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「どうぞ」は英語で何と言う? 言い方6通りと場面別の使い分け

「どうぞ」は英語で何と言う?
言い方6通りと場面別の使い分け

物を渡すときの「どうぞ」なら、まずは Here you go. が最も無難な表現です。日本語の「どうぞ」は相手に何かを譲ったり勧めたりする万能な言葉ですが、英語にはこれひとつで網羅できる直訳が存在しません。

行動を促すのか、物を渡すのか、あるいは席を譲るのかといった具体的な場面ごとに、英語では異なるフレーズを使い分ける必要があります。

「どうぞ」の英語の言い方(6通り)

  1. ふつう|物を渡すとき

    相手に物を手渡すときに最もよく使われる表現です。同僚や友人との日常会話から店舗での接客まで幅広く使えます。よりカジュアルな場面では Here is it. や Here. だけで済ませることもあります。

  2. カジュアル|相手を促すとき

    相手に順番や行動を先に譲る際の定番フレーズです。「お先にどうぞ」「話してください」と促す場面で重宝します。目上の人には After you.(お先にどうぞ)を使うと、より丁寧な印象になります。

  3. 丁寧|丁寧に勧めるとき

    相手に席を勧めたり、食べ物を勧めたりするときに添える丁寧な一言です。単体で使う場合は手振りを添えて発音すると自然です。文脈に応じて Please have a seat. のように動詞を続けると明確に伝わります。

  4. ふつう|席を譲るとき|〜に席を譲る

    電車やバスなどで席を譲る行為そのものを表す表現です。実際に相手へ「どうぞ座ってください」と声をかけるときは、Please take my seat. や You can sit here. と伝えるのが自然です。

  5. ふつう|資料を渡すとき|必ず〜がコピーを受け取るように手配する。

    会議や職場で「〇〇さんにもこの資料をどうぞ(渡してください)」と第三者へ配布を依頼する場面で使います。書類を確実に手渡してほしいという業務上の意図を、角を立てずに伝えられます。

  6. 丁寧|受け取りを案内|〜は〜を受け取る。

    ビジネスメールなどで「後ほど案内書が届きますのでどうぞご確認ください」のように、案内や送付をフォーマルに知らせる表現です。敬意を込めて受領を予告する際に役立ちます。

場面別の使い分け

場面おすすめの言い方ひとこと
物を手渡すときHere you go.日常会話から接客まで万能に使えます。
順番・発言を譲るときGo ahead.「お先にどうぞ」と相手を促す定番です。
席や飲食を勧めるときPlease.ジェスチャーを添えると気持ちが伝わります。
乗り物で席を譲るときPlease take my seat.give one's seat to を会話向けにした声かけです。
資料の配布を頼むときMake sure ~ gets a copy.「〇〇さんにもどうぞ」と託す場面に適します。
案内や送付を予告するとき~ will receive ~.フォーマルな連絡で確実に届く旨を伝えます。

このように英語では「何を相手に促しているか」という具体的な行為によって言葉を選びます。まずは「物を渡すなら Here you go.」「行動を促すなら Go ahead.」の2つを押さえておくと迷いません。

直訳が通じない理由・よくある間違い

日本語の「どうぞ」は便利な万能語ですが、英語圏では「どんな行動を促しているのか」を具体的に言語化する文化があります。そのため、単に Please. とだけ言っても、何をすればよいか相手が判断できないケースが多々あります。

「どうぞ」のよくある間違い
⚠️手渡し時のPlease

物を渡すときはHere you go.を使い、Please単体だと懇願に響く恐れがあります。

🗣️無言で手を差し出す

先に通ってほしいときは無言ではなくAfter you.やGo ahead.と言葉を添えます。

🤝どうぞよろしくの直訳

Nice to meet you.など挨拶の文脈に合わせて別の表現に切り替える必要があります。

日本語の感覚で直訳したり無言で身振りのみで行ったりせず、適切な英語を添えましょう。

言われたときの返事

「どうぞ」と言われたときの返答

感謝を伝える

  • Thank you.(基本のお礼)
  • Thanks, I appreciate it.(助かる気持ちを添える)

席などを譲られたとき

  • Are you sure? Thank you.(本当にいいのか確認してお礼)

相手に譲り返すとき

  • After you.(あなたこそお先にどうぞと返す)

