「検討する」は中国語で何と言う?
日本語の「検討する」に最も近く広く使われるのは「探讨」で、問題の解決策などを深く議論・探求する場面に適しています。一方、政策やアイデアを時間をかけて練り上げる場合は「酝酿」、計画や現状を客観的・批判的に見直す場合は「审视」を使います。目的に応じた使い分けが大切です。
使い分け
- 探讨
物事の真相や解決策を深く議論・研究するニュアンスです。学術的な討議やビジネスの課題検討など幅広い場面で使われます。
我们需要深入探讨这个问题。
私たちはこの問題を深く検討する必要があります。
- 酝酿
酒を醸造するように、企画や人事、政策などを正式決定する前にじっくり時間をかけて意見調整や準備を行う場面で用います。
这项新政策还在酝酿之中。
この新しい政策はまだ検討中(準備段階)です。
- 审视
注意深く観察して精査するニュアンスです。これまでのやり方や計画、現状を客観的・批判的に見直して検討する際に使います。
我们要重新审视现有的方案。
私たちは既存の案を改めて検討し直すべきです。
よくある間違い
✕ 我会检讨这个方案。
○ 我会探讨这个方案。 / 我会考虑这个方案。
中国語の「检讨」は自分の過ちを反省・自己批判するという意味になり、日本語の「検討」とは全く異なります。
「検討する」のよくある質問
Q. 「前向きに検討します」はどう言いますか?
Q. 「検討中」と言いたい時は?
例文
コアイメージ
問題を中心に調べて話し合い、事実や見解をはっきりさせ結論や提案をつくる過程
関連語
使い方
類義語との違い
探讨: 問題や議題を調べて整理し、結論や提案を作ること
讨论: 意見を交換して問題やテーマについて話し合うこと
研究: 資料や実験で対象を詳しく調べて性質や原因を明らかにすること
商量: 相談して予定ややり方を決めること
议论: 考えや感想を述べて話題について論じること
中国語での定義
語源
複合語として『探』が調査の意、『讨』が言葉で問う意を担い、調べながら意見を交換する意味が定着した。
コラム
- メールや報告書では『探讨』を使うと論点を整理する語感になり、友人との普通の会話では『讨论』『商量』の方が自然に受け取られやすい。
酝yùn酿niàng
意味
例文
コアイメージ
考えや計画が内部で時間をかけて徐々にまとまっていく過程を表す。
使い方
類義語との違い
酝酿: 会議や組織の内部で考えや案が少しずつ練られて、次の行動に向けて整えられていくこと
考虑: ある事柄について利点や問題点をよく考えて対応や判断を決めること
讨论: 複数の人が意見を交換して問題や提案について詳しく話し合うこと
商量: 複数の人が集まって意見を出し合い、やり方や決定を相談して決めること
准备: 物や手続き、人員などをそろえて行動や作業ができる状態にすること
中国語での定義
語源
二字とも酉偏を持ち、古くは酒の醸造や発酵に関わる字であったため、本来の「発酵する」意味から転じて、考えや案が内部で時間をかけて徐々に形になるという比喩的用法が生じた。
コラム
- 会議や組織内の準備段階を指すことが多く、「正在酝酿这个提案」のように進行中を表す表現がよく使われるため、カジュアルな「考える」場面では「考虑」や「想一想」を使う方が自然。
审shěn视shì
意味
- 動 検討する
- 動 精査する
- 動 吟味する
例文
コアイメージ
細部を観察し反省や検討を加えて結論を出す行為
関連語
使い方
類義語との違い
审视: 細部を注意深く見て客観的に評価し、結論や改善点を導き出す行為
检查: 欠陥や異常を見つけるために物や作業を一つ一つ調べること
审查: 書類や手続きなどを正式に詳しく調べて適否を決めること
观察: 人や事物の様子や変化を注意深く見て情報を集めること
反省: 自分の行動や判断を振り返り、良くなかった点を見つけて改めようとすること
中国語での定義
語源
「审」は判断や検査を表す字であり、「视」は見ることを示す字である。合わせて用いると、外部の事柄だけでなく自分の状況を冷静に見直して長所短所を判断するという含みも持つ語となる。
コラム
- 『审视』は自分や他人の言動を冷静に見直す場面でも使えるが、『反省する』ほどの自己批判とは異なり、客観的に評価するという意味合いになるため、自己評価やフィードバックの場面で使うと適切である。