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中国語の参考文献の書き方完全ガイド
中国語文献を日本語論文に載せる際は、勝手に日本の漢字へ変換せず原文の字体(簡体字・繁体字)を維持し、書名号《》を日本の学術慣例である『』や「」に置き換えるのが原則です。
一方、中国語で論文やレポートを執筆する場合は、中国の国家規格であるGB/T 7714(参考文献の記述規則)に従い、原文の記号のままピンイン順または出現順で整理します。
用途で分かれる中国語参考文献の基本方針
中国語文献を扱う学術的な記述方法は、「日本語の論文・レポートに中国語の資料を引用する場合」と「中国語で論文・レポートを執筆する場合」の2つに大別されます。両者では漢字の扱い、約物(引用符や書名記号)、文献の並び順のルールが異なります。
1. 日本語論文に中国語文献を載せる場合
日本の大学や専門学会における標準的な執筆要領では、原文への忠実性と日本語論文としての体裁の統一が重視されます。
- 漢字の表記:原則として出版時の字体(簡体字または繁体字)のまま記述します。日本の新字体へ勝手に書き換えると、原典の同定が困難になるため避けます。
- 記号(約物):中国語特有の書名号《 》(shūmínghào・書名号)は『 』に、論文名や記事名に用いる単書名号〈 〉または二重書名号は「 」に置き換えます。
- 文献リストの並び順:日本語文献、外国語(中国語・欧米語)文献を言語別にセクションを分けて配列するか、すべての著者の読み(ピンイン・アルファベット・五十音)で一括してアルファベット順に並べる方法の2通りがあります。提出先の規定を確認する必要があります。
2. 中国語で論文・レポートを執筆する場合
中国語で文章を執筆する場合、中国の国家規格であるGB/T 7714「信息与文献 参考文献著录规则」(情報および文献 参考文献記述規則)に準拠するのが標準です。
- 漢字の表記:中国本土の大学・機関であれば簡体字、台湾や香港の機関であれば繁体字で統一します。
- 記号(約物):全角の中国語記号をそのまま使用します。書籍や定期刊行物、論文集の題名には《 》を用います。
- 文献リストの並び順:本文中での引用順(番号順:著者・番号方式)または著者名のピンインアルファベット順(著者・出版年方式)で記述します。
日本語論文に載せる場合
- 漢字は出版時の字体(簡体/繁体)を維持
- 書名号《》は『』に、〈〉は「」に置換
- 言語別配列またはアルファベット順で整列
中国語論文(GB/T 7714)
- 中国本土は簡体字、台湾・香港は繁体字
- 《》など全角の中国語記号をそのまま使用
- 本文引用順またはピンイン順で整列
日本語論文に載せる場合と中国語で執筆する場合の基本方針の比較です。
コピペで使える種別ごとの穴埋めテンプレート
参考文献リストを素早く正確に作成できるよう、頻出する文献種別のテンプレートを日本語論文用と中国語論文用(GB/T 7714準拠)に分けて提示します。角括弧[ ]の部分を自身の引用情報に書き換えて使用してください。
単行本(図書)
【日本語論文に載せる場合】
著者名『書名』出版地:出版社、出版年年。
(例)李明『现代汉语语法研究』北京:学術系専門出版社、2018年。
【中国語論文(GB/T 7714方式)】
著者名. 书名[M]. 出版地: 出版社, 出版年: 引用ページ.
(例)李明. 现代汉语语法研究[M]. 北京: 学術系専門出版社, 2018: 45-48.
学術雑誌論文
【日本語論文に載せる場合】
著者名「論文タイトル」『雑誌名』巻号(または号数)、出版年年、開始ページ-終了ページ。
(例)张华「汉语介词的历时演变」『中国语文』第3期、2021年、210-221頁。
【中国語論文(GB/T 7714方式)】
著者名. 析出文献题名[J]. 刊名, 出版年, 卷(期): 起止页码.
(例)张华. 汉语介词的历时演变[J]. 中国语文, 2021(3): 210-221.
