「もし」は中国語で何と言う?
「もし」に当たる最も一般的で日常会話によく使われる語は「要是」です。中国語には仮定を表す語が豊富にあり、日常会話で親しみやすい表現か、書き言葉や改まった場面で使う硬い表現かという文体の違いによって使い分けられます。また、文脈を導入する際の前置きとして用いられる語もあります。
使い分け
- 要是
口語で最も頻繁に使われる親しみやすい表現です。日常会話で「もし〜なら」と気楽に仮定の話をするときにぴったりです。
要是明天下雨,我们就不去了。
もし明日雨が降ったら、私たちは行くのをやめましょう。
- 假如
話し言葉と書き言葉の双方で使われます。現実とは異なる状況を仮定して思い描く「もしも〜だとしたら」という響きがあります。
假如能够重来,你会怎么做?
もしやり直せるとしたら、あなたはどうしますか。
- 倘若
文章語として用いられる非常に改まった硬い表現です。小説、論説、改まったスピーチなどで「万が一」という含みで使われます。
倘若失败了,后果不堪设想。
もし失敗すれば、結果は想像を絶するものになります。
- 若
古文に由来する一音節の硬い語です。熟語やことわざ、ことばを短く引き締めたい書き言葉の文章などでよく用いられます。
若有疑问,请随时联系我。
もし疑問があれば、いつでもご連絡ください。
- 假使
書き言葉寄りの表現で、ある条件を仮に設定して論理を展開するような学術的な文や改まった文脈で好まれます。
假使条件成熟,我们可以开始。
もし条件が整えば、私たちは開始できます。
- 如果说
「もし〜と言うならば」「仮に〜だとしたら」と前置きし、後文でそれに対する対比や自説を述べる導入部で使われます。
如果说这是真的,那就太好了。
もしこれが本当だとするなら、それは素晴らしすぎます。
よくある間違い
✕ 要是明天不下雨,去公园。
○ 要是明天不下雨,我们就去公园。
中国語の仮定文は、後ろの文に「就」などを呼応させて受けるのが自然です。
「もし」のよくある質問
Q. 口語で一番自然なのはどれ?
Q. 文末につける「的话」とは?
例文
コアイメージ
将来起こり得る事態を想定して備えや選択を用意する条件提示
使い方
類義語との違い
要是: もし〜ならという条件を示す接続詞で、口語でよく使われ、続けて就・那・会などの結果が来ることが多い。
如果: もし〜ならという条件を示す接続詞で、話し言葉・書き言葉の両方で広く使われる。
假如: もし〜ならという条件を示す接続詞で、やや文語的に用いられることが多い。
万一: 万が一〜という、起こる可能性は低いが備えを示す条件を表す語句。
要不然: さもなければという意味で、〜しない場合の別の結果や処置を示す表現。
中国語での定義
語源
語源的には「要」が可能性や意図の起点を、「是」が事実性や強調を示す要素であり、口語で二つが結びつくことで各自の語義が弱まり、仮定を示す単位として文法化して『もしも〜なら』の意味を生むようになった。
コラム
- 学習者は会話で「要是」を聞いたら続く結果表現(多くは「就」「那」「会」など)に注意して合わせて使うと実用的で、特に口語場面での頻度が高い点を覚えておくと便利。
例文
コアイメージ
ある条件を仮に置いてその上で出来事の発生を想定する「もし〜なら」という枠
関連語
使い方
類義語との違い
假如: ある条件を前提にして、その場合に起きることを示す『もし〜なら』の接続詞
如果: 一般的に使われ、条件が成り立てば結果を述べる『もし〜なら』の接続詞
要是: 口語で使われ、条件が起きれば結果を述べる話し言葉の接続詞
中国語での定義
語源
『假如』は二字の複合語で、『假』は一時的・仮の意味や仮定を示す要素、『如』は『如同』『若』の意で比較や条件を示す要素で、両者が合わさって『仮にそうだとすると』という条件を表す語になった
コラム
