「偶然」は中国語で何と言う?
日本語の「偶然」に最も近い代表的な表現は「巧合」です。名詞として「偶然の一致」を表す場合によく使われます。一方、副詞的に「偶然にも〜する、たまたま〜だ」と動作を修飾する際には「碰巧」が適しています。また、「巧」は形容詞として「都合よく偶然だ、タイミングが良い」という意味で日常会話で非常によく用いられます。
使い分け
- 巧
形容詞として「タイミングよく偶然だ」というニュアンスで使います。日常会話で「奇遇だね、偶然だね」と言う時の定番です。
真巧,我也正要去图书馆。
本当に偶然ですね、私も今図書館へ行くところでした。
- 巧合
名詞として「偶然の一致」を表します。予想外の出来事が重なった事実そのものを客観的に述べる際に適しています。
这完全是一个巧合。
これは完全に一つの偶然です。
- 碰巧
副詞として「たまたま、折よく偶然に」という意味を表します。動作の前に置いて、偶然その状況になったことを述べます。
昨天在路上碰巧遇到了他。
昨日道で偶然彼に出会いました。
よくある間違い
✕ 这完全是一个巧。
○ 这完全是一个巧合。
「巧」は単独で名詞の「偶然」としては使えず、名詞には「巧合」を用います。
✕ 我巧合遇到了他。
○ 我碰巧遇到了他。
「偶然〜した」と動詞を修飾する副詞としては「巧合」ではなく「碰巧」を使います。
「偶然」のよくある質問
Q. 街でバッタリ会った時の「偶然だね」は?
Q. 「碰巧」と「巧」はどう違いますか?
巧qiǎo
意味
- 形 偶然
例文
コアイメージ
偶然に条件や出来事がぴったり合って驚きが生じる感覚
関連語
使い方
類義語との違い
巧: 意図していないのに出来事や条件がちょうど合って驚きが生じること
正好: 時間や状況がちょうど合うこと
刚好: 時間や数量などがぴったり合うこと
偶然: 予期せずに出来事が起こること
中国語での定義
語源
字義としての『巧』は器用さを示し、そこから「ちょうど合う」という意味が派生し、複合語や口語表現を経て「偶然に合致する」「たまたまそうなる」といった用法が定着した。
コラム
- 日常会話では単語単体で驚きを表すか『真』『正』などと組んで使うのが自然で、意図的な巧みさを表す場合は『巧妙』や『有意』など別表現を使うことが多い。
巧qiǎo合hé
意味
- 名 偶然
例文
コアイメージ
無関係の出来事が偶然ぴたりと一致する感覚。
関連語
使い方
類義語との違い
中国語での定義
語源
合成語としての「巧合」は『巧』が技や巧みを示し、『合』が合う・一致することを示すため、字面では「巧みに合う」と読めることから、意図や因果のない事柄がたまたま一致するという意味で用いられるようになった。
コラム
- 日常会話では名詞的に「真是巧合」「这是个巧合」と言って偶然を伝え、副詞的に言いたいときは「碰巧」「凑巧」を使うことが多く、偶然であることを強調したい場合は「纯属巧合」「只是巧合」を添えて示す。
碰pèng巧qiǎo
意味
例文
コアイメージ
予期しない事柄が偶然に重なって起きる様子
関連語
使い方
類義語との違い
碰巧: 予想していなかったことが偶然起きるときに用いる口語の副詞。
偶然: 予測や計画なしに事が起きることを示す言葉。
恰巧: タイミングや状況がたまたま一致してそうなることを示す言葉。
正好: 物事や時間がちょうど合ってそのためにそうなることを示す言葉。
中国語での定義
語源
文字通り『碰』は接触・遭遇を示し、『巧』は都合の良さや時機の一致を示すため、ぶつかって都合よく合うという感覚から『たまたま起きる』の意味に派生した。
コラム
- 口語で頻繁に使われ、フォーマルな文章ではより中性的な『偶然』や『恰巧』が選ばれることがある
「偶然」は英語では
- 「偶然」 → chanceby accident和英辞典で見る