編著書内の収録論文・章
【日本語論文に載せる場合】
著者名「章・節の論文タイトル」編者名編『編著書名』出版地:出版社、出版年年、開始ページ-終了ページ。
(例)王伟「第二语言习得中的偏误分析」陈刚编『应用语言学探索』上海:大学系語学出版社、2019年、88-102頁。
【中国語論文(GB/T 7714方式)】
著者名. 析出文献题名[M]//源责任者. 源文献题名. 出版地: 出版社, 出版年: 起止页码.
(例)王伟. 第二语言习得中的偏误分析[M]//陈刚. 应用语言学探索. 上海: 大学系語学出版社, 2019: 88-102.
Webサイト・電子文献
【日本語論文に載せる場合】
著者名または発信機関名「記事タイトル」ウェブサイト名、公開日または更新日、閲覧URL(閲覧日:YYYY年MM月DD日)。
(例)国家语言文字工作委员会「语言文字规范标准发布公告」教育部門ポータルサイト、2020年12月15日、http://www.moe.gov.cn/...(閲覧日:2023年10月1日)。
【中国語論文(GB/T 7714方式)】
著者名. 题名: 其他题名信息[EB/OL]. (更新或修改日期)[引用日期]. 获取和访问路径.
(例)国家语言文字工作委员会. 语言文字规范标准发布公告[EB/OL]. (2020-12-15)[2023-10-01]. http://www.moe.gov.cn/....
新聞記事
【日本語論文に載せる場合】
著者名「記事タイトル」『新聞名』発行年月日、版(または面)。
(例)刘强「数字经济助力区域协调发展」『人民日报』2022年5月10日、第5版。
【中国語論文(GB/T 7714方式)】
著者名. 篇名[N]. 报纸名, 出版日期(版次).
(例)刘强. 数字经济助力区域协调发展[N]. 人民日报, 2022-05-10(05).
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漢字表記・記号・フォントの設定規則
学術文書としての完成度を高めるためには、漢字の字形処理、約物の選定、フォントの指定を整合させる必要があります。
1. 漢字表記(簡体字・繁体字・日本漢字)の扱い
引用文献は「原典を特定するための情報」であるため、表記の保持が基本です。
- 簡体字で出版された文献:簡体字のまま記載します。「语」を「語」に、「发」を「発」に勝手に直してはいけません。日本の漢字に直すと、同一の漢字に統合された別字が混同され、検索時に文献が見つからなくなるリスクがあります。
- 繁体字で出版された文献:台湾・香港の文献や、大陸で出版された古典籍翻刻本など繁体字で印刷されているものは、繁体字のまま記載します。
- 著者名の扱い:著者名も原本の表記を守ります。ただし、本文中で言及する際に読者の理解を助ける目的で、初出時に「李小林(りしょうりん / Li Xiaolin)」のように読みを付記することは推奨されます。
2. 記号(約物)の対比ルール
日中の学術スタイルにおける記号の対応関係は以下の通りです。
| 役割 | 中国語原文(GB/T 7714等) | 日本語論文での置換 |
|---|---|---|
| 書名・雑誌名 | 《 》 (双书号) | 『 』 (二重鍵括弧) |
| 論文名・記事名 | 〈 〉 または 《 》 | 「 」 (鍵括弧) |
| 直接引用・セリフ | “ ” (二重引用符) | 「 」 (鍵括弧) |
| 並列の区切り | 、 (顿号・読書点) | 、 (読点)または ・ (中黒) |
| 文献種別コード | [M], [J], [EB/OL] など | 通常は不要(記載しない) |
3. Wordにおけるフォント崩れ・混在の防止手順
Microsoft Wordで日本語の明朝体(MS明朝など)を使用している環境に中国語の簡体字を入力すると、日本語フォントに含まれない文字のみが意図せず異なる代替フォントで表示され、文字の太さや字形が不揃いになる「フォールバック現象」が発生します。
- 文献リストの該当箇所を選択します。
