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中国語の命令・禁止・依頼|请・别・不要・祈使句の総まとめ

中国語の命令・禁止・依頼|请・别・不要・祈使句の総まとめ

中国語で相手に行動を求める文を「祈使句(qǐshǐjù)」と呼びます。結論から言うと、丁寧にお願いするなら请(qǐng・どうぞ〜してください)、直接命令なら動詞をそのまま使い、和らげるなら語尾に吧(ba・〜しましょう/〜してください)を添えます。

そして禁止は别(bié・〜するな/〜しないで)や不要(bùyào・〜してはいけない)を用います。語感の強弱を掴めば、場面に合った適切な表現が自然に選べます。

入門読む時間 約4分「動詞述語文と否定・疑問」5/8✓ 読んだ項目

この項目のポイント

先に読むと分かりやすい: 中国語の語順のルール動詞述語文の構造と目的語の配置

祈使句(命令・依頼・禁止)の基本構造と強弱スケール

中国語の祈使句は、主語である你(nǐ・あなた)や你们(nǐmen・あなたたち)を省略し、動詞から文を始める形が一般的です。命令の強さは、添える助詞や副詞によって大きく変化します。

相手との関係性や場面に応じて、最も敬意の高い请(qǐng)から、柔らかな促しを表す吧(ba)、制止する别(bié)までを使い分けます。まずは語感の強弱スケールを確認しましょう。

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表現形式語感の強さ機能とニュアンス代表例
请 + 動詞丁寧(敬意)相手への敬意を込めた依頼请坐(どうぞお座りください)
動詞 + 吧穏やか(提案)相手を尊重した促し・提案走吧(行きましょう/行ってください)
動詞(単独)直接的(強い)指示・緊急の直接命令快点儿(早くしなさい)
别 / 不要 + 動詞禁止(制止)相手の動作を制止する命令别动(動かないで)

日常会話では、命令であっても動詞単独の強い表現は避け、请(qǐng)や吧(ba)を組み合わせて角を立てない配慮がなされます。

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丁寧な依頼を作る「请」の使い方

请(qǐng・どうぞ〜してください)は、文頭に置いて相手に動作を促す敬意表現です。日本語の「どうぞ〜してください」「お手数ですが〜してください」に相当します。

最もシンプルな形は「请 + 動詞句」です。オフィスや接客、初対面の相手に対して広く使われます。

请进。
どうぞお入りください。

请问,洗手间在哪儿?
お尋ねしますが、お手洗いはどちらですか。

请稍等一下。
少々お待ちください。

また、「请 + 人 + 動詞」の兼語文にすると「人に〜してもらう」「人に〜するよう頼む」という意味になります。

请大家安静。
みなさん静かにしてください。

请(qǐng)は命令ではなく依頼であるため、相手に選択の余地を残した穏やかな響きを持ちます。公の場やビジネスでは欠かせない最重要語です。

「请」を使った文の基本パターン
请(qǐng)の文型

请 + 動詞句

  • 请进(どうぞお入りください)
  • 请问(お尋ねしますが)
  • 请稍等一下(少々お待ちください)

请 + 人 + 動詞

  • 请大家安静(静かにしてください)
  • 人に〜するよう頼む兼語文

「请」は後ろに動詞句を続ける形と、人を挟む兼語文の2通りの型があります。

直接的命令と語気助詞「吧」による緩和

動詞をそのまま前に出す直接命令は、緊急時や親しい間柄、あるいは上位者から下位者への指示で用いられます。

快点儿!
早くして!

看这边。
こっちを見なさい。

ただし、単独で使うと語感が非常に強くなり、ぶっきらぼうに聞こえる恐れがあります。そこで日常会話では、文末に語気助詞の吧(ba・〜しましょう/〜してください)を添えて語感を和らげます。

我们走吧。
もう行きましょう。

你先吃吧。
先に食べていてください。

休息一下吧。
少し休みましょう。

吧(ba)を付けることで、強制ではなく「〜したらどうですか」という提案や相談、相手を気遣うニュアンスに変わります。聞き手への圧迫感を減らしたいときは文末の吧が非常に効果的です。

直接命令と語気助詞「吧」の違い

動詞単独(直接命令)

  • 緊急時や親しい間柄、上位者から指示
  • 語感が非常に強くぶっきらぼう
  • 例:快点儿!/看这边。

動詞 + 吧(緩和・提案)

  • 「〜したらどうですか」という提案・相談
  • 相手を気遣い圧迫感を減らす
  • 例:我们走吧。/休息一下吧。

文末に「吧」を添えることで、強い命令から柔らかい提案や配慮へと変化します。

禁止を表す「别」と「不要」の使い分け

相手に「〜するな」「〜しないでください」と動作の禁止を伝える語には、别(bié)と不要(bùyào)の2つがあります。どちらも動作の制止を表しますが、使用場面や語気に違いがあります。

别(bié)は「不要(bú yào)」が縮まった口語表現で、日常会話の禁止・制止において最も多用されます。

别说话。
話さないでください(おしゃべりをやめなさい)。

别担心。
心配しないで。

别客气。
遠慮しないでください(どういたしまして)。

一方、不要(bùyào)は書き言葉や改まった会話、標識やスローガンなどでよく使われます。また、「〜を欲しがらない」という通常の内省的否定にも使われるため、文脈判断が必要です。

