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TOPIK中級文法の完全整理と3級・4級攻略法

TOPIK中級文法の完全整理と3級・4級攻略法

TOPIK中級(3級・4級)に合格するために習得すべき文法は、全体で約140〜150個です。合格への近道は、まずTOPIK 3級に必要な約70個の頻出基本文法を確実に固め、その後に4級レベルの複合格助詞や推量・伝聞表現へと広げることです。

TOPIK中級文法の全体像とパッチム別接続ルール

TOPIK IIは中級(3級・4級)と高級(5級・6級)が共通の試験問題で実施されます。そのため、初級(TOPIK I)を終えて中級に挑む学習者にとって、問題文の長さや語彙・文法の抽象度が急激に上がったように感じられます。

しかし、中級で出題される主要な文法項目を整理すると約140〜150個に収まります。この範囲を体系的に整理して理解することが、3級合格および4級到達への最短経路です。

中級文法の学習優先順位:3級合格と4級到達の違い

TOPIK中級文法を学ぶ際は、すべての項目を一度に暗記しようとせず、2段階に分けて学習を進めるのが実用的です。

パッチムの有無による基本接続パターン早見表

中級文法でつまずきやすい原因の多くは、語幹の末尾(パッチムの有無や種類)による接続の混乱です。中級で頻出する語尾接続の基本型を整理します。

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接続パターン語幹末尾(パッチム無)語幹末尾(パッチム有)ㄹパッチムの場合代表的な文法例
-(으)ㄴ / -(으)ㄹ 型-ㄴ / -ㄹ-은 / -을ㄹ脱落して -ㄴ / -ㄹ-(으)ㄴ/는 편이다, -(으)ㄹ 뿐이다
-(으)면 / -(으)니 型-면 / -니-으면 / -으니そのまま -면 / -니-(으)려면, -(으)므로, -(으)니까
-아/어 型-아(陽母音)-어(陰母音)母音調和に従う-아/어 봤자, -아/어 버리다
語幹直結型そのまま接続そのまま接続そのまま接続-거나, -게 마련이다, -자마자
-느냐 / -는가 型動詞 -는 / 形容詞 -(으)ㄴ動詞 -는 / 形容詞 -(으)ㄴㄹ脱落-는지 알다/모르다, -는 셈이다

中級文法を覚える際は、日本語の意味だけでなく「動詞につくのか、形容詞にもつくのか」「過去・現在・未来の時制で形が変わるのか」を常に確認する習慣が不可欠です。

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TOPIK 3級文法の必須リスト:意味別の重要表現

TOPIK 3級文法は、文と文を論理的につなぐ接続語尾と、話者の基本的な意図や推量を表す終結語尾が中心となります。試験の読解(읽기)問題の前半(1〜20番前後)を素早く正確に解くために、以下の必須文法を優先して定着させてください。

1. 原因・理由を表す表現

初級の -아/어서(アオソ・〜して/〜ので)や -(으)니까(ウニッカ・〜だから)から一歩進み、公の文章や改まった場面で使われる表現を身につけます。

2. 逆接・対照を表す表現

前後の文章が反対の関係にあることや、対比関係にあることを示す中級の重要文法です。

3. 目的・意図を表す表現

ある目的のために行動を起こす文脈で使われます。

4. 条件・仮定・進行を表す表現

3級必須の原因・理由表現
原因・理由表現

書き言葉・公的

  • -기 때문에
  • -(으)므로

名詞接続・社会的事由

  • -(으)로 인해(서)

好ましくない結果

  • -느라고

公の文や文章語で頻出する理由表現の接続とニュアンスの違いです。

語彙力もあわせて強化したい方は、TOPIK 3級の韓国語単語をチェックしてみてください。

次の疑問文法だけでなく合格に必要な全体の配点や配分が気になるときは、TOPIK 3級のレベルと合格勉強法で試験の全体像を確認できます。

TOPIK 4級目標の発展中級文法一覧:高得点を狙う表現

TOPIK 4級では、書き言葉特有の論理展開や、話者の主観・確信の度合いを細かく表現する文法が求められます。読解の中長文(ニュース記事、コラム、解説文)を正確に読み解くために不可欠な表現をまとめました。