- Wordの「ホーム」タブにあるフォント設定ダイアログボックス(フォント右下の小さな矢印アイコン)を開きます。
- 「日本語用フォント」に「MS 明朝」または「游明朝」を指定します。
- 「アジア言語用フォント」(または簡体字対象)に「SimSun」(中易宋体)または「FangSong」を指定します。繁体字文献の場合は「MingLiU」(細明體)を指定します。
- 「OK」をクリックすると、日本語部分は日本語明朝体で、中国語特有の漢字部分は自然な中国語宋体で調和してレンダリングされます。
著者名ピンイン表記と文献リストの並び順
欧文スタイル(APA等)を採用する場合や、日本語論文で文献全体をアルファベット順に統一する場合、中国人著者名のローマ字化(ピンイン表記)の正確な記述法が求められます。
1. 中国人著者名のピンイン表記ルール
中国人の名前は「姓(単姓または複姓)+名(単名または複名)」で構成されます。国際規格および学術慣例における原則は以下の通りです。
- 姓名の順序:英語論文やAPAスタイルでは「姓, 名」の順で並べるため、カンマを用いて姓を明示します。例えば「王小明」は Wang, Xiaoming となります。
- 名のハイフンと分かち書き:2音節の名前(複名)は、GB/T 28039(漢語ピンイン正詞法)において分かち書きせず一単語として綴るのが標準です(例:Xiaoming)。ただし、一部の国際誌ではハイフンを入れる表記(Xiao-ming)や、イニシャル省略時に「Wang, X. M.」または「Wang, X.」とする形式が指定される場合があります。投稿規定のスタイルガイドに従います。
- 声調記号:参考文献リストにおいては、基本的に声調記号(ā, á, ǎ, à)は付さず、無調のアルファベットで記述します。
2. 参考文献リスト全体の並び順
文献リストの整理方式には大きく分けて「言語別配列」と「一括アルファベット順配列」が存在します。
パターンA:言語別配列(専門学会などで広く採用)
文献を言語グループごとに大別し、各グループ内で整列させる方法です。
- 日本語文献:著者名の五十音順
- 中国語文献:著者名のピンインアルファベット順(または漢字字画数順)
- 欧文文献:著者名の姓のアルファベット順
パターンB:一括アルファベット順配列(国際標準スタイル)
言語の区別を設けず、すべての著者名をアルファベット換算して昇順に並べます。中国語文献は著者名のピンイン表記(姓)の位置に配置します。
(並び順の例)
1. Brown, Peter (2015)
2. Sato, Kenji [佐藤健二] (2020)
3. Wang, Xiaoming [王小明] (2018)
4. Yamada, Taro [山田太郎] (2019)
パターンA:言語別配列
- 日本語:五十音順
- 中国語:ピンイン順・字画数順
- 欧文:姓のアルファベット順
パターンB:一括配列
- 言語を区別せず統合
- 全著者をアルファベット換算
- 中国語文献はピンイン姓で配置
参考文献リスト全体を整理する2つの代表的な配列方法の分類です。

中国国家規格「GB/T 7714」の基本構造と国際比較
中国の大学への提出論文や、中国の学術誌(期刊)へ投稿する場合、GB/T 7714(现行版はGB/T 7714-2015)の記法に準拠しなければなりません。この規格は、文献の種類をアルファベット1〜2文字の文献類型識別コードで明記する点に大きな特徴があります。
文献類型識別コード(主要一覧)
| 文献タイプ | 識別コード | 代表例 |
|---|---|---|
| 普通図書(単行本) | [M] | モノグラフ、単著、訳書 |
| 学術雑誌(期刊) | [J] | 雑誌論文、紀要論文 |
| 論文集(会議録) | [C] | コンファレンス論文、プロシーディングス |
| 学位論文 | [D] | 修士論文、博士学位論文 |
| 新聞記事 | [N] | 人民日報などの新聞記事 |
| 報告書 | [R] | 調査レポート、研究報告書 |
| 標準規格 | [S] | 国家標準(GB規格など) |
