「わざと」は中国語で何と言う?
「わざと」に最もぴったりな一般的な中国語は「故意」です。客観的に「意図して行った」と述べる際に広く使われます。これに対し、「有意」は意識的に配慮する場面、「刻意」は不自然なほど無理に意識するニュアンス、「存心」は悪意や嫌がらせの意図を非難する口語で使われるなど、感情や状況によって使い分けます。
使い分け
- 故意
最も一般的で中立的な表現です。偶然ではなく意識的に行ったことを客観的に表し、日常会話から書き言葉まで幅広く使われます。
他不是故意的,你就原谅他吧。
彼はわざとやったわけではないので、許してあげてください。
- 有意
目的意識を持って意識的に行うことを表します。「故意」よりも硬い表現で、配慮や意図的な選択などの文脈でよく用いられます。
他在发言中有意回避了这个话题。
彼は発言の中でわざとこの話題を避けた。
- 刻意
あえて無理に、あるいは過剰に意識して行動するニュアンスです。「わざとらしく作る」「無理にこだわる」といった文脈に適します。
你不用刻意去迎合别人的喜好。
他人の好みにわざと合わせようとする必要はありません。
- 存心
話し言葉で用いられ、相手を困らせようとする悪意や下心があるニュアンスを含みます。相手を責めたり不満を言ったりする際に使います。
你是不是存心跟我过不去?
あなたはわざと私を困らせようとしているのですか。
よくある間違い
✕ 我特意打破了杯子。
○ 我故意打破了杯子。
「特意」は相手への親切や好意で「わざわざ」行う際に使い、悪事には使えません。
「わざと」のよくある質問
Q. 「わざとじゃないよ」は中国語で?
Q. 「わざわざ」との違いは何ですか?
例文
コアイメージ
意図を持って行動し、特定の結果をねらう状態
関連語
使い方
類義語との違い
有意: ある結果をねらって意図的に行動すること。
故意: 意図的に行動して、結果を引き起こそうとすること。
刻意: 目的を達成するために意識的に方法や行動を選んで行うこと。
特意: そのためだけにわざわざ行うという意図を持って行動すること。
中国語での定義
語源
「有」は所有・存在を示し、「意」は心の考えや意図を示す字で、二字が合わさって元来は「意図を持っている」という意味になり、文中では動作が意図的であること、すなわち『わざと』行うことを表すようになった
コラム
- 口語では「故意」の方がよく使われ、さらに「对她有意」のように「好意がある」という別の意味で使われることがあるため、文脈を見て意図的な行為か好意かを見分ける
例文
コアイメージ
主観的な目的を優先して行為を方向づける意思の強さ
関連語
使い方
類義語との違い
刻意: 目的をもってわざと行うことを表す副詞(文脈で好意的にも否定的にも使われ得る)。
故意: はっきりとした意図をもってわざと行うことを表す副詞。
特意: ある目的のためにわざわざ行うことを表す副詞。
中国語での定義
語源
「刻」は刻む・時点を表し「意」は心の意図を表すので、二字で『意図を行為に刻み込む』という語感から副詞として『わざと』の意味を帯びるようになった。
コラム
- 学習や練習の場面では肯定的に「刻意に練習する」と使われることもあるため、文脈で非難か肯定かを判断して使い分けると誤解が少なくなる。
「わざと」は英語では
- 「わざと」 → deliberatelyon purpose和英辞典で見る