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中国語論文書き方完全ガイド:構成と表現
中国語論文は、标题(タイトル)・摘要(要旨)・关键词(キーワード)・正文(本論)・结论(結論)・参考文献の6要素で構成し、段落冒頭は全角2文字空けるのが基本原則です。
口語を避けて書面語(书面语)を用い、頓号(、)や書名号(《》)など中国語特有の標点符号を正密に使い分けることで、学術的な説得力が備わります。
中国語論文の目的別ナビゲーション
学術的な作業において「中国語論文書き方」を調べる動機は、主に二つに分かれます。一つは中国語そのものを用いて学士論文、修士論文、投稿論文、あるいは授業レポートを執筆する場合です。
もう一つは、日本語で論文を執筆する過程で中国語の先行文献や一次史料を引用・言及する場合です。目的によって留意すべき規則が異なるため、まずは該当する指針を確認してください。
中国語で本文を執筆する場合
中国語で論文を執筆する場合は、中国本土の学術標準である簡体字、あるいは台湾や香港の研究機関で用いられる繁体字のどちらを指定されているかを最初に確認します。
文体は日常会話の口语(kǒuyǔ・口語)を一切排除し、书面语(shūmiànyǔ・書面語)に統一しなければなりません。また、段落の字下げ規則や標点符号、中国国家標準の参考文献形式(GB/T 7714など)に厳格に準拠する必要があります。
日本語論文内で中国語文献を引用する場合
日本の大学や学術雑誌に提出する日本語論文の中で中国語文献を扱う場合は、本文中での著者名や書名の表記、参考文献欄での配列順序が重要になります。
一般的には、中国語の著者名は漢字表記のまま日本語音または現地音ルビを添え、論文名や書名には邦訳を併記することが推奨されます。また、参考文献目録における五十音順とピンイン順の混在規則を把握しておく必要があります。
中国語で本文を執筆
- 簡体字または繁体字の指定を確認
- 口語を排除し書面語に統一
- 段落字下げや標点符号を厳守
- GB/T 7714等の参考文献形式に準拠
日本語論文内で引用
- 著者名は漢字表記+ルビ推奨
- 論文名・書名に邦訳を併記推奨
- 目録での五十音順・ピンイン順混在を把握
中国語で執筆する場合と日本語論文で引用する場合の違いを整理しました。
論文の書き言葉とあわせて会話表現も確認したいときは、中国語会話の総合ガイドを参考にしてください。
基本構成とフォーマット設定規則
中国語論文の標準的な構成は、規定の要素が整然と並ぶ必要があります。主要な構成要素は以下の表の通りです。
| 構成要素 | 中国語名称 | 記述内容と主な役割 |
|---|---|---|
| 表題 | 标题(biāotí) | 研究内容を簡潔かつ具体的に示す名称。副題を伴う場合もある。 |
| 著者情報 | 作者姓名及单位(zuòzhě xìngmíng jí dānwèi) | 執筆者氏名、所属大学、学部、研究室名など。 |
| 要旨 | 摘要(zhāiyào) | 研究の背景、目的、方法、主要な知見、結論を200〜400字程度でまとめたもの。 |
| キーワード | 关键词(guānjiàncí) | 論文の主題を表す重要語句を3〜5個程度、セミコロン(;)で区切って列挙。 |
| 本論 | 正文(zhèngwén) | 引言(導入)、正文各章(理論・実験・論証)、结论(結論)で論理を展開。 |
| 参考文献 | 参考文献(cānkǎowénxiàn) | 本文中で言及・引用したすべての文献の書誌事項を規定の様式で記載。 |
段落の字下げ(首行缩进两字符)
中国語のアカデミックライティングにおいて最も厳格に守られる形式規則の一つが、段落冒頭のインデントです。日本語では段落の最初に全角1文字分の空白を空けますが、中国語では必ず全角2文字分の空白を空けます。
これを中国語で首行缩进两字符(shǒuháng suōjìn liǎng zìfú)と呼びます。Wordなどの文書作成ソフトでは、段落設定のインデント機能で「特殊:最初の行」「間隔:2字」と設定します。
スペースキーを連打して余白を作るのではなく、ソフト側の段落スタイル設定を利用してください。
フォントと行間の基本設定
提出先の執筆要領(征稿简章や论文规范)に特段の指定がない場合、中国語(簡体字)論文では以下の設定が標準的です。
- タイトル(标题):黑体(SimHei)の二号または三号、太字、中央揃え。
- 見出し(章节标题):大見出しは黑体の小三号、中見出しは黑体の四号。
