「あちこち」は中国語で何と言う?
「あちこち」に当たる最も一般的で幅広い場面で使える中国語は「到处」です。口語でも書き言葉でも多用され、場所を選ばず使えます。一方の「四处」はやや改まった響きがあり、四方八方に移動したり探し回ったりする動作を強調したいときによく用いられます。
使い分け
- 到处
日常会話から文章まで最も広く使われる表現です。至る所に存在している状態や、あちこちへ出向く動作を幅広く表せます。
春天来了,到处都是花。
春が来て、あちこちに花が咲いています。
- 四处
やや文語的で、四方八方に視線や行動を向けるニュアンスを含みます。あちこち奔走したり探し回ったりする文脈で好まれます。
为了找钥匙,我四处打听。
鍵を見つけるために、私はあちこち聞いて回りました。
よくある間違い
✕ 我买了这个那个。
○ 我到处看了看,买了不少东西。
日本語の感覚で「あれこれ・あちこち」を直訳せず、状況に応じた動詞や「到处」を使います。
「あちこち」のよくある質問
Q. 「到处」と「四处」の明確な違いは?
Q. 「あちこち痛い」は何と言いますか?
例文
コアイメージ
矢印や足跡があちこちの方向に向かって広がっている光景。
使い方
類義語との違い
到处: さまざまな場所に広がっていることを表す言葉。
到处都: あちこちのどこでも同じ事が起きていると強く示す言葉。
处处: どこへ行っても同じようにそうであることを示す、書き言葉で使われやすい表現。
四处: あちこちへ移動したり探したりする行動がある場面で使う言葉。
中国語での定義
語源
合成の成り立ちとしては、「到」が到達を示し、「处」が場所を示す字で、合わせて「到(各)处」の意味がまとまり、口語で副詞として場所の遍在を表す語になった。
コラム
- 学習者は「到处」と「处处」「到处都」の違いに注意すると便利で、一般に「到处」は具体的な場所の遍在、「处处」は文章語での遍在傾向、「到处都」はより強い全面性を示す。
四sì处chù
意味
- 副 あちこち
- 副 あちらこちら
例文
コアイメージ
物や人があちこちに散らばっている状態や各所に広がっている様子
関連語
使い方
類義語との違い
四处: 物や人があちこちに広く分布している様子を動詞で修飾して示す副詞
到处: 場所のあちこちに存在したり動作が広がったりしていることを動詞で示す副詞
处处: 多くの場所で同じように見られる状態や出来事を動詞で示す副詞
随处: どこでも見られたり行えたりすることを動詞で示す副詞
中国語での定義
語源
字は『四』と『处』の組み合わせで、『四』は四方や多方面を示し、『处』は場所を表す字であることから、二字で『各所にある』『各地にある』の意味を成し、そこから副詞として『あちこち』の用法になった。
コラム
- 『到处』と似るが、四处は分布や散らばりを意識する場面で使われやすく、名詞の代わりにはならず副詞として動詞を修飾する点に注意すると誤用を避けやすい。
「あちこち」は英語では
- 「あちこち」 → high and low和英辞典で見る