「傾向」は中国語で何と言う?
日本語の「傾向」に最もよく使われるのは「倾向」と「趋势」です。人や組織の考え方・好みの偏り、あるいは「~しがちである」という性質を表すときは「倾向」を用います。一方、社会現象や経済、情勢などが全体として向かっている時代の流れや動向を指す場合は「趋势」と使い分けます。
使い分け
- 倾向
人の思想・嗜好の偏りや、ある状態になりやすい性質を指します。「~する傾向がある」と動詞的に述べる際にもよく使われます。
年轻人有晚婚的倾向。
若者には晩婚の傾向があります。
- 趋势
物事や情勢が全体として向かっている客観的な流れ・動向を指します。景気や市場、社会の変化などを表すのに適しています。
物价呈现上涨的趋势。
物価は上昇の傾向を示しています。
よくある間違い
✕ 经济有恶化的倾向。
○ 经济有恶化的趋势。
景気や社会情勢などの客観的な変動の流れには「倾向」ではなく「趋势」を用います。
「傾向」のよくある質問
Q. 「~の傾向がある」の表現は?
Q. 「最近の傾向」はどう言う?
倾qīng向xiàng
意味
- 名 傾向
- 名 動向
- 名 偏り
例文
コアイメージ
一方向へ寄る流れ
関連語
使い方
類義語との違い
倾向: 人や物事がある方向へ寄りやすい性質や、その寄り具合
趋势: 事物が進んだり変化したりする際の全体的な方向や動き
偏好: ある物事を他より好む心の傾き
取向: 興味や価値観などが向かう方向や志向
中国語での定義
語源
「倾」は「傾」の簡体字で、ものや状態が一方に寄ることを表し、人偏は人や行為に関わることを示し、「向」は方向を表す文字であるため、二つを合わせてある方向へ心や行為が寄りやすいことを意味するようになった。
コラム
- 日常会話では人の好みや習慣を表すときに「更倾向于...」や「有...的倾向」を用い、統計や変化を説明するときには「趋势」と言い分けることが多い。
例文
コアイメージ
物事の進行に伴って現れる方向の傾き
関連語
使い方
類義語との違い
趋势: 物事が時間の経過とともに示す変化の向きや傾向で、データや報告で上升趋势・下降趋势などと表現される。
方向: 物事や動きが向かう向きや目標。
倾向: 物事や人がある方へ偏りやすい性質や傾き。
动向: 物事や集団の現在の動きや変化の様子。
走势: 市場や数値で表れる変化の進み方や方向。
中国語での定義
語源
「趋」は向かう・進むことを示し、「势」は力や形勢を示す字で、両者が組み合わさって進む力や形勢が生じることを表し、物事がある方向へ向かう傾向を示す語となった。
コラム
- 「趋势」は単なる一時的な流行より広く用いられ、統計や分析、日常会話で「上升趋势」「下降趋势」「呈现…趋势」などの表現とともに変化の方向を説明する際によく用いられる。