- 本文(正文):宋体(SimSun)の小四号(12pt相当)、英数字はTimes New Roman。
- 行間(行距):固定値20〜22ポイント、または1.25〜1.5行に設定。
簡体字と繁体字の選択基準
簡体字と繁体字のどちらを用いるかは、研究のテーマではなく「論文の提出先・投稿先」によって決まります。中国本土の大学、大学院、学術雑誌に提出する場合は、例外なく規範漢字である簡体字を用います。
一方、台湾や香港の機関に提出する場合、あるいは日本国内の中国文学・古典文献学分野で伝統的に繁体字指定がある学会誌では繁体字を用います。同一論文内での混用は厳禁です。
次の疑問論文全体の構成を組み立てる前に文作りの基本を押さえたい方は、中国語の作文・文章の書き方基礎を確認しておくとスムーズです。
標点符号の厳格な使い分け規則
中国語の約物・句読点である标点符号(biāodiǎn fúhào)は、日本語や英語の用法と明確に異なります。標点符号の誤用は論文の完成度を損なう要因となるため、以下の規則を遵守してください。
| 名称 | 記号 | 用法と日本語との相違点 |
|---|---|---|
| 顿号(dùnhào) | 、 | 単語や短い連語を並列するときにのみ使用。複文の読点には使えない。 |
| 逗号(dòuhào) | , | 文中の小休止や、主節と従属節を区切る際に使用。全角のカンマを用いる。 |
| 句号(jùhào) | 。 | 平叙文の末尾に使用。日本語と同様の中空の丸(。)を用いる。 |
| 书名号(shūmínghào) | 《 》 | 著作物全体(単行本、雑誌名、新聞名、映画名、法令名など)を囲む。 |
| 篇名号(piānmínghào) | 〈 〉 | 書名号の内部で、さらに個別の論文名や章節名を特定する際に二重で使用。 |
| 引号(yǐnhào) | “ ” | 直接引用や強調に使用。簡体字ではダブルクォーテーションの形を用いる。 |
| 冒号(màohào) | : | 提示、引用の直前、総括の導入などに使用。 |
| 分号(fēnhào) | ; | 並列する複文同士を区切る際、またはキーワードを列挙する際に使用。 |
頓号(、)と逗号(,)の境界線
日本語では単語の並列も文の区切りも同じ読点「、」を用いますが、中国語では厳密に分離します。名詞や動詞が対等に並ぶ場面では必ず頓号「、」を使います。
例文:本研究探讨了语法、词汇与语音三者之间的关系。(本研究では文法、語彙、音声の三者の関係を検討した。)
一方、節と節の区切りや接続詞の直後には必ず逗号「,」を用います。
例文:虽然以往的研究取得了一定成果,但在样本量上仍存在局限性。(先行研究は一定の成果を収めているものの、サンプル数において依然として限界が存在する。)
書名号(《》)と篇名号(〈〉)の入れ子関係
論文名や書籍名を表記する際、欧米語のようなイタリック体や日本語の鍵括弧(「」)は使いません。必ず二重山括弧の《 》を用います。書籍の中の特定の論文や章を指す場合は、外側に《 》、内側に〈 〉を配置します。
例文:本文参考了《现代汉语词汇研究》中的相关理论。(本文は『現代漢語詞彙研究』における関連理論を参考にした。)
例文:该文发表于《语言教学与研究》2023年第2期。(当該論文は『言語教育と研究』2023年第2号に掲載された。)
例文:见《〈论语〉研究论文集》。(『〈論語〉研究論文集』を参照。)
文を自然につなぐ接続表現を整理したいときは、書面語の接続詞「而・并・以及・从而」を確認してください。
学術中国語(書面語)定型表現集
学術論文では、簡潔で客観的な书面语(書面語)を用いることが不可欠です。論文の各セクションで頻出する実用的な定型フレーズを機能別に整理しました。
研究の目的・背景の提示
- 本研究旨在探讨……(běnyánjiū zhǐzài tàntǎo...・本研究は……を検討することを目的とする)
- 本文以……为研究对象,考察……(běnwén yǐ... wéi yánjiū duìxiàng, kǎochá...・本文は……を研究対象とし、……を考察する)
- 近年来,关于……的问题引起了学界的广泛关注。(jìnnián lái, guānyú... de wèntí yǐnqǐ le xuéjiè de guǎnfàn guānzhù.・近年、……に関する問題は学界の広い関心を集めている)
