見る
「見る」はドイツ語で何と言う?
「見る」に当たる最も一般的なドイツ語は sehen です。視覚に入ること全般に使えます。意図してじっくり眺める場合は ansehen や anschauen、betrachten が適しています。日常会話では schauen や口語的な gucken もよく使われ、試合などを「観戦する」ときには zuschauen を用います。
使い分け
- sehen
視覚で捉える最も基本的な動詞です。「見える」という知覚から、意識して「見る」ことまで幅広く使います。
Ich sehe dort einen Vogel.
向こうに鳥が見えます。
- ansehen
対象を意識してじっくり見る、眺める、あるいは映画などを鑑賞するときに使われる標準的な表現です。
Er sieht sich das Foto an.
彼はその写真を眺めています。
- anschauen
ansehen とほぼ同義ですが、特に南ドイツや日常会話で好まれます。注意して対象を見る場面で使います。
Wir schauen uns einen Film an.
私たちは映画を観ています。
- betrachten
絵画や風景などを観察するように、注意深く、また静かに鑑賞・観察するニュアンスを持つ硬めの語です。
Sie betrachtet das Gemälde genau.
彼女はその絵画をじっくり鑑賞しています。
- gucken
主に中部・北部ドイツのくだけた日常会話で非常によく使われる口語表現です。「ちょっと見る」場面に合います。
Guck mal da drüben!
あそこをちょっと見てごらん!
- zuschauen
スポーツの試合や他人の作業などを「観客や傍観者として見物する・観戦する」という場面で使います。
Ich schaue dem Spiel zu.
私はその試合を観戦しています。
よくある間違い
✕ Ich sehe den Film an.
○ Ich sehe mir den Film an.
映画などをじっくり観る場合、再帰代名詞の3格(mir)を伴うのが自然です。
「見る」のよくある質問
Q. 「テレビを見る」は何と言いますか?
Q. schauen と gucken の地域差は?
例文
コアイメージ
目を向けて対象の形や動きから存在や状態をとらえる感覚
関連語
使い方
類義語との違い
sehen: 目で対象を捉え、その形や動きから存在や状態を認識すること
schauen: 注意を向けて見るために視線を向ける行為
ansehen: 視線を向けて相手や物の様子を確かめること
erkennen: 見たり経験したことから人や物を識別して分かること
verstehen: 言葉や状況の意味を心で理解すること
ドイツ語での定義
Mit den Augen etwas wahrnehmen; im übertragenen Sinn etwas begreifen; in reflexiver Form 'sich sehen' bedeutet sich treffen
語源
sehenは、古高ドイツ語 sehan を経て中高ドイツ語 sehen となり、英語 see と同源で元は『目でとらえる』意味を表す
コラム
- 会話では 'Ich sehe.' が単なる視覚の報告でなく『なるほど』『わかった』の相槌として使われることが多いので、前後の文脈で意味を判断する

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schauen
意味
- 動 見る
- 動 鑑賞する
例文
コアイメージ
視線を向けて注意深く見る行為で、見ることを楽しむという含みを持つ
関連語
使い方
類義語との違い
schauen: 意識的に目を向けて見ることで、見ることを楽しむ意味合いがある
sehen: 視覚で物や人をとらえて見える状態を知ること
gucken: くだけた場面で短く目を向けて見ること
anschauen: 視線を向けて対象の姿をはっきり見ること
blicken: 短く一瞬だけ視線を向けること
ドイツ語での定義
Etwas anschauen oder hinschauen; im alltäglichen Sprachgebrauch häufig und in der reflexiven Form 'sich etwas anschauen' für das bewusste Genießen verwendet.
語源
schauenは、中高ドイツ語schouwenから発展し、sich anschauenなどの派生で『じっくり見る』の意味が強まった
コラム
- sehenは単に目に入る意味が強く、schauenは意識を向けて見る場面で自然に使われる点を意識すると会話がわかりやすくなる
例文
コアイメージ
見ることで対象を評価・判断する行為。
関連語
使い方
類義語との違い
ansehen: 見ることで対象の様子を評価したり判断したりする行為
sehen: 目で見て物の有無や形を知る行為
anschauen: 目で集中して見る行為
schauen: 目で向けて見る行為
gucken: くだけた話し言葉で目を向けて見る行為
ドイツ語での定義
Etwas gezielt anschauen; in der Wendung 'jemanden/etwas als ... ansehen' auch 'für ... halten, beurteilen' bedeuten.