感謝を伝える表現に加え、譲り返す表現など場面に応じた返答を使い分けましょう。

英語で「どうぞ」と相手を促す・案内する定番フレーズ

日本語の「どうぞ」には、物を渡したり順番を譲ったりするだけでなく、相手の行動を勧めたり許可を与えたりする多様な使い方があります。状況に合わせた代表的な英語表現を押さえておくと、日常会話やビジネスでのコミュニケーションが円滑になります。

飲食を勧める「ご自由にどうぞ」

ホームパーティーやオフィスなどで「自由に取って召し上がってください」と勧めるときは、Help yourself. を使います。

Please help yourself to some coffee.(どうぞご自由にコーヒーをお召し上がりください。)

場所を案内する「どうぞこちらへ」

来客を応接室へ案内するときや、店内で席へ誘導する際は、This way, please. が最も定着している丁寧な表現です。

This way, please. The meeting room is ready.(どうぞこちらへ。会議室の準備が整っております。)

相手を気遣う「ごゆっくりどうぞ」

相手を急かさず「どうぞご自身のペースで進めてください」と配慮を伝える場面では、Take your time. が適しています。

Take your time looking around.(どうぞごゆっくりご覧になってください。)

「〜してもいい?」に「どうぞ」と許可する

「このペンを使ってもいいですか?」「座ってもいいですか?」と尋ねられて「どうぞ」と許可を出す場合、親しい間柄なら Sure. や Go ahead. が自然です。より積極的に「遠慮なくどうぞ」と伝えたいときは Be my guest.、接客やビジネスで丁寧に「どうぞ(かしこまりました)」と答えるときは Certainly. や By all means. を用います。

「どうぞ」の英語の使い分け|After you と Go ahead の違い

相手に順番を譲る「どうぞ」として頻出する After you. と Go ahead. には、明確な使い分けの境界線が存在します。

物理的に譲るなら「After you」、行動・発言を譲るなら「Go ahead」

After you. は「あなたの後に行きます」という語源の通り、エレベーターの乗り降り、ドアの出入り、レジの列など、物理的な空間や移動の順番を譲るとき専用の表現です。

一方の Go ahead. は「先へ進めてください」という意味合いを持ち、相手の作業や意思決定、発言など「行動」を促す場面全般で使います。特にウェブ会議などで相手と発言のタイミングが重なってしまった際に「どうぞお先に話してください」と譲りたい場合は、Go ahead. や No, you go ahead. と声をかけるのが定番です。

言いたい場面英語フレーズ使い方の目安
自由に飲食を勧めたいHelp yourself.飲み物や軽食を自由に取ってほしいとき
相手の申し出を快諾したいBe my guest.「使ってもいい?」などに「遠慮なくどうぞ」と答えるとき
発言や作業を譲りたいGo ahead.会議で発言が被ったときや行動を促すとき
ドアや通路を先に譲りたいAfter you.エレベーターや出入り口で物理的に順番を譲るとき
目的地へ案内したいThis way, please.来客や客を部屋や席へ誘導するとき

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よくある質問

Q. Here you are. との違いは?
どちらも物を渡す際の「どうぞ」ですが、Here you are. のほうがやや丁寧で、Here you go. は日常会話で非常によく使われる自然な響きです。
Q. エレベーターで譲る時は何と言う?
相手に先を譲る場面では After you. が最も上品で自然です。よりカジュアルに促す場合は Go ahead. でも問題ありません。
Q. 「どうぞお入りください」は英語で?
Please come in. が一般的です。オフィスなどで「どうぞお進みください」と促すときは Please step inside. などとも表現できます。
Q. 料理を勧める際の「どうぞお召し上がりください」は英語で何と言いますか?
軽食やビュッフェを自由に取ってほしい場合は Help yourself. を使います。すでに出されている食事を「どうぞ召し上がってください」と促すときは、Please enjoy your meal. や Please go ahead and eat. と声をかけるのが自然です。
Q. ウェブ会議で相手と発言が重なって「どうぞお先に」と譲る時はどう言えばよいですか?
Go ahead. または No, you go ahead.(いいえ、どうぞお先に話してください)と伝えます。相手を優先したい意思が即座に伝わり、発言のバッティングをスムーズに解消できます。

2026年9月25日更新・モチタン辞典編集部

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