「だいたい」は中国語で何と言う?
「だいたい」を表す中国語として最も一般的なのは「大概」と「差不多」です。数量や時間を大まかに推測するときは「大约」や「大概」を使い、完成度や進み具合が「ほぼ・大体」と言いたいときは「差不多」をよく使います。一方、物事の骨子や大枠を指す場合は「大致」や「大体」「大体上」が適しており、文脈に合わせて使い分けます。
使い分け
- 大约
数量や時間、距離などの大まかな数値を表すときに最もよく使われます。「およそ・約」という意味合いが強い表現です。
从这里到车站大约需要十分钟。
ここから駅までだいたい10分かかります。
- 大概
数量だけでなく、状況や見通しを大まかに推測して「たぶん・おそらく」という意味を含む「だいたい」として幅広く使われます。
事情的经过我大概知道了。
事の経緯はだいたい分かりました。
- 差不多
作業の進捗や状態が「ほぼ完了している」「差がほとんどない」と言いたい日常会話で最も頻繁に用いられます。
今天的作业我已经写得差不多了。
今日の宿題はもうだいたい書き終えました。
- 大致
物事の大枠や主要な部分を指す、やや改まった表現です。「大筋では・おおむね」といったニュアンスを持ちます。
我们已经达成了大致的共识。
私たちはすでにだいたいの合意に達しました。
- 大体
書き言葉寄りで、物事の根本や大綱に触れるときに使われます。日常会話よりも公の場や文章で好まれる表現です。
这篇报告大体符合要求。
この報告書はだいたい要求に合致しています。
- 大体上
「全体として見れば」「大枠において」という意味を表し、細部を省いて総体的に判断するときに文頭などで使われます。
大体上来说,这个计划是可行的。
だいたいのところ、この計画は実行可能です。
よくある間違い
✕ 我已经准备大约了。
○ 我已经准备得差不多了。
「大约」は主に数量に付き、準備などの達成度には使えません。
「だいたい」のよくある質問
Q. 「だいたいできた」は何と言えばいい?
Q. 「大概」と「大约」の違いは何ですか?
例文
コアイメージ
ざっくりとした目安で誤差を含む見積もり
関連語
使い方
類義語との違い
大约: 数字や時刻の前に置いて、誤差を含むおおよその見積もりを表す。
差不多: 数量や程度がほぼ同じで、大きな違いがないことを示す。
大概: 細かい数は分からないときに、おおむねそのくらいだと示す。
左右: 数や時間の後に置いて、その前後に幅があることを示す。
中国語での定義
語源
構成は「大」+「约」で、「约」が『おおよそ』の意を担い「大」が程度を強めることで『だいたい』の意味を成した。
コラム
- 「大约」は「左右」や「差不多」と似るが、語順や語感が異なるため、数字や時刻の前に置く点ややや正式さの違いで使い分ける。
例文
コアイメージ
出来事の起こりやすさをやわらかく推し量る軸
使い方
類義語との違い
大概: 確信がないときに出来事が起こる確率をやわらかく推測して伝えるときに使う副詞
可能: 出来事が起こる見込みがあることを示す語
大约: 数量や時間などをおおよそその範囲で示すときに使う語
也许: 話し手が確信を持てないことについて、起こるかもしれないと控えめに示すときに使う語
差不多: 数量や程度がほとんど同じであるか、ある基準に近いことを示す語
中国語での定義
語源
「大概」は「大(おおむね)」と「概(概略)」の結合で、全体の概算から事の起こる可能性を穏やかに推測する用法が広がった。
コラム
- 確信がない推測をやわらかく伝えたいときに使う表現で、『他大概不来』のように話し手の控えめな見積もりを示す場面に向き、断定したい場面では別表現を使う。
差chà不bu多duō
意味
例文
コアイメージ
おおむね同じで許容できる程度に近い状態
関連語
使い方
類義語との違い
差不多: おおむね同じで許容できる程度に近いことを示し、数量や時間、状況をだいたい伝える
大约: 数量や時間をおおよその範囲で示すときに使う
大概: 物事の内容や起こる可能性を大まかに推測して伝えるときに使う
几乎: ほとんど~に近い状態や程度を示すときに使う
中国語での定義
語源
語は「差」(差别)と「不多」(不多)という語素の組み合わせに由来し、字義通り差が少ないことを示したのち、口語で大まかな見積りや『ほとんど〜』の意味を表す副詞として定着した
コラム
- 日常会話では値や時間を曖昧に伝える表現として自然に使われ、相手が厳密さを求めない場面では省略的に使えるが、誤解を避けたい場面では具体的な数値や補足を加えることが実用的である
例文
コアイメージ
物事の大まかな輪郭
関連語
使い方
類義語との違い
大致: 数や状況を漠然と示し、厳密でないことを表す。
大概: おおまかな数量や状況の見当を示し、細部を含まない。
大约: 数や時間を概算で示し、具体的な数値ではない。
差不多: 量や程度がほぼ同じで大差ないことを示す。
大体: 全体のおおまかな部分や主要点を示し、細かいところを省略する。
中国語での定義
語源
「大」は范围や程度の大きさを示し、「致」は古くは「到達する」「示す」「もたらす」の意を持ち、二字が合わさって物事の主要な到達点や範囲を示すことから大まかな見積もりを表すようになった。
コラム
- 数や状況を漠然と伝えるときに使い、日常では「大致+(在/有/是/可以)」の形で結論や推測を続けることが多く、厳密な数値を示さない表現である。
例文
コアイメージ
全体の輪郭だけを示して細部を省いた大まかな見取り図
関連語
使い方
類義語との違い
大体: 全体の輪郭だけを示して細部を省き、到着時刻や人数などのおおよその程度を示す。
大约: 数量や時間について正確ではないが、ほぼそのくらいであることを示す。
大概: 詳細を省いておおよその数や時間、状況を示す。
基本上: 主要な点における大まかな状態や枠組みを示す。
差不多: 数量や状態がほとんど同じか、程度に大きな差がないことを示す。
中国語での定義
語源
「大」は大きい、「体」はまとまりや全体を表し、全体を捉える語が副詞化しておおよその意に用いられる
コラム
- 到着時間や人数の見当を口語で伝える場面でよく使われ、『我们大体七点到』は到着が前後する幅を示す表現である
大dà体tǐ上shàng
意味
- 副 だいたい
- 副 おおよそ
- 副 概ね
例文
コアイメージ
細部を切り捨てて全体の傾向だけを示す視点
関連語
使い方
類義語との違い
大体上: 結論や傾向を述べるときに、細かい数値や厳密さを気にせず全体の様子を示すときに使う。
大体: 細かい点を省いておおまかな様子や量を示すときに使う。
大致: 数量や程度をざっくり示し、細部を省いた概算や予測を表すときに使う。
基本上: 主要な点に基づいて物事がほぼそうだと示すときに使う。
总体上: 全体の状況や傾向をまとめて述べるときに使う。
中国語での定義
語源
「大体」は歴史的に「概略」「要点」を表す語として用いられ、「上」は範囲や立場を示して「…の点では」という意味を付ける働きがあるため、合わせて「大体上」はある立場から見た大まかな総括を表すようになった
コラム
- 口語では単に「大体」と言う場合も多いが、「大体上」は結論や傾向を述べる際に使われ、細かい数値や厳密な説明を期待される場面では避けるほうが誤解を招かない
「だいたい」は英語では
- 「だいたい」 → more or less和英辞典で見る