- 口語では『如果』『要是』の方がよく使われ『假如』はやや書き言葉や改まった表現に聞こえるので、日常会話では場面に応じて語を選ぶと自然になる
例文
コアイメージ
条件を仮定して結論や結果を導く接続表現だ。
使い方
類義語との違い
倘若: ある条件を仮定して、その条件が成立した場合の結論や結果を導く接続詞。
如果: ある条件を仮定して、その条件が成立した場合に後の結果を示す接続詞。
假如: 仮の状況を想定して、その場合に生じる結果や結論を示す接続詞。
要是: もし〜ならという条件を示し、その条件に基づく結果を導く口語的な接続詞。
若是: 条件が成立した場合に続く結果や判断を示す接続詞。
中国語での定義
語源
二字それぞれが仮定の意味を持つ語であり、『若』は古代から接続詞として条件を示し、『倘』も仮にという意味を表したため、両字が結合して条件を提示する語となった。
コラム
- 構文上は『倘若』の後に就・便・则・就会などが続いて結果を示すことが多く、書き言葉で条件と結果をはっきり結びたい場合に用いられる。
若ruò
意味
- 接続詞 もし
- 副 仮に
- 副 万が一
例文
コアイメージ
仮定の出発点として次の展開を導く印
関連語
使い方
類義語との違い
若: もし〜の場合に仮定を示し、そのあとに来る結果や判断を導く堅い書き言葉の接続詞。
如果: 口語・書き言葉とも使う、条件と結果を結ぶ接続詞。
要是: 日常会話で使う、もし〜ならというくだけた接続詞。
假如: 想像や推測の仮定を示して話を進める接続詞。
倘若: ややかたい語感で書き言葉に現れる条件の接続詞。
中国語での定義
語源
若はもと植物名を示す形声文字で、上に艸、下に右を持ち、原義から比喩的に「如・好像」の意味を得て、漢語の書面語で条件を導く接続詞として確立した
コラム
- 短い口語では「若」より「如果」「要是」が自然であり、法律文書や公告、古典表現などで「若」を見かけたら堅い書き言葉だと捉えると誤用を避けやすい
假jiǎ使shǐ
意味
- 接続詞 もし
- 接続詞 仮に
- 接続詞 万が一
例文
コアイメージ
仮定の入口から結論へ橋を架ける構図
関連語
使い方
類義語との違い
假使: 仮定の前提を置いて、その前提から生じる結論や判断を述べる接続詞で、書き言葉で使われることが多い。
如果: 条件が成立するときに、その条件に従って結果や意見を述べる最もよく使われる接続詞。
假如: 仮の条件を提示して、その条件に基づく出来事や判断を述べる接続詞で、文語・口語の両方で使われる。
要是: 話し言葉で用いられる条件を示す接続詞で、口語で「もし〜なら」と表すときに使う。
中国語での定義
語源
構成を分けると「假」は仮定を表す語、「使」は何かをそうさせる・導く意を含む字であり、二字が結びついて「(仮にそうだと)するとその結果が生じる」という条件のつなぎを表す接続詞になった。
コラム
- 口語では如果や要是を使う方が自然で、假使は公文や論説などの書面で見かけることが多い点に留意すると日常会話での使い分けが分かりやすい。
如rú果guǒ说shuō
意味
- 接続詞 もし
- 接続詞 もしも
- 接続詞 仮に
例文
コアイメージ
仮定を置いて比較や強調の土台を作る表現である
使い方
類義語との違い
如果说: 仮定を提示して論旨の前提を作る接続詞
如果: 一般的な仮定の接続詞で、ある条件に基づく結果を述べる
假如: 書面や口語で用い、もし〜という想定を立てる接続詞
若是: 話し言葉でも使われ、もし〜ならの意を表す短めの接続詞
中国語での定義
語源
構成は「如果」(条件を示す)と「说」(話す)の組合せで、「说」は例示や比較を導く語感を加え、「如果说…,…」で仮定に基づく比較や強調を行う用法が確立したものである
コラム
- 「如果」と比べると「说」が入ることで話し手の主張や比較を強める傾向があり、対比を示す際には「如果说…,(那么/就)…」の形がよく用いられる