モチタン中国語辞典 › 中国語フレーズ集 › ○○は中国語で何て言う? › どうぞ

「どうぞ」は中国語で何と言う?
言い方10通りと場面別の使い分け
「どうぞ」を中国語で表す際、最も基本となるのは動詞の前に添える「请」ですが、日本語のように「どうぞ」の一言だけであらゆる場面に対応できる万能な直訳表現はありません。
中国語では「どうぞお座りください」「どうぞお先に」のように、相手に促したい具体的な動作まで言葉にして伝えるのが自然です。場面に合わせた適切な表現を身につけましょう。
中国語会話の総合ガイド ›あいさつ・よく使うフレーズ・場面別の会話・発音・話す練習・検定の会話試験まで、中国語会話のことをまとめて見る
「どうぞ」の中国語の言い方(10通り)
- 01随便你
suí biàn nǐ
カジュアル|友人に・任せる|お好きにどうぞ
- 02请坐
qǐng zuò
丁寧|来客に・着席|どうぞ座ってください
- 03这边请
zhè biān qǐng
丁寧|来客を案内|こちらへどうぞ
- 04请随意
qǐng suí yì
ふつう|客に・自由に|ご自由にどうぞ
- 05您先请
nín xiān qǐng
丁寧|目上に・先に|どうぞお先に
- 06慢用
màn yòng
丁寧|食事中の客に|どうぞごゆっくりお召し上がりください
- 07请继续
qǐng jì xù
丁寧|発言者に・続けて|どうぞ続けてください
- 08请您放心
qǐng nín fàng xīn
丁寧|相手を安心させる|どうぞご安心ください
- 09请讲
qǐng jiǎng
丁寧|窓口で・用件を|ご用件をどうぞ
窓口や相談の場で「どうぞお話しください」「ご用件をどうぞ」と発言を促す表現です。面談の冒頭や、相手が何か言いかけたときに促すフレーズとして簡潔で使いやすい表現です。
- 10请尝尝……
qǐng cháng cháng……
丁寧|試食を勧める|どうぞ〜を一度お試しください
場面別の使い分け
| 場面 | おすすめの言い方 | ひとこと |
|---|---|---|
| 席を勧めるとき | 请坐 | 手のひらで席を示しながら使います |
| 道や部屋を案内するとき | 这边请 | ビジネスや店舗案内の定番です |
| 順番を譲るとき | 您先请 | エレベーターや出入り口で重宝します |
| 用件を聞くとき | 请讲 | 窓口や商談で発言を促す一言です |
| 自由に選ばせるとき | 请随意 | お茶やお菓子を勧めるときにも最適です |
| 友人に任せるとき | 随便你 | 親しい間柄限定のフランクな表現です |
日本語の「どうぞ」は一言で済む便利な言葉ですが、中国語では「相手に何を促したいのか」という動詞を補うことが基本です。状況に応じた動作の言葉を選びましょう。
直訳が通じない理由・よくある間違い
日本語の「どうぞ」は文脈に依存する万能語ですが、中国語では具体的な動作を表す動詞が必要です。単に「请」とだけ発音すると、中国語圏の人には「何をしてくださいと言っているのか」が伝わりません。
- 「请」だけで済ませてしまう: 単独では不完全な文に聞こえるため、「请坐」「请进」のように必ず動詞を補います。
- 目上の人に「随便」を使う: 「随便」は親しい間柄向けです。目上の人に使うと「勝手にしろ」と乱暴に聞こえる危険があります。
- 物を渡すときに「请」と言う: 物を手渡す際は「给你(はいどうぞ)」などを使い、「请」は単独で使いません。
単独では不完全な文になるため、请坐や请进のように必ず動詞を補います。
親しい間柄向けのため、目上に使うと乱暴・投げやりに聞こえる危険があります。
物を手渡す際は「给你(はいどうぞ)」などを使い、请は単独で使いません。
日本語の「どうぞ」を直訳せず、具体的な動詞を補うことが大切です。
言われたときの返事
- 谢谢 — ありがとうございます