请不要在车厢内吸烟。
車内での喫煙はご遠慮ください。

不要放弃。
諦めてはいけません。

会話では别(bié)を優先して使い、標語やフォーマルなアナウンスでは不要(bùyào)を使うと自然です。

「别」と「不要」の使い分け

别(bié)

  • 「不要」が縮まった口語表現
  • 日常会話の禁止・制止で最頻出
  • 例:别说话 / 别担心 / 别客气

不要(bùyào)

  • 書き言葉や改まった会話、標識・スローガン
  • 「欲しがらない」の否定文脈にも使用
  • 例:请不要在车厢内吸烟 / 不要放弃

日常会話では「别」、標識や改まった場面では「不要」を優先して使います。

語感の強さで比べる禁止表現一覧表

禁止表現も、組み合わせる語によって相手に与える威圧感が大きく異なります。以下の表で、同じ「写真を撮らないで」という趣旨でも表現形式によってどのように伝わり方が変わるかを比較してみましょう。

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形式中国語例文日本語訳使用場面・特徴
请 + 不要请不要拍照。撮影はご遠慮ください。美術館や劇場などの丁寧な案内
请 + 别请别拍照。写真を撮らないでいただけますか。口頭での丁寧な制止
别(口語)别拍照。写真を撮るな/撮らないで。友人同士や親しい間柄での注意
不要(硬い表現)不要拍照。撮影禁止。規則の明示や強い禁止指示

丁寧な禁止文を作りたいときは、文頭に请(qǐng)を添えて请不要(qǐng bùyào)または请别(qǐng bié)の形にします。これにより、相手の尊厳を損なわずに規則遵守を求めることができます。

さらに語感を柔らかくする実践テクニック

中国語では、祈使句をさらに柔らかく親しみやすい表現に変えるテクニックがいくつかあります。代表的な方法を2点紹介します。

1. 動詞の重ね型を使う

動詞を重ねる(重畳する)と、「ちょっと〜してみる」という軽い語感が加わり、命令の厳しさが消えます。

请尝尝。
どうぞ味見してみてください。

你看一眼。
ひと目見てみて。

2. 数量詞「一下」を添える

動詞の直後に一下(yíxià・ちょっと、少し)を置くと、動作の所要時間が短く負担が軽い印象を与えられます。

帮我一下吧。
ちょっと手伝ってください。

请填一下这张表。
この書類にちょっとご記入ください。

これらの表現を请(qǐng)や吧(ba)と組み合わせることで、中国語の依頼表現は一段と自然で洗練された響きになります。

確認問題(5問)

  1. オフィスや接客などで、相手に敬意を込めて「どうぞお座りください」と頼む表現として適切なものはどれですか。

    答えと解説

    正解: 请坐
    「请」を文頭に置いて「请 + 動詞句」とすることで、相手への敬意を込めた丁寧な依頼表現になります。

  2. 文末に添えて、強い直接命令を「〜しましょう/〜してください」という穏やかな提案や促しに変える語気助詞はどれですか。

    答えと解説

    正解: 吧
    動詞の後に語気助詞「吧」を添えることで、強制ではなく提案や相談のニュアンスになり、語感を和らげられます。

  3. 日常会話において「心配しないで」と親しい相手に禁止・制止を伝える表現として最も自然なものはどれですか。

    答えと解説

    正解: 别担心
    日常会話の禁止・制止では口語表現の「别」が最頻出であり、「别担心」で「心配しないで」という意味になります。

  4. 禁止表現についての説明として、本文の内容と合致しているものはどれですか。

    答えと解説

    正解: 文頭に「请」を添えて「请不要」や「请别」にすると丁寧な禁止文になる
    丁寧な禁止文を作りたいときは、文頭に「请」を添えて「请不要」または「请别」の形にします。

  5. 祈使句の語感を柔らかくするテクニックとして本文で紹介されている組み合わせはどれですか。

    答えと解説

    正解: 動詞の重ね型を使う/動詞の直後に「一下」を添える
    祈使句を柔らかくするテクニックとして、「動詞の重ね型を使う」ことと「数量詞『一下』を添える」ことが紹介されています。

よくある質問

Q. 「别」と「不要」は完全に同じ意味ですか?
動作を制止する命令文としてはほぼ同義ですが、口語では「别」が主流で、公的な掲示や改まった場では「不要」が好まれます。また「不要」には「〜が要らない」という願望否定の意味もあります。
Q. 目上の人に頼み事をするときはどう言えば失礼になりませんか?
文頭に「请」を置き、動詞の後に「一下」を添えるか、「麻烦您(máfan nín・お手数をおかけしますが)」を前置きすると、非常に丁寧で敬意のある依頼になります。
Q. 「不要」の前に「请」を付けても大丈夫ですか?
問題ありません。「请不要〜」は公共の標識やアナウンスで「〜はご遠慮ください」という丁寧な禁止を伝える際の標準的な定型表現です。

2026年9月30日更新・モチタン辞典編集部

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