| 電子公告・Web | [EB/OL] | オンラインウェブページ |
GB/T 7714 と APAスタイルの相違点
国際的に多用されるAPA(第7版)とGB/T 7714には、出版年の位置や識別子の記載方法に差異があります。
| 項目 | GB/T 7714(著者・出版年方式) | APAスタイル(第7版) |
|---|---|---|
| 著者名の表記 | 王小明, 李华.(3名まで列挙) | Wang, X., & Li, H. |
| 出版年の配置 | 文末または著者直後 | 著者名の直後 (2021). |
| 書名・論文名 | 文献種別コード [M] や [J] を付与 | 種別コードは付さず、書名をイタリック体にする |
| 巻号・ページ | 2021, 15(2): 100-105. | 15(2), 100–105. |
学術データベースからのエクスポート修正手順と古典籍の引用
中国の主要な学術文献データベースから出力した文献情報は、そのまま日本語論文に貼り付けると体裁が合致しません。また、中国古典籍を引用する際にも特有の作法が存在します。
1. データベース出力データの手直し手順
学術データベースのエクスポート機能から「GB/T 7714」形式で出力したテキストは、以下のステップで日本語論文の体裁へ修正します。
- 文献コードの除去:題名の末尾にある「[J]」や「[D]」などの記号を削除します。
- 約物の置換:論文名の前後に「 」を補い、雑誌名の前後に『 』を補います。
- 句読点の調整:コロンやピリオドを日本の学術慣行(コロンの半角化、カンマ「、」、読点「。」への統一)に合わせます。
- ページ番号の表記:「: 45-50.」となっている部分を「45-50頁。」または「pp. 45-50.」に統一します。
【データベース出力生データ】
刘晓明. 论汉语语气助词的句法地位[J]. 语言教学与研究, 2020(02): 55-64.
【日本語論文用への修正後】
刘晓明「论汉语语气助词的句法地位」『语言教学与研究』2020年第2期、55-64頁。
2. 中国古典籍・歴史史料の引用ルール
古典文学や歴史学などで清代以前の古典籍を扱う場合、近代以降の一般書とは異なり、「巻数」「篇名」「バージョン(影印本・点校本)」の明記が必須です。
- 伝統的な基本形:[朝代]著者名『書名』巻数・篇名
(例)[唐]杜佑『通典』巻六・食貨六。 - 近代出版の整理本(点校本など)を利用した場合:校訂者や出版社、出版年を併記して典拠の正確性を担保します。
(例)[漢]司馬遷『史記』巻一・五帝本紀、北京:古典籍専門出版社(点校本)、1959年、15頁。 - 影印本(原本の写真版翻刻)を利用した場合:原本の所蔵・底本情報と影印本の出版情報を併記します。
(例)『宋本毛詩注疏』北京:国家図書館出版社(中華再造善本)、2003年影印、巻一、12葉裏。
題名末尾の[J]や[D]などの識別コードを削除する
論文名に「」、雑誌名に『』を補う
コロンを半角にし、読点やカンマの形式を揃える
「: 45-50.」を「45-50頁。」等に修正する
中国語DBから取得したデータを日本語論文向けに整える手順です。
体裁不備を防ぐNG例とレイアウト設定
卒業論文、修士論文、学会誌の査読において、参考文献リストの不備は形式審査での減点や再提出(リジェクト)の主要な要因となります。提出前に確認すべきNG例とレイアウト設定を整理します。
よくあるNG例一覧
- NG例1:簡体字と日本漢字の勝手な混交
「鄧小平」を「邓小平」としたり、「陈」を「陳」に直しつつ別の簡体字を放置するなど、テキスト全体で字体方針が分裂している状態。原則として「原文表記」を厳格に保ちます。 - NG例2:中国語の書名号《》の放置
日本語論文の参考文献一覧に《现代汉语词典》のように二重書名号をそのまま残すのは体裁不備とみなされます。『现代汉语词典』に修正します。 - NG例3:ページ番号の欠落
