「無視する」はドイツ語で何と言う?
「無視する」に最も一般的に使われるドイツ語は ignorieren です。意図的または無意識に人や情報を「見ないふりをする」場面で幅広く使えます。順番や存在を「飛ばす・見落とす」ニュアンスなら übergehen、規則や警告を「軽視して破る」場合には missachten を選ぶと、より正確に伝わります。
使い分け
- ignorieren
最も汎用性が高く、人や意見、警告などに気づいていながら意図的に反応しない、または見落とす場面全般で使います。
Er hat meine Warnung einfach ignoriert.
彼は私の警告をあっさりと無視した。
- übergehen
順番や権利、人の存在などを飛び越えて「除外する」「見落とす」場面で使います。昇進で飛ばされる際などにも用いられます。
Bei der Beförderung wurde sie übergangen.
昇進において彼女は無視された(見送りになった)。
- missachten
規則、法律、危険信号、他人の尊厳などを「軽視して従わない」「ないがしろにする」という硬めの表現です。
Der Autofahrer hat die rote Ampel missachtet.
その運転手は赤信号を無視した。
よくある間違い
✕ Ich wurde von ihm ignoriert (übergehen を使うべき文脈で非分離動詞を分離させる誤り: Er ging mich über)
○ Er überging mich.
「無視する」意味の übergehen は非分離動詞なので、前綴りの über は分離しません。
「無視する」のよくある質問
Q. 「赤信号を無視する」の言い方は?
Q. メッセージの「既読スルー」は何と言う?
ignorieren
意味
- 動 無視する
- 動 黙殺する
- 動 顧みない
例文
コアイメージ
存在をなかったことにして反応を断つ
関連語
使い方
類義語との違い
ignorieren: 相手の存在を意図的に無かったことにして反応を止める
übersehen: 見落として気づかない
überhören: 聞こえている言葉をあえて聞かなかったことにする
meiden: 接触や会話を避けて距離を取る
ドイツ語での定義
etwas oder jemanden absichtlich nicht beachten und so tun, als ob es nicht existierte
語源
ignorierenは、ラテン語ignorareを起点にフランス語を経由して入った語で、歴史的には「知らない」を意味したが近代では「黙殺する・顧みない」の意味で用いられるようになった
コラム
- 職場や親しい間柄で 'jemanden ignorieren' を使うと信頼を損なう可能性が高いため、不満や問題がある場合はまず具体的な事実と影響を示してから対処法を話し合うと誤解が減る

ゲームで覚える・約 1 分
ignorieren をゲームで覚えよう
5 語のクエスト・4択・イラスト・穴埋め
例文
コアイメージ
リストや話の流れで一つだけすっぽり抜け落ちる感じ
関連語
使い方
類義語との違い
übergehen: 会話や手続きで特定の人や項目を意図的に扱わない
ignorieren: 相手の存在や発言を故意に無視して反応しない
übersehen: 見落として気づかないままになる
weglassen: 話や文から意図的に項目を抜く
ドイツ語での定義
bei Aufzählungen oder Diskussionen ein Element bewusst oder unbewusst nicht nennen oder weglassen.
語源
übergehenは、über+gehenの合成語で、通り過ぎる動きから『通り過ぎて取り扱わない』の意味に転じた。
コラム
- 『in etwas übergehen(〜に移行する)』など同じ語形で別の意味があるので、文脈で『無視する・見落とす』のどちらかを確認すると会話で混乱しにくい。
missachten
意味
- 動 無視する
- 動 軽視する
- 動 尊重しない
例文
コアイメージ
人の忠告や立場を軽く扱って無視する場面
関連語
使い方
類義語との違い
missachten: 忠告や規則を尊重せずにあえて従わない
ignorieren: 注意を向けずに相手や情報に反応しないようにする
geringschätzen: 相手の価値や意見を低く見て軽く扱う
übergehen: 人や提案を扱わずに通り過ぎて無視する
ドイツ語での定義
jemanden respektlos behandeln oder dessen Hinweise bewusst ignorieren
語源
missachtenは、否定接頭辞 miss- と「敬意・注意」を表す achten に由来し、元来は「尊重しない」「注意を払わない」という構成的意味から現代の「無視する、軽視する」の語義が生まれた
コラム
- 対人関係で使うと相手を強く非難する響きになることが多いため、感情的な場面ではやわらげた表現を使うか具体的な行為を説明する方が誤解を生みにくい