- 好的,谢谢 — わかりました、ありがとうございます
- 您先请 — いえ、あなたこそお先にどうぞ
- 那我不客气了 — それでは遠慮なくいただきます
- 麻烦您了 — お手数をおかけします
お礼・承諾
- 谢谢
- 好的,谢谢
- 那我客气了
- 麻烦您了
譲り返す
- 您先请
感謝を伝えるだけでなく、状況に応じて譲り返すフレーズも使えます。
「中国語 どうぞお入りください」の基本表現と正しく通じる発音のコツ
部屋や建物へ相手を招き入れる「どうぞお入りください」は、中国語で请进(qǐng jìn / チンジン / どうぞお入りください)と言います。相手に丁寧に依頼や勧誘を行う请(qǐng / チン / どうぞ〜してください)の後ろに、「入る」を意味する動詞进(jìn / ジン / 入る)を組み合わせた定番フレーズです。
カタカナで「チンジン」と平坦に読むと、日本語の卑猥な言葉に聞こえてしまい恥ずかしいと感じる学習者も少なくありません。現地の人に不自然さや誤解を与えずに美しく伝えるためには、ピンインの声調(第3声+第4声)と有気音の出し方を意識することが大切です。
- 「qǐng」は息を鋭く吐き出しながら低く抑える:子音「q」は息を強く破裂させて出す有気音です。舌先を下前歯の裏につけたまま「チ」と鋭く息を弾き出し、第3声なので音を低くしっかり沈めます。
- 「jìn」は高めから一気に鋭く落とす:第4声は上から下へ急激に落とす強いアクセントです。日本語の「ジン」のようにのんびり発音せず、カラスの鳴き声のように鋭く「ジンッ!」と短く吹き切る感覚で発音します。
この2つのメリハリを意識すると、日本語の平板な語感とはまったく異なる、凛とした美しい中国語の響きになります。オフィスでドアをノックされたときにも、室内からハキハキと请进(qǐng jìn / どうぞお入りください)と返答できるよう練習しておきましょう。
「どうぞお入りください」「どうぞおかけください」の中国語を使った接客会話の流れ
オフィスへの来客時や店舗・自宅で客人を迎える際は、「どうぞお入りください」から「どうぞおかけください」までを一連の流れで案内できるとスマートです。ドアノックの応対から着席、お茶出しまでの自然なやりとりをロールプレイ形式で確認しましょう。
オフィスやサロンでの来客応対の会話例
(コンコンとドアがノックされる)
A: 请进!(どうぞお入りください!)
B: 打扰了。(失礼いたします。)
A: 欢迎光临,请这边走。(いらっしゃいませ、こちらへどうぞ。)
B: 谢谢。(ありがとうございます。)
A: 请坐,请喝茶。(どうぞおかけください、お茶をどうぞ。)
B: 太客气了,谢谢您。(ご丁寧に恐れ入ります、ありがとうございます。)
部屋へ迎え入れたあとに手で椅子を示しながら请坐(qǐng zuò / どうぞおかけください)と促し、続いて请喝茶(qǐng hē chá / どうぞお茶をお召し上がりください)と言葉を添えると、非常に礼儀正しいもてなしの姿勢が伝わります。
相手や場面で使い分ける「お入りください」「おかけください」の中国語一覧
「入る」「座る」を促すフレーズは、ビジネスの改まった場面から親しい友人同士の気軽な集まりまで、相手との距離感によって適切な表現が異なります。状況に合わせてスムーズに使い分けられるよう整理しました。
| 表現(簡体字) | ピンイン | 日本語訳 | ニュアンス | 使う場面 |
|---|---|---|---|---|
| 请进 | qǐng jìn | どうぞお入りください | 丁寧で標準的 | オフィス来客、ドアノックの返答 |
| 请坐 | qǐng zuò | どうぞおかけください | 丁寧で標準的 | 面談室、受付、店舗での着席案内 |
| 您请坐 | nín qǐng zuò | どうぞお座りくださいませ | 敬称を用いた極めて丁寧な表現 | 重要顧客、年配者、目上の来客 |