- 鉴于上述背景,深入研究……具有重要的理论与现实意义。(jiànyú shàngshù bèijǐng, shēnrù yánjiū... jùyǒu zhòngyào de lǐlùn yǔ xiànshí yìyì.・上記の背景に鑑み、……を深く究明することは重要な理論的・現実的意義を有する)
先行研究の言及と問題提起
- 以往的研究多集中于……,而对……的探讨相对不足。(yǐwǎng de yánjiū duō jízhōng yú..., ér duì... de tàntǎo xiāngduì bùzú.・従来の先行研究は……に集中しており、……への検討は比較的不足している)
- 正如学者李明(2020)所指出的,……(zhèngrú xuézhě Lǐ Míng (2020) suǒ zhǐchū de, ...・学者・李明(2020)が指摘しているように、……)
- 学术界对该现象的解释尚存争议。(xuéshùjiè duì gāi xiànxiàng de jiěshì shàng cún zhēngyì.・学界において当現象の解釈には依然として議論の余地がある)
- 有鉴于此,本文拟从……视角进行进一步补充和拓展。(yǒu jiànyú cǐ, běnwén nǐ cóng... shìjiǎo jìnxíng jìnyíbù bǔchōng hé tuòzhǎn.・これに鑑み、本文は……の視点からさらなる補足と展開を試みる)
論理展開・原因・対比の接続表現
- 由此可见,……(yóucǐ kějiàn, ...・これによって明らかなように、……)
- 基于上述分析,可以得出以下两点:(jīyú shàngshù fēnxī, kěyǐ déchū yǐxià liǎng diǎn:・上記の分析に基づき、以下の2点を導き出すことができる)
- 与此相反,……(yǔ cǐ xiāngfǎn, ...・これとは反対に、……)
- 不可否认的是,……(bùkě fǒurèn de shì, ...・否定できないのは、……)
- 值得注意的是,……(zhíde zhùyì de shì, ...・注目に値するのは、……)
結論づけ・今後の課題
- 综上所述,本研究证明了……(zōngshàng suǒshù, běnyánjiū zhèngmíng le...・以上を総括すると、本研究は……を論証した)
- 本研究的结论有助于深化对……的认识。(běnyánjiū de jiélùn yǒuzhùyú shēnhuà duì... de rènshi.・本研究の結論は、……に対する認識を深めるのに寄与する)
- 受制于研究条件,本文尚未能对……展开充分调查,这有待今后进一步探讨。(shòuzhì yú yánjiū tiáojiàn, běnwén shàng wèi néng duì... zhǎnkāi chōngfèn diàochá, zhè yǒudài jīnhòu jìnyíbù tàntǎo.・研究条件の制約により、本文は……に対する十分な調査を展開し得ておらず、これは今後の検討課題である)

論文らしい表現への言い換えパターンは、書面語(書き言葉)と口語の対応ルールで詳しく解説しています。
参考文献(GB/T 7714)の記述形式
中国本土の大学や学術機関に提出する論文では、国家標準規格であるGB/T 7714(信息与文献 参考文献著录规则)への準拠が義務付けられています。文献の種類ごとにアルファベット1文字の文献タイプ識別コード(文献类型标志)を付与するのが大きな特徴です。
主要な文献タイプ識別コード
主要な識別コードは、図書・モノグラフが [M](Monograph)、学術雑誌論文が [J](Journal)、論文集が [C](Collection)、学位論文が [D](Dissertation)、新聞記事が [N](Newspaper)、報告書が [R](Report)です。
文献種類別の書式テンプレートと具体例
実務で頻出する3種類の書式は以下の通りです。
1. 学術定期刊行物の論文(Journal)形式:著者名. 論文名[J]. 雑誌名, 出版年, 巻数(号数): 開始ページ-終了ページ.
実例:张华, 王强. 现代汉语复句关联词的语用功能研究[J]. 中国语文, 2021, 35(4): 45-52.
2. 単行本・書籍(Monograph)形式:著者名. 書名[M]. 出版地: 出版社, 出版年: 参照ページ.
実例:李伟. 汉语语法学基础[M]. 北京: 某著名学术出版社, 2018: 112-115.
3. 学位論文(Dissertation)形式:著者名. 論文名[D]. 保存場所(都市名): 学位授与機関, 授与年: 参照ページ.
