「教養」は中国語で何と言う?
日本語の「教養」に最も近く日常的にもよく使われるのは「教养」です。ただし、家庭環境や育ちによる礼儀作法・品性を指す場合は「教养」、個人の自発的な人格的磨き込みには「修养」、特定の分野に関する知識や基礎的な素養を指す場合は「素养」と使い分けます。文脈に合わせて選ぶことが大切です。
使い分け
- 教养
家庭教育や成育環境を通じて身についた礼儀作法や品位を指します。マナーの良し悪しを言う場面でよく使われます。
他说话很有分寸,显得很有教养。
彼は言葉遣いに節度があり、とても教養(育ちの良さ)が感じられる。
- 修养
読書や経験などを通じて自己研鑽し、内面的に培われた人格、品格、文化的素養を指します。道徳心や学識の深さに焦点があります。
这位学者不仅学问高深,个人的文化修养也很高。
この学者は学問が深いだけでなく、個人の文化的教養も非常に高い。
- 素养
平素の学習や訓練によって培われた基礎能力や専門的な素養を指します。科学、芸術、情報などの知識水準を表す際に多用されます。
现代公民应该具备基本的科学素养。
現代の市民は基本的な科学的教養を備えているべきだ。
よくある間違い
✕ 这个人没有教养(学歴が低いという意味で使う)
○ 这个人的文化水平不高 / 没有受过高等教育
中国語の「没教养」は「育ちが悪い・無作法」という強い非難になるため、学歴の有無には使いません。
「教養」のよくある質問
Q. 大学の「一般教養科目」は中国語で何?
Q. 「教養がある人」はどの単語を使う?
教jiào养yǎng
意味
- 名 教養
- 名 素養
- 名 学識
例文
コアイメージ
家庭や周囲の影響で自然に出る礼儀正しい振る舞いと落ち着き
使い方
類義語との違い
教养: 家庭や教育・生活習慣の影響でにじみ出る、品のある振る舞いや礼節。
修养: 内面的な教養や振る舞いとして身につく、落ち着きと品性。
礼貌: 他人に対して失礼にならないように示す丁寧さや礼節。
礼仪: 公式や儀式の場で求められる行動や作法の決まり。
素质: 学習や仕事をするうえでの基本的な能力や性格の土台。
中国語での定義
語源
字面は「教」=教える、「养」=養うで、起源は子どもの教育や扶養にあり、教えと養いを受けて礼節や自制が身につくことを表すようになったため、家庭や社会の影響を反映した行動上の礼儀や体面を表す語になった。
コラム
- 「她有很好的教养」のように態度を褒める表現として使われる一方で、「没教养」は強い非難になるため、人の振る舞いを指摘する際は具体的な行為を示して説明する方が適切である。
修xiū养yǎng
意味
- 名 教養
- 名 修養
- 名 素養
例文
コアイメージ
庭木を手入れして姿を整え、落ち着いた風格が現れる光景
使い方
類義語との違い
修养: 心の豊かさや学んだことが振る舞いに表れ、穏やかで品のある態度を示すこと。
教养: 家庭や教育から培われたしつけや文化的な素養が行動に表れること。
风度: 外見や態度から感じられる人の落ち着いた雰囲気や品格。
举止: 身ぶりや立ち居振る舞いなど、見た目に現れる行動の様子。
礼貌: 相手を尊重するための言葉づかいや態度のふるまい。
中国語での定義
語源
「修」はもともと整える・磨くことを意味し、「养」は養う・育てることを表すため、二字が組み合わさると自分の外面と内面を整え育てることで教養や品位が身につくという意味になった。
コラム
- 会話で「没有修养」と相手を言うと強い否定に聞こえやすく、対立を避けたい場面では具体的な振る舞いを挙げてやわらかく指摘する方が実用的だ。
素sù养yǎng
意味
- 名 教養
- 名 素養
- 名 修養
例文
コアイメージ
後天の学びで育まれた文化的涵養と礼儀が対人行動に表れる姿
関連語
使い方
類義語との違い
素养: 後天に学んだ文化的な知識や礼儀、具体的な振る舞いが対人場面に表れること
修养: 学習や生活習慣を通して身についた内面的な落ち着きや行動の良さ
教养: 家庭や学校での教育や躾によって育てられた礼儀や価値観、行動様式
素质: 学習力や判断力など、個人が持つ基本的な能力や性質
气质: 表情や態度、話し方に現れる生まれつきや育ちによる性格や雰囲気
中国語での定義
語源
「素」は根本や朴素を表し、「养」は育てる意で、二字が合わさって後天的に教養を培うことを示す。
コラム
- 職場や正式な場面では服装や応対の仕方が素养の判断材料になりやすく、そうした具体的な振る舞いが評価に直結することが多い。