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「ちょっと待って」は中国語で何と言う? 言い方4通りと場面別の使い分け

「ちょっと待って」は中国語で何と言う?
言い方4通りと場面別の使い分け

日常会話で最も無難で使いやすい「ちょっと待って」の中国語は「等一下」です。日本語の「ちょっと待って」には1対1で対応する単一の表現はなく、直訳だけで済ませることはできません。

相手が友人か目上の人か、あるいは自分がその場を離れるのか相手を引き止めるのかなど、場面に応じて自然な表現を選び分ける必要があります。

「ちょっと待って」の中国語の言い方(4通り)

  1. déng děng

    カジュアル|日常会話で|ちょっと待って

    動詞を重ねたフランクな表現です。家族や親しい友人に対して「ちょっと待って!」と咄嗟に呼び止めるときに適しています。目上の人やビジネスの場ではぶっきらぼうに聞こえるため使えません。急ぐときは「等等我」と自分を補うこともあります。

  2. děng yí xià

    ふつう|友人や同僚に|ちょっと待って

    友人や同僚など幅広い相手に使える最も一般的で無難な表現です。「一下」が語気を和らげる役割を持ちます。作業を中断させたいときは「你等一下」と主語を添えたり、文末に「好吗?」を付けて「等一下好吗?」と柔らかく依頼することも多いです。

  3. děng wǒ yí xià

    カジュアル|すぐ戻るとき|ちょっと待ってて

    自分が一時的にその場を離れ、すぐ戻る状況で使います。「私を少し待って」という意味になり、忘れ物を取りに行く際や準備に少し時間がかかる場面で重宝します。「马上回来」とセットで使うと相手に安心感を与えられます。

  4. 04请稍等

    qǐng shāoděng

    丁寧|店員や目上に

    「少々お待ちください」に相当する敬語表現です。接客業のスタッフやお客さん、取引先や目上の人に対して用いられます。より改まった場面では「请稍等片刻」と言ったり、電話口では「请稍等,我帮您转接」などの定型句として活躍します。

場面別の使い分け

場面おすすめの言い方ひとこと
友人と歩いていて靴紐を結び直すとき等我一下自分がその場に留まるよう頼む自然な一言
同僚から急ぎではない用件で話しかけられたとき等一下作業を一時中断する際によく使われる標準形
親しい友人に急に呼び止められて立ち止まるとき等等咄嗟のリアクションとして最も短い表現
買い物中に連れが先へ歩いていきそうなとき等等我親しい間柄で「置いていかないで」と伝える形
レストランで店員が客に案内を待ってもらうとき请稍等接客における定番の丁寧なクッション言葉
電話口で担当者へ取り次ぐ際请稍等ビジネスシーンで失礼にならない礼儀正しい言い回し

中国語では「誰が待つのか(相手か自分か)」や「相手との関係性」によって選ぶフレーズが明確に分かれます。迷ったときは同僚や友人なら「等一下」、フォーマルな場なら「请稍等」を選べば間違いありません。

直訳が通じない理由・よくある間違い

日本語の「ちょっと」をそのまま「一点」と直訳し、「等一点」と言ってしまう間違いが非常に多く見られます。「一点」は量や程度が少ないことを表すため、時間を表す動作の緩和には「一下」を使わなければなりません。

よくある間違いと改善策
❌等一点と言ってしまう

一点は量や程度用。動作の時間緩和には等一下を使う

⚠️目上に等等を使う

敬意が含まれず失礼になるため请稍等を用いる

🗣️等我だけで済ませる

命令口調に聞こえるため等我一下と和らげる

不自然・失礼になりやすい代表的な誤用パターンです。

言われたときの返事

待ってと言われた時の返事
待ってへの返事

シンプルに了解

  • 好的(わかりました)

気遣い・ゆっくり促す

  • 没事,慢慢来
  • 不着急,你先忙

待つ場所を伝える

  • 没问题,我在这里等你

「ちょっと待って」と声をかけられた時の状況別返信です。

「ちょっと待って」の中国語の発音・カタカナ読みと「等一下」の声調変調

中国語で「ちょっと待って」を口頭でスムーズに伝えるためには、ピンインとカタカナ読みの目安だけでなく、特有の「声調変調(トーンの変化)」を押さえる必要があります。

「等一下」は「一」の第2声への変調がポイント

最も日常で使われる等一下(děng yí xià・デン イー シア)は、発音記号の変化に注意が必要です。「一」は本来第1声(yī)ですが、後ろに第4声である「下(xià)」が続くため、規則に従って第2声の「yí」へと変調します。カタカナで読む際は「デン イー シア」と表記されますが、最初の「デン」は第3声で低く抑え、続く「イー」を「えっ?」と聞き返すように下から上へ引き上げ、「シア」を上から一気に落とすリズムを意識すると通じやすくなります。

また、ビジネスや接客で用いる请稍等(qǐng shāo děng・チン シャオ デン)は、「稍」が第1声、「等」が第3声です。「チン」を低めに入ってから「シャオ」を高く平らに伸ばし、「デン」を低く沈めることで落ち着いた丁寧な印象を演出できます。