実例:刘洋. 基于语料库的留学生汉语介词习得偏误分析[D]. 上海: 华东师范大学, 2019: 30-34.
参考文献の並び替え規則(ソート順)
中国語論文では、参考文献の並べ方に2つの標準があります。本文中の引用順に番号を振る「順序編碼制(Sequential Numbering System)」と、著者名のアルファベット順・ピンイン順に並べる「著者・出版年制(Author-Date System)」です。
著者名順で並べる場合、中国語文献は著者の姓の汉语拼音(Hànyǔ Pīnyīn)のアルファベット昇順(A→Z)で配列します。
日中両言語の文献が混在する場合の処理
日本語論文において中国語文献を参考文献欄に掲載する場合、学会や大学の規程に従い、以下のいずれかの方式を採用します。
- 言語別分割方式:まず日本語文献を著者名五十音順で並べ、次に中国語文献をピンイン順または漢字音順で並べ、最後に欧文文献をアルファベット順で並べる方式。
- アルファベット一元化方式:日本語著者名(ヘボン式ローマ字)と中国語著者名(ピンイン)を同一のアルファベット順で統合して並べる方式。
日本語論文の参考文献欄に中国語文献を記載する際は、書誌事項の原題を明記した上で、必要に応じて末尾に「(中国語)」と原語を付記するか、角括弧で邦訳タイトルを併記すると親切です。
例:李明. 现代汉语语法研究[M]. 北京: 某著名学术出版社, 2019. [李明『現代漢語文法研究』北京:某著名学術出版社、2019年]
定期刊行物・記事
- [J] 学術雑誌論文
- [N] 新聞記事
単行本・論文集
- [M] 図書・モノグラフ
- [C] 論文集
学位・研究成果
- [D] 学位論文
- [R] 報告書
中国の国家標準GB/T 7714で使用される主要な文献コードの分類です。
次の疑問引用文献の詳しい表記ルールや具体例をさらに深掘りしたいときは、中国語文献の参考文献の書き方が役に立ちます。
よくあるNG表現とBefore/After改善例
日本語母語話者が中国語論文を書く際、日常会話表現や直訳調の不自然な言い回しが原因で減点されるケースが多発します。特に注意すべきNGパターンと修正例を対比表で確認してください。
表は横にスクロールできます →
| 分類 | 不適切な表現(NG) | 学術的改善案(OK) | 改善理由 |
|---|---|---|---|
| 一人称の多用 | 我认为这个问题很重要。 | 显而易见,该问题具有关键意义。 | 「我」を多用すると主観的になるため、客観的叙述に改める。 |
| 口語接続詞 | 还有,实验结果也不太好。 | 此外,实验数据未达预期指标。 | 「还有」は口語。「此外」「另外」を用い、評価語も客観化する。 |
| 感情的・主観的語彙 | 作者的观点非常棒。 | 该观点具有较高的理论价值。 | 「非常棒」などの感嘆的評価は学術文に不適。論理的価値を述べる。 |
| 曖昧な程度表現 | 差不多所有的学生都…… | 绝大多数被试(92.5%)均…… | 「差不多」は曖昧。「绝大多数」とし、具体的な数値根拠を付す。 |
| 日本語直訳の構文 | 对这件事情的了解,我…… | 针对该现象,本研究…… | 「事情的了解」は日本語直訳調。「现象」「课题」など精密な名詞を用いる。 |
一人称「我」の扱い方
論文では客観性が重視されるため、我(wǒ・私)という単数一人称の頻出は避けます。自身の見解や作業工程を示す必要がある場合は、笔者(bǐzhě・筆者)または本研究(běnyánjiū・本研究)、本文(běnwén・本文)を主語に据えるのが学術文の標準作法です。
共同研究の場合は我们(wǒmen・我々)を用いても差し支えありません。
先行研究の収集と推敲チェックリスト
質の高い論文を仕上げるには、適切な学術リソースからの先行研究調査と、提出直前の厳格な推敲が欠かせません。
中国語文献の検索・収集方法
中国語の学術先行研究を探す際は、中国語圏の大手学術論文データベースを活用するのが最も標準的です。検索時は日常語ではなく、専門用語(术语)を検索窓に入力します。
また、論文の被引用数(被引频次)やダウンロード数(下载频次)を確認し、その分野で中核となっている重要文献(核心期刊)から優先して読み進めると効率的です。
翻訳ツールや推敲ツールを活用する際の留意点
