですが、日常会話では目的格(me / him / them)も非常によく使われます。

動名詞の否定形

動名詞の否定は直前に not を置くだけです。助動詞の don't などは使いません。
He apologized for not calling earlier.(彼はもっと早く電話しなかったことを謝罪した。)
否定の語順「not -ing」は試験でも頻出のポイントです。

意味上の主語と否定形のポイント
🖋️所有格(正式)

直前に所有格(my/hisなど)を置く。Do you mind my smoking here?

💬目的格(口語)

会話では目的格(me/himなど)も多用。Do you mind me smoking here?

🚫否定形(not -ing)

直前に not や never を置くだけ。助動詞の don't などは不使用。

動名詞の主語や否定は、動名詞の直前に置く語句の位置がポイントです。

動名詞と現在分詞の見分け方

動名詞も現在分詞も同じ「動詞 + -ing」の形をとりますが、文中での品詞の役割がまったく異なります。動名詞は「名詞」として働き、現在分詞は「形容詞」または「副詞」として働きます。

項目動名詞現在分詞
品詞の働き名詞(主語・目的語・補語)形容詞(名詞修飾・補語)/副詞
基本的な意味「〜すること」「〜している(能動・進行)」
例文My hobby is reading.(趣味は読書です)He is reading a book.(彼は本を読んでいる)
名詞を修飾する例a sleeping car(寝台車=寝るための車)a sleeping baby(眠っている赤ちゃん)

見分けるコツは、日本語で「〜すること」と訳して意味が通じるかどうかです。通じれば動名詞、動作の進行や状態を表して名詞を修飾・叙述していれば現在分詞と判断できます。

辞典の例文で見る動名詞の使い方

英文和訳ポイント
I can't stop laughing. ▶笑うのが止まらない。stop の目的語として動名詞をとる典型例
How can I practice speaking? ▶どうやって話す練習をすればいい?practice の目的語に動名詞を置く用法
I enjoy cooking and hiking. ▶料理とハイキングを楽しんでいます。enjoy の目的語として名詞と並列された動名詞
Can I suggest changing the intro a bit? ▶冒頭を少し変えることを提案してもいい?suggest の後ろに動名詞を置く提案の表現
I finished painting the mural. ▶壁画を描き終えたよ。finish の目的語として完了を表す動名詞
We should avoid using phones while driving. ▶運転中は携帯を使わないようにしよう。avoid の目的語として回避対象を表す動名詞
Could we consider outsourcing the report preparation? ▶報告書の作成を外注することを検討してもよろしいですか?consider の目的語に動名詞を置く丁寧な提案
Would you mind closing the window? ▶差し支えなければ窓を閉めていただけますか?mind の目的語に動名詞を置く丁寧な依頼表現

確認問題(5問)

  1. 次の文の空所に入る最も適切なものはどれですか。「Thank you for ( ) me.」

    答えと解説

    正解: helping
    前置詞の直後には動詞の原形や不定詞ではなく、必ず動名詞を置くという規則があります。

  2. 次のうち、動名詞の否定形として正しい英文はどれですか。

    答えと解説

    正解: He apologized for not calling earlier.
    動名詞を否定する場合は、助動詞 don't などを使わず直前に not または never を置きます。

  3. 「Do you mind my smoking here?」における「my」の説明として本文に基づき正しいものはどれですか。

    答えと解説

    正解: 動名詞の意味上の主語を表している
    動名詞の動作主が文の主語と異なる場合、動名詞の直前に所有格(または口語の目的格)を意味上の主語として置きます。

  4. 「look forward to」の後ろに動詞を置くときの形として本文に合致するものはどれですか。

    答えと解説

    正解: look forward to seeing
    look forward to の to は前置詞の to であるため、後ろには動詞の原形ではなく動名詞(-ing)が続きます。

  5. 動名詞と現在分詞の違いについての記述として、本文に照らして誤っているものはどれですか。

    答えと解説

    正解: 現在分詞は名詞として主語や目的語になる
    本文において、動名詞は名詞(主語・目的語・補語)として働き、現在分詞は形容詞や副詞として働くと説明されています。

動名詞と名詞の違いとは?使い分ける文法ルール

動名詞と通常の名詞は、どちらも文中で主語や目的語になれる点では共通していますが、「動詞の性質を残しているかどうか」に決定的な違いがあります。文法上の使い分けポイントは主に2点あります。

1点目は「目的語を直接取れるかどうか」です。動名詞はもとが動詞であるため、直後に名詞の目的語をそのまま従えてreading books(本を読むこと)のように名詞句を作れます。一方、純粋な名詞(arrival や reading が純名詞化したものなど)は目的語を直接取れず、arrival of the train(電車の到着)のように前置詞が必要です。

