「けち」は中国語で何と言う?
「けち」を表す中国語として最も一般的で幅広く使われるのは「小气」です。話し言葉でよりくだけた表現をしたいときは「抠」がよく使われます。また、極端にけちでびた一文出そうとしない様子を強調して表現したい場合は、成語の「一毛不拔」を使います。日常会話では「小气」か「抠」、文章や強い非難には「一毛不拔」と使い分けます。
使い分け
- 小气
最も標準的で日常会話から文章まで広く使われます。お金だけでなく、度量が狭いことや器の小ささを表す際にも用いられます。
他这人太小气了,从来不请客。
彼はとてもけちで、一度もおごったことがありません。
- 抠
主に口語で使われるくだけた表現です。特にお金を出し渋る態度や、細かくケチケチしている様子をからかい気味に言う際に使います。
你别那么抠,借我一支笔嘛。
そんなにけちけちしないで、ペンを一本貸してよ。
- 一毛不拔
毛一本すら抜こうとしないという故事に由来する成語です。極端に金払いが悪く、利己的な人を強く批判する場面で使います。
他虽然很有钱,但平时一毛不拔。
彼はお金持ちですが、普段はびた一文出しません。
よくある間違い
✕ 小气鬼(度量が狭い人という意味だけで使う)
○ 小气鬼(「けちん坊」としてお金を渋る人にも普通に使える)
「小气」はお金にも使えます。「小气鬼」は「けちん坊」の意味で頻出します。
「けち」のよくある質問
Q. 「けち」と「節約」の違いは?
Q. 「抠门」という言葉も聞きますが?
例文
コアイメージ
手にあるものを惜しんで渡さない、惜しむ心の様子
関連語
使い方
類義語との違い
小气: 自分の金や物を出すのを嫌がり、必要なときでも支出を控える性格
吝啬: 金銭や物を与えるのを極端に惜しむ態度や性格
抠门: 費用を節約しすぎて細かい出費まで渋る様子
中国語での定義
語源
漢字「气」は元来呼吸や気を表すが、転じて性情や気量を表す語となり、「小」がそれを修飾して気量が小さいことを示すことで、金銭面や心の面でけちであることを表す語として定着した。
コラム
- 「小气」は金銭的けちを表すのが基本だが、心が狭い意味でも使われるため、誰かを評するときは具体的に金銭の行為か性格全般かを区別して伝えると誤解が少ない。
抠kōu
意味
- 形 けち
- 動 けちる
- 動 ほじる
例文
コアイメージ
小さな金額や細かい点まで気にして些細な損得も無駄にしない態度
関連語
使い方
類義語との違い
抠: 小さな出費や割り勘などで細かい点まで気にして、必要以上にお金を出すのを嫌がること
小气: お金や物を惜しんで人にあまり分けず、支払いや負担を渋ること
抠门: 細かい出費を極端に嫌がり、友人との支払いなどでお金を出すのを避ける態度(口語)
吝啬: お金やものを惜しんで他人に与えず、必要なときでも出し惜しみすること
节俭: 無駄を避けてお金や物を大切に使い、出費を控えること
中国語での定義
語源
字は偏に扌を持ち、原義は手で掏ったり摘んだりする動作を表し、細かく扱う意から小さな出費や部分までこだわる意味へ広がった。
コラム
- 些細な出費や割り勘の場面で『抠』が話題になることが多く、相手の性格を断定する表現なので場面に応じて『有点节约』など柔らかい言い方を使うと会話が円滑になる。
一yī毛máo不bù拔bá
意味
- 成語・慣用句 けち
- 成語・慣用句 けちんぼ
- 成語・慣用句 守銭奴
例文
コアイメージ
財布のひもを固く締めて少しの出費も拒む人の姿
関連語
使い方
類義語との違い
一毛不拔: 財布のひもを固く締めて少しの出費も嫌がる、他人を強くけちだと非難する成語
铁公鸡: 一銭も出さないほど極端にけちな様子を表す成語
锱铢必较: わずかな金額や利害までも細かく争って譲らない態度を表す成語
斤斤计较: 細かい点にこだわって損得にうるさく計算する態度を表す成語
中国語での定義
語源
成語は「一」と「毛」で極めて少ない量を表し、「不拔」は取らない・与えないことを示す語素の結合から成り、字面の比喩がそのまま吝嗇を表す語義に転じた。
コラム
- 日常会話で相手を強く非難する語なので、親しい間柄の冗談以外では避け、代わりに『有点儿小气』『不太大方』などの婉曲表現を使う