ぶっきらぼうさを避けるトーンと語気助詞のコツ

中国語は語調がストレートになりやすいため、単に等一下(děng yí xià・ちょっと待って)と短く言い切ると、相手によっては「待て」と突き放されたように聞こえることがあります。少し語気を柔らかくしたいときは、語尾に語気助詞の「啊(a)」を添えて等一下啊(děng yí xià a・ちょっと待ってね)と言ったり、語尾の母音を少し伸ばすように発声すると親しみが伝わります。

相手別の「ちょっと待って」中国語表現一覧と台湾華語(繁体字)の違い

相手との関係性(友人・同僚・上司・顧客)や、使われる地域(中国大陸の簡体字と台湾の繁体字)に応じた使い分けを整理しました。動詞の前に请(qǐng・〜してください)を置くだけで依頼のニュアンスが加わり、さらに相手の二人称を您(nín・あなた様の敬称)に変えると、ビジネスや接客における最上級の丁寧表現になります。

日本語簡体字繁体字ピンインカタカナ読みニュアンス・場面
ちょっと待って等一下等一下děng yí xiàデン イー シア友人・同僚への標準的で無難な表現
ちょっと待ってて等等我等等我děng deng wǒデン デン ウォ友人同士で「置いていかないで」と頼む時
少々お待ちください请稍等請稍等qǐng shāo děngチン シャオ デン店舗接客や上司・同僚への丁寧な対応
少々お待ちくださいませ请您稍等一下請您稍等一下qǐng nín shāo děng yí xiàチン ニン シャオ デン イー シア顧客や取引先に対する最上級の敬意表現
少しの間待つ等一会儿等一會兒děng yí huìrデン イー フアル動作の丁寧さではなく実時間を待ってもらう時

台湾(台湾華語)でも口頭表現の「等一下(デン イー シア)」や「請稍等(チン シャオ デン)」自体は共通して通じます。表記の際は繁体字が用いられ、「请」が「請」、「等一会儿」が「等一會兒」となります。時間の長さを表す「等一会儿」は大陸の普通話特有の巻き舌音(アール化)を伴うことが多く、台湾では時間を表す際も「等一下」が好んで使われる傾向があります。

待ち合わせ・接客で使える「ちょっと待って」の実践会話フレーズ

相手に待ってもらう際は、「ちょっと待って」の一言に加えて「もうすぐ着く」「確認します」など理由を添えるとコミュニケーションが円滑になります。日常生活、接客、急に話しかけられた場面の実践会話例です。

待ち合わせで遅れそうなとき(友人同士)

A: 你到哪里了?(どこに着いた?)
B: 不好意思,我马上就到,等我一下啊。(ごめん、もうすぐ着くから、ちょっと待っててね。)
A: 好的,不着急。(了解、焦らなくていいよ。)

ビジネスや接客での確認作業(顧客・上司へ)

A: 请问这个有现货吗?(すみません、こちらの在庫はありますか?)
B: 请您稍等一下,我马上确认。(少々お待ちくださいませ、すぐに確認いたします。)
A: 好的,麻烦你了。(わかりました、お願いします。)

急に中国語で話しかけられて時間稼ぎをしたいとき

聞き取れなかったり準備が整っていないときは、焦らずにスマートフォンを提示しながら時間稼ぎのワンクッションを挟みましょう。

A: 请问去洗手间怎么走?(すみません、トイレへはどう行けばいいですか?)
B: 请稍等,我用手机查一下。(少々お待ちください、スマホで調べます。)
A: 好的,谢谢。(わかりました、ありがとうございます。)

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よくある質問

Q. 「等一下」と「等等」の違いは何ですか?
「等一下」は同僚や知人にも使える標準的で穏やかな表現です。一方、「等等」は親しい間柄で咄嗟に口から出る非常にくだけた表現です。ビジネスシーンや初対面の相手には「等等」は避け、「等一下」または「请稍等」を使いましょう。
Q. 英語の「Just a moment」に近い中国語は?
状況によりますが、丁寧な案内であれば「请稍等」がぴったりです。日常会話で「ほんの少し待って」と気軽に言いたい場合は「等我一下」や「等一下」が同等の感覚で使われます。ビジネスなら「请稍等片刻」も使えます。
Q. ネットチャットやSNSで使える略語はありますか?
チャットでは「稍等」と2文字だけで済ませたり、ピンインの頭文字を取って「dd(等等)」と入力されることがあります。親しい間柄でのスピーディーなやり取りに便利ですが、仕事の連絡では「请稍等」と略さず書くのが礼儀です。
Q. 「等一下」の「一」の正しい読み方は「yī」ですか?
単体での「一」は第1声(yī)ですが、「等一下」では後ろに第4声の「下(xià)」が続くため、声調変調の規則により第2声の「yí」に変化します。ピンイン表記・発音ともに「děng yí xià(デン イー シア)」となります。
Q. 「请稍等」と「等一下」の違いは時間の長さの違いですか?
時間の長さの違いではなく、敬意の度合い(丁寧さ)の違いです。「等一下」は同僚や友人間で使われる一般的な表現であるのに対し、「请稍等」は「少々お待ちください」に相当する敬語表現です。ビジネスシーンや接客でお客様に対して待ってもらう場合は、時間が数秒であっても「请稍等」を用います。
Q. 台湾でも「等一下」や「请稍等」はそのまま通じますか?
口頭であれば全く同じように通じます。ただし、表記には繁体字が使われるため、筆談やメッセージでは「等一下」「請稍等」と表記します。

2026年10月15日更新・モチタン辞典編集部

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