1. 様態・推量・評価を表す表現

状況から判断した推測や、ある状態についての客観的な評価を下す表現です。

2. 限定・程度・添加を表す表現

範囲を限定したり、度合いの深まりや付加的な事実を述べる文法です。

3. 必然・当然・後悔を表す表現

自然の摂理や当然の道理、あるいは過去の行為に対する反省を述べる表現です。

長文読解の語彙を補強したいときは、TOPIK 4級の韓国語単語で対策を進めましょう。

TOPIK読解対策:頻出の言い換え・同義文法ペア

TOPIK読解(읽기)の前半では、文章中の下線部と「最も意味が近いもの」を4つの選択肢から選ぶ問題が毎回出題されます。この形式は語彙力というよりも、中級文法の同義表現(言い換え)を頭の中で瞬時に照合できるかどうかが試されます。得点に直結する必須ペアを整理しました。

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分類基準となる文法表現言い換え可能な同義表現共通する意味とニュアンス
理由・原因-기 때문에-(으)므로 / -느라(고)〜のために、〜の理由で
理由・きっかけ-아/어서 그런지-는 탓인지 / -는 바람에〜のせいか、〜が原因で
意図・目的-(으)려고-(으)고자 / -기 위해(서)〜しようと、〜するために
目的・目指す方向-(으)려던 참이다-(으)려던 차이다ちょうど〜しようとしていたところだ
条件・前提-아야/어야-았/었을 때 비로소〜してこそ、〜しなければ
逆接・譲歩-(으)나-지만 / -는데도〜だが、〜であるにもかかわらず
譲歩・無意味-아/어 봤자-(으)나 마나〜してみたところで、〜しても無駄だ
推量・様態-(으)ㄴ/는 듯하다-(으)ㄴ/는 모양이다 / -(으)ㄴ/는 것 같다〜のようだ、〜するように見える
推量・背景-(으)ㄹ 텐데-(으)ㄹ 터인데 / -(으)ㄹ 테니〜のはずだが、〜だろうから
当然・必然-기 마련이다-는 법이다〜するものだ、〜するのが当然だ
評価・みなす-(으)ㄴ/는 셈이다-(으)ㄴ 것이나 다름없다〜したわけだ、〜も同然だ
反事実の仮定-(으)ㄹ 뻔했다하마터면 -(으)ㄹ 뻔했다もう少しで〜するところだった

下線部問題の解き方の鉄則は、前後の文脈をすべて細かく読まなくても、下線部の文法機能(理由なのか、逆接なのか、推量なのか)を特定し、選択肢の中から同じ機能を持つ文法を即座に選ぶことです。この表の組み合わせを丸暗記しておくだけで、試験本番で数分間の時間短縮が可能です。

TOPIK中級の文法対策まとめのイメージ

中級の壁「間接話法」4パターンの完全整理と短縮形

初級から中級にステップアップする学習者にとって最大の関門が「間接話法(伝聞表現)」です。他人の発言や伝聞を引用する文法で、平叙文(〜と言っている)、疑問文(〜かと聞いている)、命令文(〜しろと言っている)、勧誘文(〜しようと言っている)の4つに分かれます。

TOPIKでは読解文はもちろん、作文や聞き取り問題のスクリプトでも頻出します。

1. 間接話法の4つの基本文型

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種類動詞への接続形容詞への接続名詞への接続例文
平叙文(伝聞)-ㄴ/는다고 하다-다고 하다-(이)라고 하다비가 온다고 해요.(雨が降るそうです。)
疑問文(質問の引用)-냐고 하다 (묻다)-(으)냐고 하다-(이)냐고 하다언제 출발하냐고 물었어요.(いつ出発するのかと聞きました。)
命令文(指示の引用)-(으)라고 하다——빨리 오라고 하세요.(早く来てくださいと言ってください。)
勧誘文(提案の引用)-자고 하다——내일 영화를 보자고 했어요.(明日映画を観ようと言いました。)

2. 会話や聞き取りで使われる短縮形

間接話法は、日常会話や聞き取り試験の対話文において、語尾が短縮されて使われます。この縮約パターンを知らないと、聞き取り問題で文の構造を見失うことになります。

3. 間接話法の特別な注意点:「주다」の変形

命令の間接話法で 주다(チュダ・あげる/くれる)を引用する場合、誰のために頼んでいるのかによって形が変わるため注意が必要です。

使動(使役)と受動表現の基本パターンと見分け方

中級文法で間接話法と並んで間違いやすいのが「使動(誰かに〜させる)」と「受動(誰かに〜される)」の接辞(-이, -히, -리, -기, -우, -구, -추)です。同じ語幹に似た接辞がつくため混同しやすいですが、文構造(助詞の使われ方)を見ることで明確に見分けることができます。