下書き作成時に各種の翻訳・文章作成支援ツールを利用する場合、日常会話的な構文が出力されやすいため注意が必要です。ツールに学術的修正を依頼する際は、具体的な文体指定を行うと精度が向上します。
- 指示文の例:请将以下段落修改为规范的学术汉语(书面语)。避免使用口语词汇,消除第一人称,并使用严谨的逻辑连接词和学术术语。(以下の段落を規範的な学術中国語(書面語)に修正してください。口語表現を避け、一人称を排除し、厳密な論理接続詞と学術専門用語を使用してください。)
提出前セルフチェックシート
提出・印刷を行う前に、以下の項目を一つずつ確認してください。
- 段落の先頭は例外なく全角2文字分(首行缩进两字符)空いているか。
- 単語の並列に誤って読点(,)を使わず、頓号(、)を使用しているか。
- 書籍名、雑誌名、論文名が《 》や〈 〉で正しく囲まれているか。
- 一人称「我」が多用されておらず、「笔者」や「本研究」に置き換わっているか。
- 口語的な接続詞(然后、还有、不过など)が書面語(进而、此外、然而など)になっているか。
- 簡体字と繁体字の字形が混在していないか(異体字の確認)。
- 本文中で言及した文献が、すべて末尾の参考文献一覧に漏れなく記載されているか。
- 参考文献の表記形式がGB/T 7714などの指定書式に統一されているか。
- 段落先頭の全角2文字分字下げ首行缩进两字符の確認
- 単語並列時の頓号(、)使用読点(,)との使い分け
- 著作物・論文の記号表記《 》や〈 〉の正しい入れ子
- 一人称「我」の回避「笔者」や「本研究」に置換
- 書面語の接続詞への統一进而、此外、然而などを使用
- 簡体字と繁体字の混在防止指定された字形への統一
- 言及文献の漏れなし確認本文と参考文献一覧の照合
- GB/T 7714等の指定書式統一識別コードや区切り記号の確認
提出や印刷を行う前に確認すべき書式や表現の必須チェック項目です。
理解度チェック
Q1. 中国語論文の段落冒頭の字下げ規則として正しいものは?
- 全角1文字分の空白を空ける
- 全角2文字分の空白を空ける
- 半角1文字分の空白を空ける
- 字下げは行わず左詰めで書く
答えを見る
正解: B. 全角2文字分の空白を空ける
中国語では段落冒頭に必ず全角2文字分の空白を空け、これを首行缩进两字符と呼びます。
Q2. 中国語の標点符号で、単語を並列する際に用いる記号は?
- 逗号(,)
- 頓号(、)
- 分号(;)
- 句号(。)
答えを見る
正解: B. 頓号(、)
名詞や動詞など単語や短い連語を並列する場面では、逗号ではなく頓号「、」を用います。
Q3. GB/T 7714形式で学術雑誌論文を示す識別コードは?
- [M]
- [C]
- [D]
- [J]
答えを見る
正解: D. [J]
GB/T 7714において、学術雑誌論文(Journal)の識別コードは[J]です。
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よくある質問
- Q. 中国語論文の要旨(摘要)は何文字程度書けばよいですか?
- 学士論文や通常の期末レポートでは200〜300字程度、修士論文では500〜800字程度が一般的です。背景、目的、方法、主要な結果、結論を無駄なく凝縮して記述します。
- Q. 本文中の直接引用はどのように書きますか?
- 短い引用は二重引用符“ ”で囲み文中に組み込みます。数十文字を超える長文の引用は、独立した段落とし、左右を2〜4文字分インデントして文字サイズを1段階小さく設定します。
- Q. 中国語の数字表記は全角と半角のどちらを使いますか?
- 学術論文中のアラビア数字や西暦年、ページ数、パーセンテージなどの数値データは、半角数字(1, 2, 3...)を用いて入力するのが現代中国語の標準的な出版規範です。
- Q. ネイティブチェックを依頼する際の注意点は何ですか?
- 単なる日常会話話者ではなく、論文執筆経験のある大学院生や研究者に依頼することが大切です。事実誤認や論理矛盾を防ぐため、元の日本語ドラフトや要旨も併せて共有してください。
- Q. 英語のアブストラクトも必要ですか?
- 卒業論文や学術誌投稿論文では、中国語の摘要(Abstract)の後に英文タイトルと英語のAbstract、Keywordsの併記を義務付けている大学や学会が多数を占めます。
2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部