語源
ansehenは、an-とsehenの合成で、古高ドイツ語sehanに由来し、『〜に向けて見る』が比喩的に『〜と見なす』という用法に発展した。
コラム
- 会話では再帰代名詞を伴う構文『sich etwas ansehen』(Ich sehe mir das Bild an.)が頻出するため、この形を声に出して練習すると使いこなせる。
betrachten
意味
例文
コアイメージ
ある観点から対象を切り取り、そう見なすことを決める様子
関連語
使い方
類義語との違い
betrachten: ある観点から対象をじっくり見てそう見なすと決めること
sehen: 目で見ること
ansehen: 注意して目で見ること
finden: 何かについてそうだと思うこと
beobachten: 動きや変化を注意深く長く見続けること
ドイツ語での定義
Etwas gezielt und kritisch ansehen und es dabei in einer bestimmten Weise wahrnehmen oder als etwas einstufen
語源
betrachtenは、be-(〜に向ける・作用を及ぼす接頭辞)と中世の trachten(向ける・目指すの意)から成り、合わせて『特定の見方で見る、〜と見なす』という用法が発展した
コラム
- 『als~ betrachten』の形は意見や評価を示す表現で文語寄りに聞こえるため、砕けた会話では 'halten für' や 'finden' と置き換えると自然になる
例文
コアイメージ
意識して対象に目を向ける行為
関連語
使い方
類義語との違い
anschauen: 意識して対象に目を向けて詳しく見ること
ansehen: 意図的に目を向けて内容や様子を確かめるためによく見ること
angucken: くだけた話し方で軽く目を向けてざっと見ること
schauen: 目を向けて何かを見る行為を表す一般的な語
sehen: 目に入って認識すること
ドイツ語での定義
sich etwas mit Absicht ansehen oder jemanden/etwas ansehen; häufig als trennbares Verb mit der Partikel an verwendet
語源
anschauenは、前置詞的接頭辞an-と動詞schauenの結合で、anが方向や対象への向かいを示しschauenが「見る」を表すため合わせて「対象に目を向けて見る」という意味になる
コラム
- 映画や動画を表す場面では「Ich schaue mir einen Film an」のように反射代名詞を伴う言い回しがよく使われ、会話で自然に聞こえる表現になる
例文
Schau hier!
ここを見て!
コアイメージ
自分の視線を何かに向けて確かめようとする動作やその準備
関連語
使い方
類義語との違い
Schau: 注意を引くために『ちょっと見て』と命じるくだけた命令形の表現
sehen: 視覚で物や人の存在を捉えて理解する見る行為
anschauen: 目的を持って目を向けてじっくり見ること
ansehen: 意図的に焦点を合わせて見ること
gucken: くだけた言い方でざっと見ること
ドイツ語での定義
Umgangssprachliche Form von schauen (z. B. ich schau) oder als Imperativ; drückt aus, dass man etwas sieht, ansehen will oder jemanden darauf hinweist.
語源
Schauは、動詞 schauen の口語的な語形として現れ、命令形や一人称の短縮形として用いられ、語源は中高ドイツ語の schouwen にさかのぼり『見る』の意味を受け継いでいる
コラム
- カジュアル会話で 'Ich schau mal' や 'Schau mal' が頻出するため、続けて何をするかを短く付け加える練習をすると自然なやり取りが身につく
例文
コアイメージ
テレビや映像を目で追って見る行為
関連語
使い方
類義語との違い
gucken: 目で映像や動きを追って見る、日常会話でよく使われるくだけた表現
sehen: 目で周囲や物事の様子をとらえて理解する行為
schauen: 目で物や映像を見て動きや様子に注意を向ける行為
ansehen: 対象に注意を向けてじっくり目で見る行為
beobachten: 時間をかけて行動や変化を注意深く目で追う行為
ドイツ語での定義
Umgangssprachlich etwas, besonders Fernsehen oder Bilder, mit den Augen verfolgen oder anschauen
語源
guckenは、中低ドイツ語のguckenから来ており、近代以降は特に口語で『(テレビなどを)見る』という意味で広く使われるようになった
コラム
- Fernsehen guckenやmal guckenのような日常表現がよく使われるので会話では自然に聞こえる一方で公的な文章や改まった場面ではsehenに置き換えることが多い
例文
コアイメージ
傍らから動作や変化を目で追い、見届ける様子
関連語
使い方
類義語との違い
zuschauen: 近くで人や出来事の進行を目で追い、結果や結末まで見届けること
zusehen: そばから人や出来事の動きを目で追って見守ること
zugucken: 近くから動きや様子を目で追って見ること
beobachten: 時間をかけて細かな変化や様子を注意深く見ること
ドイツ語での定義
Etwas oder jemanden aufmerksam beobachten, dabei oft an der Seite stehen und nicht eingreifen.
語源
zuschauenは、前綴り zu と動詞 schauen が合わさった分離動詞で、zuが方向を添え傍らから見る意味を作る
コラム
- スポーツ観戦や作業の様子をじっくり語るときに自然で、見守る距離感を伝える表現