ひどい
「ひどい」はフランス語で何と言う?
「ひどい」を表す最も一般的で日常会話によく使われる語は horrible や terrible です。フランス語には「ひどい」を意味する語が多く、悪天候や外見の不快さには affreux、激痛や惨劇など耐えがたい苦痛には atroce、結果の壊滅的なひどさには désastreux というように、何がどのようにひどいかによって使い分けます。
使い分け
- horrible
日常会話で最も多用される語です。嫌悪感を催すような外見、ひどい天気、不快な出来事など幅広く使えます。
Il fait un temps horrible aujourd'hui.
今日はひどい天気です。
- terrible
深刻な被害や強烈な悪さに対して使われます。口語では逆に「すごい、素晴らしい」という肯定的な意味で使われることもあります。
C'est un terrible accident.
それはひどい事故です。
- affreux
視覚的な醜さや、気分をひどく害するような不快さを表す際に好まれます。人の性格や服装の酷さにもよく用います。
Cette couleur est vraiment affreuse.
この色は本当にひどいです。
- atroce
残虐な行為や、耐えがたい肉体的・精神的な苦痛を表します。痛みの激しさを伝える際にも頻出します。
J'ai une douleur atroce à la tête.
頭にひどい激痛があります。
- détestable
嫌悪感を抱かせるような人柄、態度、あるいはうんざりするような天候などに対して用いる表現です。
Il a un caractère détestable.
彼はひどい性格をしています。
- désastreux
災害のような壊滅的な状況や、大失敗に終わった結果などの「取り返しのつかないひどさ」を表します。
Les résultats de l'examen sont désastreux.
試験の結果はひどいものでした。
よくある間違い
✕ Ce film n'est pas terrible.(意味:この映画はひどい)
○ Ce film est horrible. / Ce film est nul.
否定形の pas terrible は「いまいち、大したことない」という意味になり、「ひどい」とはなりません。
「ひどい」のよくある質問
Q. 「ひどい!」と一言で言いたい時は?
Q. terribleは良い意味でも使えますか?
例文
C'est terrible.
ひどいね。
コアイメージ
圧倒されるほど悪い・恐ろしいと感じる感覚
関連語
使い方
類義語との違い
terrible: 圧倒されるほど悪く、恐怖や強い嫌悪を引き起こす程度を表す形容詞。
mauvais: 質や状態が良くなく、期待や要求に応えない状態を表す形容詞。
horrible: 非常に不快で恐ろしく感じられ、見る・聞くのがつらいと感じさせる状態を表す形容詞。
affreux: 驚きや嫌悪を伴うほど嫌で、不愉快な印象を強く与える状態を表す形容詞。
épouvantable: 強い恐怖や不安を引き起こし、耐えがたいと感じさせるほど悪い状態を表す形容詞。
フランス語での定義
Qui est très mauvais ou qui provoque une forte peur ou un choc, exprimant une intensité négative.
語源
フランス語terribleはラテン語terribilis(『恐れさせる』)に由来し、動詞terrereから派生して中世以降に『ひどい・恐ろしい』の意味で定着した。
コラム
- 口語では声の調子や文脈で意味が変わり、否定的に使うことが多いが強調や皮肉で肯定的に受け取られる場合もある点に注意する。

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例文
C'est horrible.
それはひどい。
コアイメージ
身がすくむほどの嫌悪や恐怖を呼び起こし、受け入れがたいほど強い不快感
関連語
使い方
類義語との違い
horrible: 身がすくむほどの嫌悪や恐怖を呼び起こし、受け入れがたいほど強い不快感を表す
terrible: 非常に悪い出来事や状態に対して強い否定的な感情を示す
affreux: 見た目や出来事が非常に不快で恐怖や嫌悪を呼び起こす
atroce: 耐えがたいほどの苦痛や悲惨さを強く表す
épouvantable: 強い恐怖やぞっとする感覚を引き起こす
フランス語での定義
Qui provoque une forte répulsion, de l'horreur ou un grand déplaisir ; très mauvais ou intolérable.
語源
ラテン語 horribilis(horrēre「身震いする」+接尾辞 -bilis)に由来し、中世を経て現代仏語の horrible として定着した
コラム
- 出来事の悪さを強く表す表現で、『C'est horrible !』は悲報や事故への反応に使い、人に直接言うと強い非難になる
例文
C'est affreux.
それはひどい。
コアイメージ
出来や性質が非常に悪く、不快や驚きを与えるもの。
関連語
使い方
類義語との違い
affreux: 出来や性質が非常に悪く、不快や驚きを与えるさまを表す形容詞。
terrible: 程度が非常に悪く、強い否定的な印象を与えるさま。
horrible: 恐怖や強い嫌悪を引き起こすほど不快であるさま。
mauvais: 質や状態がよくなく、望ましくないと感じられるさま。
dégoûtant: 見る・味わう・考えることで強い嫌悪や不快感を与えるさま。
フランス語での定義
Qui est très désagréable, choquant ou de mauvaise qualité ; employé familièrement pour dire « très mauvais ».
語源
affreux は古仏語 afreus に遡り、名詞 effroi と語源的に結びつき、さらに effroyable など同根の語とともに『ひどさ・恐怖』の意味領域を形成して現代に至った。
コラム
- 口語で C'est affreux が食べ物・サービス・出来事の評価に使われ、英語の awful と使われる場面が重なることが多く、いずれも強い語感を持つ。
épouvantable
意味
- 形 ひどい
- 形 恐ろしい
- 形 悲惨な
例文
C'est épouvantable.