使動と受動の構文構造の違い

頻出の使動詞・受動詞対照リスト

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基本動詞接辞受動詞(〜される)使動詞(〜させる)
보다(見る)-이-보이다(見える)보이다(見せる)
듣다(聞く)-리- / -이-들리다(聞こえる)—
읽다(読む)-히-읽히다(読まれる)읽히다(読ませる)
먹다(食べる)-히-먹히다(食べられる)먹이다(食べさせる ※接辞は-이-)
닫다(閉める)-히-닫히다(閉まる)—
알다(知る)-리-—알리다(知らせる)
남다(残る)-기-—남기다(残す)
웃다(笑う)-기-—웃기다(笑わせる)

形態が同じ単語(例:보이다)であっても、文中に -을/를(ウル/ルル・〜を)があれば「見せる(使動)」、主語と -이/가(イ/カ・〜が)で受けていれば「見える(受動)」と判定できます。

受動構文と使動構文の構造比較

受動構文

  • 〜に〜される(自動詞文)
  • 名詞이/가 + 対象에게/에
  • 目的語(을/를)を取らない
  • 例:도둑이 경찰에게 잡혔다

使動構文

  • 〜に〜させる(他動詞文)
  • 主語이/가 + 対象에게
  • 目的語(을/를)を伴う
  • 例:엄마가 아이에게 옷을 입혔다

目的語(을/를)の有無や助詞の配置パターンで見分けることができます。

TOPIK作文(쓰기)で得点を伸ばす中級文法テンプレート

TOPIK IIの作文(쓰기)は、初級文法(-아/어서, -고, -(으)니까)ばかりを多用すると語彙・文法の多様性で減点されます。グラフ説明(53番)や論述文(54番)で中級の書き言葉文法を適切に組み込むことで、採点官に「中級以上の文章構成力がある」と評価されます。

1. 53番(グラフ・資料解説)で使える必須構文

2. 54番(論述文)の論理構成を高める接続文法

段落の役割おすすめの中級文法文型テンプレート
序論(問題提起)-(으)ㅁ에 따라 / -아/어 옴에 따라현대 사회가 발전함에 따라 ~에 대한 관심이 높아지고 있다.(現代社会が発展するに伴い、〜に対する関心が高まっている。)
本論1(重要性・理由)-(으)ㄹ 뿐만 아니라 / -(으)므로이는 개인의 삶의 질을 높일 뿐만 아니라 사회 발전에도 기여하므로 매우 중요하다.(これは個人の生活の質を高めるだけでなく社会発展にも寄与するため非常に重要だ。)
本論2(問題点・対比)-는 반면에 / -(으)ㅁ에도 불구하고긍정적인 측면이 있는 반면에 지나친 경쟁을 유발한다는 점도 간과할 수 없다.(肯定的な側面がある反面に、過度な競争を誘発するという点も見逃せない。)
結論(解決策・提言)-기 위해(서)는 / -아/어야 한다이러한 문제를 해결하기 위해서는 제도적 개선과 함께 인식의 전환이 이루어져야 한다.(このような問題を解決するためには、制度的改善とともに認識の転換がなされなければならない。)

쓰기で減点されるNG表現と改善例

次の疑問文法を実際の文章でどう組み立てるか迷う場合は、TOPIK作文の対策と高得点例文を参考に記述の型をつかんでみてください。

中級文法を定着させる効率的な勉強法と教材の選び方

約150個の中級文法を挫折せずに短期間でマスターするためには、単語のように1つずつ暗記するのではなく、「インプットと過去問演習の反復」を正しい順序で行う必要があります。

ステップ1:例文と音声で文脈ごと覚える

文法規律だけを頭で暗記しても、読解のスピードについていけず、作文で正しい助詞を使えません。必ず「主語+目的語+文法+述語」の短い例文を声に出して読み、音声教材を活用して耳から定着させます。

