「概要」は中国語で何と言う?
「概要」に最もよく使われる中国語は、簡単な紹介を表す「简介」です。文書や話の要点を表す場合は「大意」や「大纲」、制度・方針などの重要項目をまとめた骨子には「纲要」を用います。また、学問分野の入門・概説書には「概论」が適しており、文脈や対象によって使い分けます。
使い分け
- 大纲
文章、計画、教育カリキュラムなどの全体の骨組みや要項を指します。構成やシラバスを示す場面でよく使われます。
这是新项目的培训大纲。
これが新規プロジェクトの研修概要です。
- 简介
会社、人物、製品、作品などの「簡単な紹介・あらまし」を指します。パンフレットやウェブサイトで頻出します。
请看一下公司的简介资料。
会社の概要資料をご覧ください。
- 大意
文章や話などの大まかな意味や要旨を指します。詳細ではなく全体として何を言っているかを表す場面で使います。
请简单说明一下这篇文章的大意。
この記事の概要を簡単に説明してください。
- 纲要
政策、計画、指針などの要点をまとめた重要文書に使われます。「大纲」よりも公的で規模が大きい事柄に好まれます。
国家制定了发展纲要。
国は発展計画の概要を策定しました。
- 概论
学問分野や専門知識の全体像を体系的にまとめた概説・入門講義などを指します。本の題名などでよく用いられます。
下学期我们要学习语言学概论。
来学期、私たちは言語学概要を学びます。
よくある間違い
✕ 会社概要を「公司大意」と言う
○ 公司简介
「大意」は文章や話の要旨を指すため、会社紹介には「简介」を使います。
✕ 日本語の漢字のまま「概要」を使う
○ 大纲 / 简介 / 概述
中国語の「概要」は文章語として存在しますが、日常では「简介」や「大纲」が一般的です。
「概要」のよくある質問
Q. 「会社概要」は中国語で何と言いますか?
Q. 企画書の概要欄にはどの単語が合いますか?
例文
コアイメージ
全体の要点と構成を示す枠組み。
使い方
類義語との違い
大纲: 全体の要点と構成を示す、学習や会議で使う概要の枠組み
提纲: 主要な内容や構成の重要な点を短く書き出したもの
纲要: 物事の全体的な構成や重要点を概括的にまとめたもの
概要: 長い内容の主要な点だけを短くまとめた説明
要点: ある事柄で特に重要な点
中国語での定義
語源
「大纲」は『大』と『纲』から成り、纲は本来織物の主線を指して要点や骨組みを意味し、合わせて全体の概要を表すようになった。
コラム
- 会議や授業で資料を求める際に使う表現で、『请把大纲发给我』のようにそのまま使えるほか、口語では『把大纲发一下』のように短く言うことが多い。
简jiǎn介jiè
意味
- 名 概要
- 名 紹介
- 名 プロフィール
- 名 要旨
概gài论lùn
意味
- 名 概要
- 名 概説
- 名 導入
例文
コアイメージ
事柄の主要な脈絡と要点を一本の線で示す全体像。
関連語
使い方
類義語との違い
概论: 専門書や講義の冒頭で示される、その分野や文書の主要な脈絡と要点を簡潔にまとめた全体説明だ。
概要: 文書や発表の重要な点や全体の構成を短くまとめた説明だ。
要点: 伝えたい中心のポイントや重要事項だ。
简介: ある人や事柄の基本的な情報や特徴を短く伝える説明だ。
中国語での定義
語源
「概」は大まかな意義や大体を示し、「论」は論じることを示す字で、両者が合わさって事柄の大筋をまとめて示す入門的説明を表す。
コラム
- 大学の講義名や専門書の冒頭などでその分野の入門的総覧を指すことが多く、日常の口語で短く伝えたい場合は「概要」や「要点」と言い換えると自然。