取り繕う

「取り繕う」の英語

「取り繕う」は英語で gloss over と言います。問題を表面上ごまかすなら gloss over、対立や欠点を一時的に隠すなら paper over が自然です。本心を隠して装う場合は、やや硬い dissemble を使います。

「取り繕う」の英語の使い分け

dissemble

[US] disémbəl [UK] disémbəl

意味

dissembleのイラスト

例文

He tried to dissemble his true feelings.

彼は自分の本心を隠そうとした。

コアイメージ

言葉や態度で本当のねらいや気持ちを別のものに見せかけてかくす

関連語

使い方

  • dissemble one's feelings

    気持ちを隠す

類義語との違い

dissemble: 本心や意図を隠して別の印象を与える
hide: 物や事実を見えないように隠す

英英

To hide your real feelings or thoughts from others.

語源

dissembleは、ラテン語 dissimulare(偽って隠す)→古フランス語 dessembler を経て英語に入り、『~を隠す』の意味になった

コラム

  • 会話ではやや堅めの語で、文学や報道で人物の裏の感情や意図を描写する際によく用いられる

例文

He glossed over the financial problems in the report.

彼は報告書の財務問題を取り繕った。

コアイメージ

表面だけをつるつるにして、下の傷や問題を見えにくくする

関連語

類義語との違い

gloss over: 問題や欠点を軽く触れて取り繕う
cover up: 悪事や失敗を隠してごまかす
play down: 問題の重大さを小さく見せて軽く扱う

英英

To avoid discussing something negative or to make it seem less important than it really is.

語源

gloss overは、gloss=光沢や注釈で表面をよく見せるもの、over=上から覆うの意を組み合わせた形。表面だけ良く見せて問題を隠すことから「取り繕う」意味になる。

コラム

  • 報告書や会話で事実の説明を省いて重要さを薄める場面で使われ、特にgloss over the fact that~の形で問題をぼやかす表現になる。

例文

The manager papered over the errors before the audit.

マネージャーは監査の前に誤りをうわべだけ取り繕った。

コアイメージ

薄い紙で傷やすきまを覆い、見た目だけをきれいにする

関連語

類義語との違い

paper over: 問題や欠点を一時的に隠す
cover up: 不都合な事柄をこっそり隠す
hide: 物や情報を見えないようにする
conceal: 故意に隠して見つからないようにする

英英

To hide or cover up a problem or difficulty instead of dealing with it directly.

語源

paper overは、paper=紙、over=上にかぶせるを合わせた形。上から紙でふさぐイメージで、問題や不都合をその場しのぎで隠す意味になる

コラム

  • paper over the cracksは欠点を一時的に隠すイディオムで、会議や政治・ビジネスの場面で表面的な対処を指す

例文

She tried to dissimulate her disappointment with a smile.

彼女は笑顔で失望を装おうとした。

コアイメージ

装うように本心や意図を外に見せないように振る舞う

英英

To disguise or conceal one's true feelings, intentions, or character by feigning or putting on a false appearance.

語源

dissimulateは、ラテン語の接頭辞dis-(離れる・否定)とsimulare(まねる、装う)に由来し、「本当の状態を離れて見せる=本心を隠す」という意味に発展した

コラム

  • dissimulateはやや文語的で感情や意図を巧妙に隠す場面で用いられ、日常会話ではより簡単な表現に言い換えられる

例文

She added a gloss to explain the rare term in the manuscript.

彼女は写本の稀な用語を説明するために注釈を加えた。

コアイメージ

文章や語句に補足説明として短く付け加える注釈

英英

A brief explanatory note added to a word or passage in a text to clarify its meaning or translation.

語源

glossは、ギリシャ語glōssa(舌、異言の語)をラテン語・古フランス語を経て借用し、中世の写本で語句説明を指す用語として定着した。

コラム

  • 学術書や辞書ではglossは短い注釈を指し、口語のgloss overは事実を取り繕う意味で用いられる点に注意

例文

They plaster over problems with a quick excuse.

彼らは簡単な言い訳で問題を取り繕う。

コアイメージ

問題や欠点を表面だけ覆って取り繕うこと

英英

To conceal or hide faults, problems, or defects by covering them superficially.

語源

plaster overは、壁のひびや傷を漆喰で塗って隠す文字どおりの行為から、転じて問題を表面だけ取り繕うという意味になった。

コラム

  • 漆喰で塗って隙間を隠す物理的な行為が比喩化して、言い訳などで問題を一時的に取り繕う表現になっている

例文

She applied a coat of varnish to the old chair.

彼女は古い椅子にニスを塗った。

コアイメージ

表面に薄い光沢の層を作り保護する

英英

a clear liquid applied to wood or other surfaces that dries to form a hard, protective, glossy coating

語源

varnishは、古フランス語vernisから英語に入った語で、さらに中世ラテン語vernix(樹脂・塗料)にさかのぼる

コラム

  • varnishは名詞で塗料のニスを指すと同時に動詞でつやを出すや事実をうわべだけ良く見せるという意味でも使われる

「取り繕う」のレベル別の例文

「取り繕う」を英語にするときのよくある間違い

  • × I glossed the problem.

    ○ I glossed over the problem.

    gloss overで「問題を軽く扱う、取り繕う」という意味になります。

「取り繕う」の英語についてよくある質問

Q. 「取り繕う」を英語で一言で言うと?
問題を表面上ごまかす意味なら gloss over が一般的です。本心を隠して装う意味では dissemble も使えますが、やや硬い語です。
Q. gloss over と paper over の違いは?
gloss over は問題や事実を詳しく扱わず、重要性を薄める表現です。paper over は対立や欠点を根本的に解決せず、表面的に隠す表現です。
Q. 「取り繕う」のビジネスメールでの言い方は?
問題を軽く扱ったことを述べるなら gloss over が使えます。ただし、相手に配慮したメールでは、問題を隠したと直接言わず、事実を明確に説明する表現が一般的です。

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