| 请进,请坐 | qǐng jìn, qǐng zuò | どうぞお入りになっておかけください | 入室から着席を一気に促す丁寧な表現 | 応接室や会議室へ案内した直後 |
| 快进来 | kuài jìn lái | 早く入って入って | 親しみやすく歓迎するカジュアルな表現 | 自宅に友人や同僚を招き入れるとき |
| 随便坐 | suí biàn zuò | 適当に座ってね | 気兼ねなくくつろがせるフランクな表現 | 親しい間柄での自宅や気軽な集まり |
| 请稍等 | qǐng shāo děng | 少々お待ちください | 入室をすぐに許可できないときの丁寧な制止 | ノックされたが準備が整っていないとき |
友人が家に来たときに请进(qǐng jìn / どうぞお入りください)を使うと少々堅苦しく聞こえるため、快进来(kuài jìn lái / 早く入って)と笑顔で声をかけると温かみが増します。逆にビジネスシーンでは敬意を込めて请进(qǐng jìn)や您请坐(nín qǐng zuò)を崩さずに使いましょう。
次に読む
- 「どうぞお入りください」中国語来客時にドアをノックされた際の返答や、お茶出しまでの流れが分かります。→
- 「どうぞよろしくお願いします」は中国語で何と言う?初対面やビジネスでそのまま直訳すると通じない理由と表現を解説します。→
- 「どうもありがとう」は中国語で何と言う?親切にしてもらった際に気持ちを伝える表現や場面別の使い分けが分かります。→
ゲームで覚える
よくある質問
- Q. 「どうぞ」は「请」だけで通じますか?
- 単独では不自然です。「请」は英語のpleaseに近く、後ろに動詞を伴うのが基本です。「请坐(どうぞお座りください)」や「请进(どうぞお入りください)」のように動作を表す言葉を必ず添えましょう。
- Q. 物を手渡すときの「どうぞ」は何と言いますか?
- 物を手渡すときは「请」ではなく「给你(はいどうぞ)」や、丁寧に「给您」と言います。書類の確認を促すなら「请看(どうぞご覧ください)」のように、相手にしてほしい動作を添えて伝えるのが自然です。
- Q. 「随便」を目上の人に使っても大丈夫ですか?
- 目上の人には使わないのが無難です。「随便」は親しい友人向けのくだけた表現で、人によっては「投げやり」な印象を与えます。丁寧に「どうぞご自由に」と促したい場合は「请随意」を使いましょう。
- Q. ドアをノックされたとき、部屋の中から「どうぞお入りください」と返すには何と言いますか?
- 「请进(qǐng jìn)」と返します。もし手が離せずすぐに応対できない場合は、「请稍等(qǐng shāo děng / 少々お待ちください)」と声をかけてから対応しましょう。
- Q. 「请进(qǐng jìn)」の発音が日本語の変な言葉に聞こえないか心配です。どうすれば自然になりますか?
- カタカナの「チンジン」のように平坦に伸ばして読まず、「qǐng」は息を鋭く吐いて低く抑え、「jìn」は高い音からカラスの鳴き声のように鋭く落とす第4声を徹底してください。声調と有気音を正しく発音すれば、日本語の音とは全く別物としてきれいに通じます。
- Q. 「どうぞおかけください」を目上の人や顧客に対してさらに丁寧に言うには?
- 二人称の敬称である「您(nín)」を補い、「您请坐(nín qǐng zuò / どうぞおかけくださいませ)」と言います。手のひらを上に向けて椅子を示しながら発話すると、さらに丁寧な印象を与えられます。
2026年10月15日更新・モチタン辞典編集部
声に出して言えるようにするなら、会話アプリ「モチスピ」中国語を話して練習できる会話アプリ。話すたびに、発音・文法・自然さをその場で直してもらえます。無料で試す
関係する文法命令・禁止・依頼の表現形式