「よろしくお願いします」は中国語で何と言う?
中国語には日本語の「よろしくお願いします」に一対一で対応する万能な表現はありません。改まった自己紹介ではチンドゥオグアンジャオ(请多关照)が最も一般的ですが、何か作業を頼むときはバイトゥオラ(拜托了)やマーファンニーラ(麻烦你了)と言います。場面が「初対面の挨拶」か「具体的な頼み事」かによって言葉を使い分ける必要があります。
言い方と読み方
- 请多关照丁寧
読み方: チンドゥオグアンジャオ(qǐng duō guānzhào)
ビジネスの初対面や職場への着任時など、改まった場面で今後の配慮や面倒をお願いする際に用います。
- 请多指教丁寧・謙虚
読み方: チンドゥオジージアオ(qǐng duō zhǐjiào)
仕事の指導や助言を先輩や専門家に請う場面で使います。自分の未熟さを前提にした謙虚な表現です。
- 拜托了ふつう〜くだけた
読み方: バイトゥオラ(bàituō le)
具体的な作業や用件を相手に頼むときの「よろしく頼みます」「お願いね」として使います。
- 麻烦你了ふつう
読み方: マーファンニーラ(máfan nǐ le)
相手に手間を取らせる依頼をした際に「お手数をおかけします、よろしく」という感謝を込めて使います。
使い分け
- 请多关照
「面倒を見てください」というニュアンスで、初対面の自己紹介や入社・異動時の挨拶として定着しています。
我是新来的员工,以后请多关照。
新しく入った社員です。これからどうぞよろしくお願いします。
- 请多指教
「ご指導ご鞭撻をお願いします」の意味合いが強く、先輩や上司、技術を学ぶ相手に対して謙虚に使います。
很多事情我还不懂,还请多指教。
まだ分からないことばかりですので、色々とご指導よろしくお願いします。
よくある間違い
✕ 用件を頼むメールの最後に「请多关照」と書くこと
○ 麻烦你了 や 拜托了 を使う
「请多关照」は初対面の挨拶が中心で、具体的な用件の依頼や結びの言葉としては不自然だからです。
✕ 別れ際の「またよろしくお願いします」に「请多关照」を直訳して使うこと
○ 下次再见 や 保持联系 を使う
別れの挨拶での「よろしく」は関係維持の言葉なので、「また会いましょう」「連絡を取り合いましょう」と言います。
「よろしくお願いします」のよくある質問
Q. 初対面で言われたらどう返せばいいですか?
Q. 「关照」の発音のコツを教えてください。
Q. メールの結びの「よろしくお願いします」は?
多duō指zhǐ教jiào
意味
- 感動詞 よろしくお願いします
- 感動詞 ご指導ください
- 感動詞 ご教示ください
例文
コアイメージ
職場や交際の場で今後指導や支援を受けることへの礼儀的なお願い。
使い方
類義語との違い
多指教: 仕事や交際の場で今後指導や助けを受けることを丁寧に頼む表現で、『よろしくお願いします』と同じ意味。
请多指教: 今後の指導や助言を丁寧に頼む礼儀的な挨拶。
多多关照: 今後の世話や協力をややくだけて頼む挨拶。
中国語での定義
語源
語は「多」(より多く)と「指教」(指導と助言を与えること)の組み合わせで成り立ち、礼節を示す挨拶として定着したため、直接の業務指示というより今後の関係における支援を願う意味合いを持つ定型句となった。
コラム
- ビジネスや初対面で便利な表現だが、親しい相手には堅く聞こえるのでカジュアルな場面では「多多关照」などよりくだけた表現を使うほうが自然。
例文
コアイメージ
これからの協力や配慮を期待する丁寧な依頼表現
関連語
使い方
類義語との違い
请多关照: これからの協力や配慮を期待して丁寧にお願いする表現
多多关照: これからお世話になるので助けや配慮をお願いするくだけた丁寧な言い方
多多指教: 相手に助言や指導を多くしてほしいと控えめに頼む丁寧な言い方
彼此彼此: お互いに同じ立場や気持ちだと軽く返すときに使う表現
拜托了: 頼みごとを相手に強めにお願いするときに使う言い方
中国語での定義
語源
語は「请」(求める)と「多」(多く)と「关照」(世話・配慮する)から構成され、文字通り「どうぞ多くの関照をお願いします」となり、現代中国語では礼節的な挨拶として定着している。
コラム
- 相手から返答として「多多关照」や「彼此彼此」といった応答が返ることがあるため、初対面の受け答えまで想定して一緒に練習しておくと会話がスムーズになる。
例文
コアイメージ
謙虚に相手の意見や助力を求めて関係を築こうとする姿。
関連語
使い方
類義語との違い
请多指教: 面識のない人に対して、今後の助言や協力を謙虚にお願いするあいさつ。
请多关照: 仕事や初対面の場で、これからの世話や配慮を願って礼を示すあいさつ。
多多指教: 相手に意見や指導を積極的に求める気持ちを伝えるあいさつ。
中国語での定義
語源
「请多指教」は定型の礼貌語で「请」が願いを表し、「多」は程度の希望を示し、「指教」は助言や指導を受けることを指しており、合わせて謙虚に今後の助力を願う意味になる。
コラム
- 面識のない相手や仕事関係の初対面で使うと礼儀正しい印象になるが、友人など親しい間柄では堅苦しく聞こえるため別の言い方にすることが多い。
指zhǐ教jiào
意味
- 動 よろしくお願いします
- 動 ご教示ください
- 動 ご助言ください
例文
コアイメージ
謙虚に相手の知識や経験で自分を補ってもらう行為
使い方
類義語との違い
指教: 相手の知識や経験を頼りにして助言や指導を受けること。
请教: 相手に質問して知りたいことややり方を教えてもらうこと。
求教: 目上や専門家に教えを乞い、解決策や説明を得ること。
指导: 経験や知識を使って相手に方法や手順を示し助けること。
指点: 細かい点を指摘して改善点や直し方を教えること。
中国語での定義
語源
「指」は指し示す・指導することを表し、「教」は教えることを表す。二字が結びつき、相手に示して教えてほしいと願う意を表す語として用いられるようになった。
コラム
- 自己紹介の後に「请多指教」を添えると礼儀正しい印象になるが、具体的な助言が欲しい場合は要点を付け加えると意図が伝わりやすい。