「支える」は中国語で何と言う?
「支える」に最も広く対応する中国語は「支撑」です。物理的に倒れないよう下から支えるだけでなく、経済や精神面を支える場合にも使えます。人を手で支えて歩くときは動作を表す「搀」や「搀扶」、倒れそうなものを突っ張り棒などで支えるときは「撑」や「撑住」を使うなど、支える対象や状況によって使い分けます。
使い分け
- 撑
突っ張って倒れないように支える動作です。棒で天井を支えたり、手をついて体を支えたりする物理的な場面でよく使われます。
他双手撑着桌子站了起来。
彼は両手で机を支えて立ち上がった。
- 撑住
持ちこたえて倒れない状態を保つニュアンスです。物理的な重みだけでなく、困難に耐えて踏みとどまるときにも使われます。
大家一定要撑住,救援马上就到。
みんな絶対に持ちこたえて支え合おう、救助はすぐに来る。
- 搀扶
高齢者や病人などの腕や体を横から手で支えて歩かせる、手助けのニュアンスを含んだ丁寧な表現です。
护士搀扶着老人慢慢往前走。
看護師がお年寄りを支えながらゆっくり前へ歩く。
- 支撑
物理的な構造を支えるほか、家庭の経済や精神的な柱として支えるなど、具体的・抽象的な場面の両方で幅広く使える表現です。
这几根柱子支撑着整个屋顶。
この数本の柱が屋根全体を支えている。
- 搀
人の腕などを手で支える日常的な動作です。「搀扶」よりも口語的で、転びそうな人の脇を支えるときなどに使います。
快去搀他一把,他喝醉了。
早く彼を支えてあげて、酔っ払っているから。
よくある間違い
✕ 我用手支撑着奶奶走路。
○ 我搀扶着奶奶走路。
「支撑」は人手を貸して歩かせる動作には使わず、「搀扶」を用います。
「支える」のよくある質問
Q. 「家族を支える」は何と言いますか?
Q. 「お年寄りを支える」に適した語は?
例文
コアイメージ
困難や疲労に耐えて状態を維持し続ける状態
関連語
使い方
類義語との違い
撑: 困難や疲労に耐えて状態を維持し続ける。
支撑: 物や力で下から支えて倒れたり崩れたりしないように保つ。
支持: 意見や行動に賛成して助け、継続できるようにする。
承受: 重い負担や損害を受け入れて負い持つ。
忍受: 苦痛や不快を我慢して耐える。
中国語での定義
語源
字形に手偏があることから手で支える動作を基にしており、その比喩から『力を尽くして持ちこたえる』という意味へ拡張され、口語では『撑得住/撑不住』のように耐える能力を表す用法が生じた
コラム
- 会話では『撑得住』で『持ちこたえられる』、『撑不住』で『もう無理だ』といった感覚を伝える口語表現になるため、文脈で物理的支えか比喩的な耐久かを見分けるクセを付けると誤解を減らせる。
撑chēng住zhù
意味
例文
コアイメージ
重い負荷や困難を受け止めて折れずに耐え続ける姿
関連語
使い方
類義語との違い
撑住: 重い力や困難を受け止めて倒れないように支える
支撑: 下から物を支えて倒れたり崩れたりしないようにする
顶住: 押す力を受け止めて動かないように耐える
扛住: 重い物を肩や腕で持ち上げて支え続ける
支持: 人や意見を助けたり力を貸して応援する
中国語での定義
語源
“撑住”は“撑”のもつ支えるという意味に、補語“住”の『その状態を保つ』という意味が付いて成り立ち、物理的な支えから比喩的に『耐える』『持ちこたえる』の意味に広がった。
コラム
- 会話では単独で「撑住」と言えば相手を励ます表現になり、例えば困難な状況の友人に向かって「撑住!」と言えば『頑張って耐えて』の意味になり親しい間柄で使うのが自然である。
例文
コアイメージ
両手または片手で相手の腕や背中をしっかり支えて移動を助ける場面
関連語
使い方
類義語との違い
搀扶: 手で相手の腕や背中をささえて安全に歩けるように助ける行為
扶: 片手で人の体や腕をささえて動作を助ける動作
扶着: 手を当てたまま相手や物の状態を保ちながら助ける動作
搀: 腕や肘をつかんで支え、歩行を助ける動作
帮忙: 頼まれたことを手伝うこと
中国語での定義
語源
「搀」(繁体字は「攙」)は手を使って添える意味を含み、形声構成で手偏が動作を示し、「扶」は古くから下から支えることを表す字で、搀と扶の組合せは実際に手を使って相手の動作を補助することを示す。
コラム
- 日常会話では搀扶は礼儀正しい場面でよく使われ、目上の人や体の不自由な人を助けるときに用いる表現で、友人同士ならよりくだけた「扶着」や「帮我扶着」などの言い回しが多い。
支zhī撑chēng
意味
例文
コアイメージ
重さや圧力を受け止めて下がらないよう保つイメージ
関連語
使い方
類義語との違い
支撑: 重さや圧力を受け止めて下がらないように支えること
支持: 発言や立場に賛成して力を与えること
承受: 責任や損害を受け止めて耐えること
中国語での定義
語源
「支撑」は会意的に理解でき、「支」が支えを表し「撑」は手や器具で受け止める動作を表す要素を含み、合わせて外力に対して支えて持ちこたえるという意味を表すようになった。
コラム
- 日常では「支撑得住/支撑不住」のようにその場が持ちこたえられるかを表す表現で使われ、個人の感情的な「耐える」は別語(例:「忍受」)を用いる方が自然になる点に注意する。
例文
コアイメージ
片手で相手の腕を軽く取って一緒に歩かせる介助の動作
関連語
使い方
類義語との違い
中国語での定義
語源
字形は手偏を含むことから手の作用を示す字であり、古くは人を手で助ける意味で用いられ、用手扶持の意味から物を掺む意味へと用法が広がった。
コラム
- 例文の「他来搀我上楼」は誰かが腕を取って上階まで助けてくれる場面を示し、強く引くのではなく軽く支えて一緒に歩くことを表す。