2点目は「修飾する語の種類」です。動名詞は動詞の性質を持つため副詞で修飾されますが、通常の名詞は形容詞で修飾されます。

項目動名詞(例: reading)名詞(例: book, arrival)
目的語直接取れる(reading a book)直接取れない(前置詞 of などが必要)
修飾語副詞で修飾する(reading carefully)形容詞で修飾する(careful reading)
冠詞(a/the)原則として冠詞は付けない可算名詞には冠詞や複数形が必要

動作の広がりや目的語を伴う活動を表現したいときには、名詞ではなく動名詞を選択します。

動名詞と不定詞で意味が変わる動詞一覧

英語の動詞の中には、後ろに動名詞を置くかto不定詞を置くかで文全体の意味が大きく変化するものがあります。これは、動名詞が持つ「すでに体験したこと・過去や現実の動作」というニュアンスと、to不定詞が持つ「これから向かう未来・意図」というニュアンスの違いから生まれます。試験や実用英語で頻出する代表的な動詞の違いを押さえましょう。

動詞動名詞(過去・現実志向)to不定詞(未来・意図志向)
rememberremember -ing(過去に〜したことを覚えている)
I remember meeting her.(彼女に会ったのを覚えています。)
remember to do(忘れずにこれから〜する)
Remember to call him.(忘れずに彼に電話してください。)
forgetforget -ing(過去に〜したことを忘れる)
I forgot locking the door.(鍵を掛けたことを忘れていました。)
forget to do(〜し忘れる)
Don't forget to lock the door.(鍵を掛け忘れないでね。)
trytry -ing(試しに実際に〜してみる)
I tried drinking the tea.(試しにそのお茶を飲んでみた。)
try to do(〜しようと試みる・努力する)
I tried to drink the tea.(そのお茶を飲もうとした[けど熱すぎた]。)
regretregret -ing(過去に〜したことを後悔する)
I regret saying that.(あんなことを言ったのを後悔している。)
regret to do(残念ながらこれから〜する)
I regret to inform you.(残念ながらお知らせしなければなりません。)

動名詞の完了形と受動態の作り方

動名詞の基本形は「動詞の原形 + -ing」ですが、文全体の述語動詞よりも前の「過去の出来事」を明確に示したい場合や、「〜されること」という受け身の意味を表したい場合には、完了形や受動態の形を用います。

完了形の動名詞(having + 過去分詞)

動名詞が表す動作が、主節の動詞の時制よりも「過去(以前)」であることを明示したいときは、having + 過去分詞 の形を取ります。

He is proud of having won the race.
(彼はレースで優勝したことを[今]誇りに思っています。)

述語動詞の is(現在)よりも前に「優勝した(過去)」ことが伝わります。

受動態の動名詞(being + 過去分詞)

動名詞の意味が「〜されること」と受動の意味になる場合は、being + 過去分詞 で表します。

She dislikes being treated like a child.
(彼女は子ども扱いされるのが嫌いです。)

前置詞の後ろで受け身を表現したい場合にも多用される用法です(例: without being noticed「気づかれることなしに」)。

「動名詞」のよくある疑問

動名詞だけを目的語にとる動詞完了動名詞の意味と使い方to+動名詞をとる英語表現名詞と動名詞の違い中2英語動名詞の練習問題と解き方英語の動名詞の練習問題

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よくある質問

Q. 動名詞と不定詞はどう使い分けますか?
動名詞は「過去やすでに行っている現実の動作」を表す傾向があり、不定詞(to do)は「これから行う未来の動作や意図」を表す傾向があります。動詞によってどちらを取るかが決まる場合も多いです。
Q. stop to do と stop -ing の違いは?
stop -ing は「〜するのをやめる(動作の中止)」という意味です。一方、stop to do は「〜するために立ち止まる(目的)」を表し、to do は stop の目的語ではなく副詞的用法です。
Q. 動名詞の意味上の主語はどちらが普通?
フォーマルな文章や学術的な文脈では所有格(my, his など)が好まれますが、現代の日常会話では目的格(me, him など)を使うのが一般的です。
Q. 動名詞の前に a や the などの冠詞をつけることはできますか?
動名詞には原則として a や the などの冠詞はつけません。動名詞は動詞の性質を色濃く残しているため、数えられない不可算名詞として扱われます。ただし、building(建物)や painting(絵画)のように完全に独立した名詞として辞書に掲載されている語には、a や the がつきます。
Q. 動名詞の完了形(having + 過去分詞)はどのようなときに使いますか?
文全体の述語動詞よりも「前の時点に起きたこと」をはっきり区別して伝えたいときに使います。例えば He denies having stolen the money.(彼はお金を盗んだことを否定している)のように、「否定している(現在)」ことよりも「盗んだ(過去)」ことが過去であることを明確に表現できます。

2026年9月25日更新・モチタン辞典編集部

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