事実上
「事実上」の英語
「事実上」は英語で virtually と言います。ほとんど同じ状態を表す一般的な副詞です。正式ではなく実際にそうなっている場合は in effect や de facto、実質的な結果を強調する場合は effectively が使えます。
「事実上」の英語の使い分け
実際には完全でないものの、ほぼそうだと言う一般的な副詞です。
形式上の表現とは別に、実際にはそうだと述べる表現です。
実際の結果として、事実上そうなったことを強調します。
正式な肩書きや決定はなくても、実態としてそうだと示します。
例文
コアイメージ
実際には完全でないが、見た目や働きはほぼ同じである状態
関連語
使い方
-
virtually all
ほとんどすべて
-
virtually impossible
ほとんど不可能な
-
virtually no
ほとんどない
類義語との違い
virtually:
見た目や結果はほぼ同じだが厳密には違う
almost:
欠けは小さく、ほぼ完全を表す
nearly:
時間的に直前で『ほとんど〜』の感覚
英英
Almost completely; in a way that is very close to being true or real, but not exactly.
語源
virtuallyは、形容詞virtual(本質的・実質的)に副詞を作る-lyがついてできた語で、本来は「実質的に」という意味が縮まり「ほとんど」を表すようになった
コラム
- 文法的には副詞で動詞や形容詞を修飾し、The work is virtually finishedのようにbe動詞+virtually+過去分詞で『事実上終わっている』と表す
例文
コアイメージ
手段が効いて目的が確実に達成されるという感覚で、文脈次第では『事実上/実質的にそうなっている』という面も含む
関連語
使い方
-
use effectively
効果的に使う
-
communicate effectively
効果的に伝える
-
learn effectively
効果的に学ぶ
類義語との違い
effectively:
手段が効いて目的を確実に達成する、文脈で事実上の意味も
well:
うまく、望ましい結果を出す様子
successfully:
目標を達成して成功する様子
efficiently:
時間や労力を節約して効果を出す様子
英英
語源
effectivelyは、形容詞effective(効果的な)に副詞を作る接尾語-lyがついて『効果的に』になった
コラム
- 日常では効果的にという意味で使われる一方、文や場面によってはeffectivelyが『事実上・実質的に』の意味で用いられ(例:effectively banned=事実上禁止された)、意味が変わることがある。
例文
コアイメージ
公式な言葉や決まりとは別に、実際にはそう機能している状態。
類義語との違い
in effect:
公式の定めと別に、実際にそう機能している状態
effectively:
結果や効果に注目し、『事実上』とほぼ同義
in practice:
実際の運用や習慣に着目し、現実のやり方を示す
virtually:
ほとんど〜であることを示し、完全な同一ではない
英英
Used to explain that something is true or exists in practice, even if it is not officially stated or recognized.
語源
in effectは、in=〜において、effect=結果や効力。結果や効力がある状態にあることを示すので、名目とは違い現実に効いている=事実上という意味になる。
コラム
- 英作文や長文で「in effect」を用いると理由や結論をまとめて簡潔に「事実上〜である」と示せる。
例文
コアイメージ
正式には決まっていないが、現実にはそうなっている状態
関連語
類義語との違い
de facto:
公式でないが事実上そうな状態
actual:
実際に起きていることや存在していることを指す
real:
現実にあること、本物である状態を指す
effective:
効果や機能が働いて結果的にそうなる状態を指す
英英
Existing in reality or practice, even if it is not officially recognized or documented.
語源
de factoは、de=〜から・〜に関する、facto=事実。合わせて『事実上の』という意味になり、形式は違っても現実にそうなっていることを指す。
コラム
- 名詞の前に置かれてleaderやcapitalなどと組み、形式上はそうでなくても実態としてそうなっていることを簡潔に示す表現として報道で頻出する。
例文
コアイメージ
見た目や設計の差はあっても働きや結果に注目して機能的に評価することを示す
英英
語源
functionallyは、function(働き・作用)に副詞を作る-allyが付いた語で、functionはラテン語fungi「果たす」由来で働きや作用を表す
コラム
- functionallyは機能や動作の面を強調する語で、機能が等しいことを述べる際にidenticalなどと組んで使われることが多い
例文
コアイメージ
事実上および実務上の可否に着目して、実際の差や実行可能性がほとんどないことを示す
英英
Nearly or in practical terms; indicating that in actual practice there is effectively no meaningful difference or that something can be carried out in a practical way.
語源
practicablyは、形容詞practicable(実行可能な、実用的な)に副詞化の-lyが付いた語で、practicableはラテン語を経て実務に関する意味を帯びた
コラム
- practicablyはpracticallyと綴りが似るが、実務や可否に関する文脈で用いられることが多く口語ではpracticallyが代用される場合がある