「決して」は中国語で何と言う?
「決して」に最もよく使われるのは「绝不(または决不)」です。強い意志をもって否定する際によく用いられます。未来にわたって変わらない誓いには「永不」、過去から現在までの習慣的な完全否定には「从来不」、禁止や忠告で「決して〜してはならない」と念を押す場合には「万万」というように、文脈や伝えたい語感によって使い分けます。
使い分け
- 绝不
最も一般的で強い決意を表す表現です。話し手の固い意志を示し、決して〜しないと断言する場面で使われます。
我 绝不 放弃。
私は決してあきらめません。
- 决不
「绝不」とほぼ同じ意味と強さを持つ表現です。客観的な態度や意志を込めて、断固として〜しないと述べるときに使います。
他 决不 妥协。
彼は決して妥協しません。
- 永不
「永遠に〜しない」という含みを持つ表現です。未来永劫にわたる誓いやスローガンなど、改まった場面で好まれます。
我们 永不 分离。
私たちは決して離れません。
- 从来不
「これまで一度も〜したことがない」という習慣や事実を表す表現です。個人のポリシーや客観的事実を述べる際に使います。
他 从来不 迟到。
彼は決して遅刻しません。
- 万万
後ろに否定語を伴い、「決して〜してはいけない」と強い忠告や禁止、懇願を表す場面でよく使われます。
你 万万 不能大意。
決して油断してはなりません。
よくある間違い
✕ 我万万不放弃。
○ 我绝不放弃。
「万万」は主に相手への禁止や忠告に使い、自身の意志を示す文には「绝不」を使います。
✕ 我绝不喝酒。(習慣として一度も飲んだことがない場合)
○ 我从来不喝酒。
「普段から飲まない」という習慣・事実の否定には「从来不」を用いるのが自然です。
「決して」のよくある質問
Q. 「绝不」と「决不」の違いは何ですか?
Q. 禁止の「決して〜するな」はどう言いますか?
例文
コアイメージ
可能性を完全に切り捨てて受け入れない断然とした否定
関連語
使い方
類義語との違い
绝不: どんな場合でも絶対に〜しないと断言する、相手を突き放す印象になりやすい非常に強い否定
决不: 強い意志で未来にも絶対に〜しないと決めている断固とした否定
从不: 過去から現在まで一度も〜したことがないことを表す否定
根本不: 少しも〜しない、可能性や程度がまったくないことを強調する否定
永远不: これから先もずっと〜しないという時間的に続く否定
中国語での定義
語源
「绝」と「不」から成り立ち、「绝」は本義で断絶・切断を示し完全に終わらせる意味を持ち、「不」は否定を示す語で、両者が合わさると断絶的な否定を強めて決してそうならないという意味になる。
コラム
- 口語では非常に強い断定を示すため相手を突き放す印象になりやすく、丁寧に断りたい場面では「可能性は低い」や「恐らくできない」のような和らげ表現を使うことが多い
决jué不bù
意味
- 副 決して
例文
コアイメージ
交渉で境界線を引き二度と譲らない決意の姿
関連語
使い方
類義語との違い
决不: 躊躇なくその行動を拒否する強い意志を表す副詞で、ふつう「决不+动词」の形で用いる。
绝不: 迷いなく完全に〜しないことを表す非常に強い否定の副詞。
永不: 将来にわたって一切その行為をしないことを表す副詞。
从不: 過去から現在まで一度もその行為をしたことがないことを表す副詞。
中国語での定義
語源
「决」は『決』の簡体字で、偏の氵は水、旁の夬は断つことを示し、合わせて「断つ・決める」の意味を成す。「不」は否定を示し、組み合わせると行為を断固として否定する語義になる。
コラム
- 通常は「决不+動詞」の形で使い、たとえば「决不接受」のように直接行為を否定する用法が最も実用的である
永yǒng不bù
意味
- 副 決して
例文
コアイメージ
未来の行動を断つブレーキ
関連語
使い方
類義語との違い
永不: 誓いや強い表明で、これから先も絶対に行わないと強く断言する副詞。
决不: どんな場合でも断固として行わないと決めていることを強く表す副詞。
绝不: 非常に強い否定の気持ちを表し、決して行わないと断言する副詞。
永远不: 今後ずっと同じ状態が続き、将来も決して行わないことを表す副詞。
从不: 過去から現在にかけて一度も行ったことがないことを表す副詞。
中国語での定義
語源
「永」は永久・長久を、「不」は否定を表す語素で、現代中国語では二字が結合して動詞を否定する副詞句として用いられる
コラム
- 「这一点我永不改变。」のように誓いや強い表明に適し、過去の有無を否定する場合は「从来没有」を使う点に注意
从cóng来lái不bù
意味
例文
コアイメージ
習慣や性質として長く続く不在
関連語
使い方
類義語との違い
从来不: 習慣的に長期間決して〜しないことを示す否定表現
从不: 長いあいだ一度も〜しないという習慣的な否定を示す副詞
从来没有: 過去から現在まで一度も〜したことがないという事実を示す否定表現
从未: 過去のどの時点でも一度も〜したことがないと堅めに示す否定表現
一向不: ずっと変わらず〜しないという傾向や状態を示す否定表現
中国語での定義
語源
構造的には副詞「从来」に否定の「不」が付いた複合表現であり、「从来」はもともと時点から現在までの継続を示す語が副詞化したものなので、全体で「これまでずっと〜しない」という意味を成す。
コラム
- 構文上は「从来不+動詞」の形で習慣や傾向の否定に用いられ、「从来不+会+動詞」などと組むことで可能性や傾向の否定を表すこともある。
「決して」は英語では
- 「決して」 → for anything和英辞典で見る