特に -느라고(後ろに否定的な結果)や -(으)ㄹ 텐데(推量と前提)のようなニュアンスを例文の状況ごと脳内にストックすることが重要です。

ステップ2:過去問の下線部言い換え問題を徹底反復

TOPIK IIの過去問を解き、読解問題の1番〜4番(文法空欄補充・言い換え問題)を集中的に分析します。間違えた問題だけでなく、正解以外の選択肢に含まれる文法もすべて書き出し、それぞれの意味と接続ルールを辞書やテキストで確認します。

選択肢に出てくる文法は、次回の試験で正解の選択肢として再登場する確率が非常に高いためです。

ステップ3:自分専用の「文法対照ノート」を作成する

似た意味を持つ文法(例:理由を表す -느라고 / -는 바람에 / -기 때문에 / -(으)므로)に出会うたびに、1冊のノートやスマートフォンのメモ機能に対照表としてまとめていきます。

「後ろに命令形が使えるか」「否定的な結果にしか使えないか」といった制約条件を一元化しておくことで、試験直前の短時間で見直しができる強力な教材になります。

教材の選定に迷ったときは、TOPIK文法対策のおすすめテキストと勉強法が参考になります。

次の疑問過去問を使った実践的な演習手順を詳しく知りたい方には、TOPIKの勉強法と過去問対策が役立ちます。

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理解度チェック

Q1. 理由を表す文法「-느라고」の特徴として正しいものは?

  1. 前節と後節で主語が異ならなければならない
  2. 後ろに好ましくない結果が続く場合に用いる
  3. 社会的な災害などを表すときに名詞に接続する
  4. 肯定的な結果を強調する際によく使われる
答えを見る

正解: B. 後ろに好ましくない結果が続く場合に用いる
「-느라고」は主語が意図的に行った行動が原因で、後ろに好ましくない結果が続く場合に用います。主語は前後で同一でなければなりません。

Q2. 読解対策の同義表現で「-(으)려고」と言い換え可能なものは?

  1. -(으)려던 차이다
  2. -(으)나 마나
  3. -(으)ㄴ 것이나 다름없다
  4. -(으)고자
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正解: D. -(으)고자
本文の表において、意図・目的を表す「-(으)려고」の言い換え可能な同義表現として「-(으)고자」や「-기 위해(서)」が挙げられています。

Q3. 命令の間接話法で話者自身のために頼む場合の正しい形は?

  1. 주라고 하다
  2. 달라고 하다
  3. 보자고 하다
  4. 오라고 하다
答えを見る

正解: B. 달라고 하다
命令の間接話法で「주다」を引用する際、話者自身のために頼む場合は「달라고 하다」、第三者のために頼む場合は「주라고 하다」を用います。

よくある質問

Q. TOPIK 3級に文法は何個必要ですか?
TOPIK 3級合格に必要な文法数は約70〜80個です。初級文法に加え、理由(-기 때문에, -느라고)、逆接(-(으)나, -는데 반해)、目的(-(으)려면, -도록)などの基本中級表現を優先して押さえることが合格ライン突破の目安です。
Q. 中級文法の接続ルールはどう覚える?
動詞・形容詞で形が変わるもの(-(으)ㄴ/는 것 같다 型)と、品詞に関係なく語幹に直結するもの(-거나, -기 때문에 型)にグループ分けして覚えます。特にパッチム有無とㄹ変則の処理に注目して短文を声に出して覚えるのが有効です。
Q. 読解の言い換え問題が苦手な時の対策は?
読解の1〜4番を集中的に解き、「-기 마련이다 = -는 법이다」「-아/어 봤자 = -(으)나 마나」などの頻出同義ペアを暗記カード等で対照整理してください。文脈全体を細かく訳さずとも文法機能の一致で即答できるようになります。
Q. 作文(쓰기)で中級文法を使う注意点は?
口語特有の語尾(-거든요, -잖아요)を避け、書き言葉の終結語尾(-다/한다)と客観的な連結語尾(-(으)므로, -(으)ㅁ에 따라)を用います。同じ文法(-기 때문에など)を連続させず、言い換え表現を交えて多様性を示すことが加点につながります。
Q. TOPIK 4級文法と高級文法の境界線は?
4級文法は日常生活や社会的な出来事を論理的に述べる表現(間接話法、受動使動、-(으)ㄴ 셈이다など)が中心です。5級・6級の高級文法になると、古風な表現やことわざ、硬い学術的・論理的語尾(-거니와, -기로서니など)が多く含まれます。

2026年9月25日更新・モチタン辞典編集部