要求する
「要求する」はドイツ語で何と言う?
「要求する」に最も一般的に使われるのは fordern と verlangen です。権利や義務として強く求める場合は fordern、話し手の期待や強い望みとして求める場合は verlangen を使います。また、権利としての正当な主張には beanspruchen や einfordern、緊急の催促には dringen を用いて使い分けます。
使い分け
- fordern
権利として当然のことや正当な要求を、相手に対して強く主張する際に使います。政治や労働運動などでよく用いられます。
Die Gewerkschaft fordert höhere Löhne.
労働組合は賃上げを要求している。
- verlangen
個人的な期待や強い意志を込めて、相手に行動や支払いを求める際に使います。fordern よりも主観的で日常的です。
Er verlangt eine sofortige Antwort von mir.
彼は私に即答を要求している。
- dringen
前置詞 auf を伴い、事態の緊急性や重要性を理由に、特定の措置や決定を強く促すように要求する場面で使います。
Der Arzt dringt auf eine schnelle Operation.
医師は迅速な手術を要求している。
- beanspruchen
物資、権利、時間、援助などを自分の正当な取り分や権利として主張し、占有・利用したいと要求する場合に使います。
Sie beansprucht das alleinige Erbe für sich.
彼女は遺産の単独相続を要求している。
- einfordern
本来得られるはずの約束された権利や返済などを、相手に対して厳しく請求・催促して要求する際に使います。
Wir müssen unsere Rechte aktiv einfordern.
私たちは自分たちの権利を積極的に要求しなければならない。
よくある間違い
✕ Ich fordere ein Glas Wasser im Restaurant.
○ Ich hätte gerne ein Glas Wasser. / Ich möchte ein Glas Wasser bestellen.
fordern は権利の主張という響きが強く、飲食店での注文に使うと非常に高圧的で不自然です。
「要求する」のよくある質問
Q. fordern と verlangen の違いは?
Q. 「時間を要求する(要する)」は?
例文
コアイメージ
権利や支払いなどを正式に突きつけて応答や履行を求める場面
関連語
使い方
類義語との違い
fordern: 権利や支払いなどに対して正式に応答や履行をはっきりと求める
verlangen: 要望や支払いを強く求める
auffordern: 公式に行動や返答をするよう強く促す
einfordern: サービスや代金の履行を正式に請求して受け取る
bitten: 礼儀正しく頼んで助けや許可を求める
ドイツ語での定義
Etwas von jemandem verbindlich oder formell verlangen; in Wendungen wie »das Ereignis fordert Opfer« anzeigen, dass etwas Menschenleben kostet.
語源
fordernは、中高ドイツ語vordernに由来し、vor-の「前へ出す」の感覚から『求める』の意が発達した。
コラム
- 穏やかな依頼にはbittenを使い、公式な場面ではfordernを使う。報道では»Opfer fordern«が人命被害を示す定型表現である。

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例文
Sie verlangt eine Entschuldigung.
コアイメージ
根拠や権利をもとに相手に請求して受け取りを求める行為
関連語
使い方
類義語との違い
verlangen: 正当な理由や権利に基づいて相手に対し何かを要求して受け取りを求める行為
bitten: 礼儀正しく頼んで相手に何かをしてもらう行為
fordern: 強く要求して相手に対応や行動を求める行為
sich sehnen nach: nachを伴って心から何かを切望すること
ドイツ語での定義
verlangen bedeutet, von einer Person etwas verbindlich einzufordern.
語源
verlangenは、ver-とlangen(中高ドイツ語で『届く/及ぶ』)の結合に由来し、及ぶという感覚が請求の意味に拡張した。
コラム
- 前置詞nachを伴うと『切望する』に近い用法になるので、直接目的語かnach付きかで意味が変わる点を確認すると会話での意味取り違えを防げる。
例文
Die Mitarbeiter dringen auf eine schnelle Entscheidung.
コアイメージ
声や態度を強めて要求を通そうとする働き
関連語
使い方
類義語との違い
dringen: 声や態度を強めて要求を通そうとすること
drängen: 相手に圧をかけて早く行動させようとすること
verlangen: はっきりと強く〜を求めること
bestehen auf: auf+Akk.で要求を譲らずに主張し続けること
ドイツ語での定義
mit Nachdruck etwas fordern oder darauf bestehen, dass etwas geschieht
語源
dringenは、古高ドイツ語dringanにさかのぼり、原義の「押す」から「要求を押し通す」「強く主張する」という意味が比喩的に発展した
コラム
- dringen auf+Akk.は公的な場面でも使われやすく英語のinsist onやdemandに近いが、場面によってdrängenやfordernより強い印象になる点に注意して使い分ける
beanspruchen
意味
- 動 要求する
- 動 主張する
- 動 請求する
- 動 要する
例文
Die Gewerkschaft beansprucht höhere Löhne.
組合は賃上げを要求する。
コアイメージ
自分の取り分や権利を正式に主張して確保しようとする動作
関連語
使い方
類義語との違い
beanspruchen: 特定の権利や自分の取り分を公式に主張して確保しようとする行為
fordern: 交渉や運動の場で相手に応じさせるよう強く要求する行為
verlangen: ある物や行為を正式に求めて受け取ろうとする行為
einfordern: 約束された支払いや権利を正当に取り戻すために要求する行為
geltend machen: 権利や請求を法的・公式に提示して認めさせようとする行為
ドイツ語での定義
Für sich einen Anspruch geltend machen oder etwas einfordern; auch: Zeit, Raum oder andere Ressourcen in Anspruch nehmen.
語源
beanspruchenは、be-+anspruchen(Anspruch)から成り、Anspruchはan+sprechen由来で『権利の主張』を表す。
コラム
- 法的・公的な文脈で頻出する語感があり、口語ではfordernが代わりに使われることが多く、'Anspruch auf+Akk.'で特定の権利を示す。
einfordern
意味
- 動 要求する
- 動 請求する
- 動 取り立てる
例文
コアイメージ
請求書を差し出して支払いや権利の履行を正式に求める場面
関連語
使い方
類義語との違い
einfordern: 請求書や通知で支払いや権利の履行を正式に求める、主に企業や役所の書面で使われる表現
verlangen: 強い口調で要求して支払いや対応を求める
fordern: 権利や義務の履行を公式に要求して求める
beanspruchen: 自分の権利や取り分だと主張してそれを求める
auffordern: 正式に依頼して行動や返答を促す
ドイツ語での定義
einfordern bedeutet, etwas zu verlangen, das einem zusteht, zum Beispiel eine Zahlung oder eine Leistung.
語源
einfordernは、接頭辞ein-(内部へ、完了)と動詞fordern(要求する)から成り、合わさって権利や支払いを正式に求める意味になった
コラム
- 企業や役所での書面や通知で使われることが多く、個人との会話で直接使うと強く聞こえるため日常ではより柔らかい表現を用いる