ひどい。
コアイメージ
強い不快感と恐怖で圧倒される状態
関連語
使い方
類義語との違い
épouvantable: 強い不快感や恐怖で圧倒されるほど非常にひどい状態。
terrible: 非常に悪くて深刻な影響や損害を伴うほどひどい状態。
horrible: 見たり聞いたりして強い嫌悪や恐怖を覚えるほど恐ろしい様子。
affreux: 耐えがたいほど不快で不愉快な状態。
mauvais: 質や状態が良くない、望ましくないこと。
フランス語での定義
語源
épouvantable は動詞 épouvanter(怖がらせる)に形容詞化接尾辞 -able が付いた語で、古仏語の espovant- に遡り、さらにラテン語 paveo(恐れる)に由来する。
コラム
- 日常会話では比喩的に『ひどい』の意味で使われ、天気や出来事の評価などで文字どおりの恐怖を伴わない用法が多い。
例文
コアイメージ
極めて強い痛みや恐怖、耐えがたい苦しみを伴う状態を表す。
関連語
使い方
類義語との違い
atroce: 極めて強い痛みや恐怖、耐えがたい苦しみを伴う非常にひどい状態を表す形容詞。
terrible: 非常に悪く危険や強い不快を感じさせる状況や出来事を表す形容詞。
horrible: ぞっとするほど恐ろしく不快な感情や出来事を引き起こす状態を表す形容詞。
douloureux: 身体的または心の痛みを伴う状態を示す形容詞。
フランス語での定義
Qui cause une souffrance ou une horreur extrême; très mauvais au point d'en être insupportable.
語源
ラテン語 atrox(atrocis)「恐ろしい・残虐な」から派生し、古フランス語を経て現代フランス語の atroce になった。
コラム
- 日常会話では douleur atroce(ひどい痛み)のように痛みや苦しさを強調する場面で使い、軽い不快や単なるまずさを表すには大げさに聞こえる。
abominable
意味
- 形 ひどい
- 形 おぞましい
- 形 忌まわしい
例文
コアイメージ
強い嫌悪や憤りを引き起こす、非常に不快なもの。
関連語
使い方
類義語との違い
abominable: とてもいやで、むかついて許せないと感じるほどひどい
détestable: 人から強くきらわれ、いやで許せないと思わせる
horrible: 見てぞっとしたり、こわくなるほどいやな気持ちにさせる
terrible: 非常に悪く、重大な問題や困りごとを生むことがある
フランス語での定義
Désigne ce qui est extrêmement mauvais ou révoltant, au point de susciter du dégoût ou de l'indignation.
語源
ラテン語 abominabilis(ab-「離れる」+ ominari「前兆を告げる」)に由来し、悪い前兆に関わるものとして忌避の意味を帯びた。
コラム
- 口語では道徳的な非難や強い嫌悪を表す際に使われ、単なる品質不満には affreux や nul の方が自然に聞こえる。
détestable
意味
- 形 ひどい
- 形 憎むべき
- 形 忌まわしい
例文
C'est détestable.
それはひどい。
コアイメージ
強い嫌悪や道徳的反発を引き起こす性質。
関連語
使い方
類義語との違い
détestable: 非常に強い嫌悪や道徳的反感を引き起こす性質。
mauvais: 望ましくない状態や結果で、質や行いが悪いと感じられる性質。
gênant: 場の雰囲気を悪くし、相手を困らせるような気まずさを生む性質。
insupportable: 耐えられないほど不快で、継続できないと感じさせる性質。
abominable: 極めてひどく、強い嫌悪や軽蔑を引き起こす性質。
フランス語での定義
Qui mérite d'être détesté; qui provoque une forte antipathie ou une révolte morale.
語源
語源はラテン語 detestare(「強く嫌う、呪う」の意)で、フランス語の動詞 détester と形容詞化接尾辞 -able によって「憎むに値する」という意味の形容詞が作られた。
コラム
- 感情の強い語なので人に直接向けると非常に攻撃的に聞こえるため、軽い不満には mauvais や gênant などの穏やかな表現を使う方が安全だ。
désastreux
意味
- 形 ひどい
- 形 悲惨な
例文
C'est désastreux.
それはひどい。
コアイメージ
物事が深刻に悪化し、人や物に重大な影響を与えている様子を表す。
関連語
使い方
類義語との違い
désastreux: 物事が深刻に悪化して人や物に重大な被害や影響を与えるほどひどいさまを表す。
mauvais: 品質や状態が良くなく望ましくないさまを表す。
terrible: とてもひどくて強い驚きや嘆きを伴うさまを表す。
catastrophique: 事態が壊滅的になり大規模な被害や混乱をもたらすほど深刻なさまを表す。
affreux: 非常に不快で耐えがたく見る・聞くに堪えないほどひどいさまを表す。
フランス語での定義
Qui est extrêmement mauvais au point de provoquer des conséquences graves.
語源
フランス語 désastreux は désastre+-eux の合成で、désastre はラテン語 dis-+astrum を語源としてイタリア語 disastro 経由で伝わった。
コラム
- 日常では「C'est désastreux.」のように結果や状況を嘆く表現として使われ、くだけた会話では大げさに用いられやすい点に注意する。