「本」は中国語で何と言う?
読むものとしての「本」は中国語で「书(シュー/shū)」と言います。一方、日本語の「1本、2本」という助数詞としての「本」は対象によって使い分けが必要で、ペンなどの細長い物は「支(ジー)」、樹木は「棵(コー)」、本そのものを数える(1冊)ときは「本(ベン)」を使います。
言い方と読み方
- 书ふつう
読み方: シュー(shū)
日常会話全般で最も広く使われる名詞です。小説、教科書、雑誌などあらゆる「本」を指します。
- 本量詞
読み方: ベン(běn)
本やノートなどを数えるときの助数詞(〜冊)として日常会話で必須の語です。
- 书籍書き言葉
読み方: シュージー(shūjí)
書き言葉やニュース、文章などで「書籍」「書物全般」を指す硬い表現です。
- 支量詞
読み方: ジー(zhī)
日本語の細長いものを数える「1本、2本」に当たり、ペンや棒などを数える量詞です。
- 棵量詞
読み方: コー(kē)
日本語で樹木を数える「1本、2本」に当たり、木や植物を数える量詞です。
使い分け
- 书
日常会話で広く使われる「本・書籍」を指す最も基本の名詞です。
- 书籍
書物全般を指すフォーマルな書き言葉で、日常会話ではあまり使いません。
- 支
ペンや箸など、細長い棒状のものを数えるときの量詞です。
- 棵
樹木や大きな植物を「1本、2本」と数えるときの量詞です。
よくある間違い
✕ 我买了一本书的笔。
○ 我买了一支笔。
ペンの数え方は日本語では「本」ですが、中国語では「支」を使います。
✕ 这本书很好看。(を「このペン」の意で使う誤り)
○ 这支笔很好看。
中国語の量詞「本」は冊子状のもの専用で、棒状の物には使えません。
「本」のよくある質問
Q. 「书」のきれいな発音のコツは?
Q. 書店で本を探すときのひと言は?
Q. 「読書する」は中国語で?
支zhī
意味
- 量詞 本
例文
コアイメージ
手で握れる細長いものを一本ずつ独立した単位としてとらえる中心像。
関連語
使い方
類義語との違い
支: 手で握れる細長いものを一本ずつ数えるときに使う量詞。
把: 手でつかめるものや把手のある道具を数えるときに使う量詞。
根: 細長くて硬いものを一本ずつ数えるときに使う量詞。
条: 細長くて柔らかいものや帯状のものを数えるときに使う量詞。
本: 本や雑誌など冊子状のものを数えるときに使う量詞。
中国語での定義
語源
『支』はもともと木の枝を表す字で、枝一本を指す意味から「一本の細長いもの」という感覚が派生し、筆や煙草などを数える量詞として定着した。
コラム
- 筆や口紅を数えるときは数字+支+名詞の語順が基本で、『给我一支口红』のように言うと自然に通じる。

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例文
コアイメージ
表紙で閉じられたページの集合、物語や情報を蓄える媒体
関連語
使い方
類義語との違い
书: 複数のページが綴じられ、物語や情報が書かれている紙の媒体。
书本: 冊子状の紙の本。
中国語での定義
語源
汉字「书」は伝統字「書」から来て、元は筆や手で文字を書くことを示す字で、そこから書かれた物=冊子を意味するようになり、簡体字「书」は伝統字の字形を減らして作られたもので意味の核心は変わらない。
コラム
- 中国語では書籍を数えるときに量詞「本」を使い、例えば「这本书」「那本书」のように数詞と一緒に言うのが自然である。
例文
コアイメージ
一本立ちしている植株を一まとまりの個体として捉える像
使い方
類義語との違い
棵: 木や植株を数えるときに使う量詞で、一まとまりの個体を一つとして数える。
个: 幅広い対象を数えるための一般的な量詞で、口語で植物にも使われる場合がある。
朵: 花や雲のような一つ一つのかたまりを数えるときに使う量詞。
根: 棒状や細長いもの、植物の根や茎の本数を数えるときに使う量詞。
中国語での定義
語源
「棵」は形声の構成で、偏の「木」が植物に関する意味領域を示し、旁の「可」が音を示す声符で、音と意が合わさって植物の個体を数える語になった。
コラム
- 会話では「我买了一棵」のように名詞を省略しても通じることがあり、種類をはっきりさせたいときは「一棵苹果树」のように名詞を補うと誤解が少ない。
例文
コアイメージ
表紙で綴じられたページの束
使い方
類義語との違い
书籍: 表紙で綴じられたページの束を指す、書誌や公的文脈で使われるやや堅い表現の本。
书: 表紙で綴じられたページの束を指す、日常的に使われる一般語。
图书: 図書館や書目に登録される本を指す、館蔵や目録で用いられる語。
中国語での定義
語源
「书」はもともと書くことや書かれた文を表し、「籍」は古代の竹簡や簿冊を指して記録や文書を意味したため、二字が合わせて成冊の文献や書本を示す語となり、のちに一般的な本の意味に広がった。
コラム
- 口語では「书」を使う方が自然で、「书籍」は図書館や目録、公式な文章で使われることが多いため、日常会話では「我昨天买了一些书」と言う方が違和感が少ない。