雑誌論文([J])や編著書内論文([M])を引用しているにもかかわらず、該当論文の掲載開始・終了ページを記載していない状態。学術論文では該当箇所の追試が不可能なため重大な欠陥と判定されます。 - NG例4:著者名ピンインにおける姓・名の順序倒置
欧米の姓・名規則に合わせる際にカンマを付けず「Xiaoming Wang」と書き、並び順を「X」の欄に配置してしまうミス。正しくは「Wang, Xiaoming」として「W」の欄に置きます。
ぶら下げインデントのレイアウト指定
学術文書の参考文献リストでは、各項目の2行目以降を全角1〜2文字分(欧文スタイルでは0.5インチ/約1.27cm)右に下げる「ぶら下げインデント」を適用するのが基本作法です。
【Wordでの設定方法】
文献リスト全体を選択 → 右クリックして「段落」を選択 → 「インデント」項目の「最初の行」プルダウンから「ぶら下げ」を選択 → 幅を「2字」(または学会規定の数値)に設定して「OK」をクリックします。これにより、著者名が左端に揃い、視認性の高い参考文献リストが完成します。
- 漢字の字体が混在していないか簡体字と日本漢字の勝手な書き換えは不可
- 中国語の書名号《》が残っていないか日本語論文では『』や「」へ修正
- 雑誌や編著の頁番号が欠落していないか該当論文の開始・終了ページを明記
- ピンインの姓名順序が正しく配置されているかカンマで区切り姓のアルファベット位置に配置
減点やリジェクトを防ぐために確認すべき4つの主要NG項目です。
理解度チェック
Q1. 日本語論文に中国語文献を載せる際の漢字表記の原則は?
- 日本の常用漢字(新字体)に直して書く
- すべて繁体字に統一して書き直す
- 出版時の字体(簡体字や繁体字)のまま書く
- 漢字はすべてピンインのアルファベットにする
答えを見る
正解: C. 出版時の字体(簡体字や繁体字)のまま書く
日本の新字体へ勝手に書き換えると原典の同定が困難になるため、原則として出版時の字体(簡体字または繁体字)のまま記述します。
Q2. 中国規格GB/T 7714で学術雑誌論文を示すコードは?
- [M]
- [J]
- [C]
- [EB/OL]
答えを見る
正解: B. [J]
GB/T 7714の文献類型識別コードにおいて、学術雑誌(期刊)は[J]、普通図書(単行本)は[M]と定められています。
Q3. 中国語の書名号《 》を日本語論文に載せる際の対応は?
- 二重引用符“ ”に置き換える
- 記号をすべて削除して空白にする
- 中国語特有の《 》のまま残す
- 二重鍵括弧『 』に置き換える
答えを見る
正解: D. 二重鍵括弧『 』に置き換える
日本語論文では、中国語特有の書名号《 》は『 』に、論文名などに用いる〈 〉や二重書名号は「 」に置き換えるのがルールです。
よくある質問
- Q. 中国語の書名号《》は日本語論文で使えますか?
- 使えません。二重書名号《》は中国語圏特有の記号です。日本語論文では、書名や雑誌名は『』、論文名や個別の記事名は「」に置き換えるのが学術的な標準作法です。
- Q. 簡体字は日本の漢字に直して書くべきですか?
- 直さず簡体字のまま書きます。原典の検索・同定を正確に行うため、学術界では原文の字体(簡体字または繁体字)を維持するのが原則です。勝手な新字体化は誤りとみなされます。
- Q. 中国語文献の著者名は英語と漢字どちらで書く?
- 日本語論文では漢字(原表記)を主とし、必要に応じてピンインを併記します。欧文論文や一括アルファベット順リストでは「Wang, Xiaoming」のようにピンインで記述します。
- Q. 中国語文献の出版地はなぜ記載が必要なのですか?
- 中国では同名の出版社が存在したり、出版都市によって版が異なる場合があるためです。「北京:出版社名」のように、都市名と出版社名をセットで明記するのが学術規格の決まりです。
- Q. Wordで簡体字のフォントが崩れるのを防ぐには?
- Wordのフォント詳細設定で「アジア言語用フォント」にSimSun(簡体字)やMingLiU(繁体字)を指定し、日本語フォント(MS明朝等)と役割分担させることで解消できます。
2026年10月8日更新・モチタン辞典編集部