モチタン辞典 › 読みもの › スペイン語 › スペイン語の病気・体調・怪我の表現

病気のスペイン語表現まとめ!風邪やインフル・病院フレーズ

病気のスペイン語表現まとめ!風邪やインフル・病院フレーズ

スペイン語で「病気」は女性名詞 enfermedad(エンフェルメダッ)、男性名詞では mal(マル)と言い、「病気です」と自身の体調を伝えるときは動詞 estar(エスタール)を用いて Estoy enfermo(エストイ エンフェルモ:男性)または Estoy enferma(エストイ エンフェルマ:女性)と表現します。

「風邪」は resfriado(レスフリアード)や catarro(カタロ)、「インフルエンザ」は gripe(グリペ)と言います。病院や薬局(farmacia)ですぐに使える具体的な症状表現と実践フレーズを分かりやすく整理しました。

病気・風邪・インフルエンザのスペイン語基本語彙

体調不良になった際、自分がどのような状態にあるのかを端的に表現する単語を把握しておくことは大切です。スペイン語では「病気全般」「風邪」「インフルエンザ」で使われる語彙が明確に分かれています。

表は横にスクロールできます →

日本語スペイン語発音の目安品詞・文法特徴
病気enfermedadエンフェルメダッ女性名詞(複数形: enfermedades)
病気、不調、悪malマル男性名詞(複数形: males)
病気の、具合が悪いenfermo / enfermaエンフェルモ / エンフェルマ形容詞(男性形 / 女性形)
風邪resfriadoレスフリアード男性名詞(動詞 resfriar の過去分詞由来)
風邪、鼻風邪catarroカタロ男性名詞(主に鼻や喉の炎症を伴う風邪)
インフルエンザgripeグリペ女性名詞(流行性感冒)

スペイン語で「病気にかかっている」「具合が悪い」という現在の状態を表すときは、恒久的な性質を表す動詞 ser(セール)ではなく、一時的な状態を表す動詞 estar(エスタール)を組み合わせます。話者が男性なら語尾が -o、女性なら語尾が -a に変化します。

風邪をひいている状態を伝えたいときは、名詞 resfriado(レスフリアード)や catarro(カタロ)を用いて、動詞 tener(テネール:持っている)または再帰動詞 estar resfriado/a(エスタール レスフリアード/ダ)で表現します。

インフルエンザにかかった場合は、女性名詞 gripe(グリペ)を用いて次のように伝えます。

病気の表現:ser と estar の違い

estar(正しい表現)

  • 一時的な状態を表す
  • Estoy enfermo/a.(病気です)
  • 現在の体調不良を伝える際に使用

ser(誤用)

  • 恒久的な性質・本質を表す
  • Soy enfermo/a.(不自然な表現)
  • 生まれつきや恒常的な状態を連想させる

現在の体調不良を表すときは恒久的なserではなく一時的な状態を表すestarを使います。

次の疑問アレルギーや既往症などさらに詳しい病名も伝えたいときは、スペイン語の病気・医療用語まとめをあわせて確認しておくと安心です。

緊急時に役立つ指差し問診・要請フレーズ

体調が急激に悪化して言葉が出ないときや、受診先・滞在先で緊急の対応が必要なときは、画面を周囲の人や医療スタッフに見せるだけで状況を伝えられます。非常時に備えて確認しておきましょう。

伝えたい内容スペイン語発音の目安
救急車を呼んでくださいPor favor, llame a una ambulancia.ポル ファボール、ジャメ ア ウナ アンブランシア
医者を呼んでくださいPor favor, llame a un médico.ポル ファボール、ジャメ ア ウン メディコ
病院へ連れて行ってくださいPor favor, lléveme a un hospital.ポル ファボール、ジェベメ ア ウン オスピタル
気分がとても悪いですMe siento muy mal.メ シエント ムイ マル
体調がよくありませんNo me siento bien.ノ メ シエント ビエン
息が苦しいですNo puedo respirar bien.ノ プエド レスピラール ビエン
意識がもうろうとしますMe siento mareado / mareada.メ シエント マレアード / マレアーダ
助けてください¡Ayuda, por favor!アユダ、ポル ファボール
日本語を話せる人はいますか?¿Hay alguien que hable japonés?アイ アルギエン ケ アブレ ハポネス
英語を話せますか?¿Habla inglés?アブラ イングレス

緊急時は長い文章を組み立てようとせず、短い定型表現をはっきりと伝えることが重要です。宿泊先のフロントや公共交通機関の係員に伝える際は、まず Por favor(ポル ファボール:お願いします)を添えて話しかけましょう。

事故や盗難など他の非常事態にも備えたい方は、トラブル・緊急時のスペイン語会話フレーズも確認しておきましょう。

「痛い」を伝える2大文法:Me duele と Tengo

スペイン語で体の不調や痛みを伝える構文には、主に2つの代表的なパターンがあります。動詞 doler(ドレール:痛む)を用いる形と、動詞 tener(テネール:持つ)を用いる形です。この2つの用法を整理して身につけると、全身のあらゆる症状をスムーズに表現できるようになります。

1. 動詞 doler を用いる構文(Me duele / Me duelen)

動詞 doler は、英語の hurt のように「痛む部位」が文の主語になり、「私に」を意味する間接目的格代名詞 me(メ)を前に置きます。後ろに続く体の部位が単数名詞か複数名詞かによって、動詞の形が duele(ドゥエレ)と duelen(ドゥエレン)に変わります。

この構文で最も注意すべき点は、Me duele mi cabeza のように所有形容詞 mi(私の)を使わないことです。スペイン語では、体の部位の所有者は間接目的語 me で示されているため、部位の前には定冠詞(el, la, los, las)を置く規則になっています。

2. 動詞 tener を用いる構文(Tengo + 名詞)

もう一つの基本構文は、動詞 tener(テネール:持っている)の1人称単数形 tengo(テンゴ)の直後に症状を表す名詞をそのまま続ける形です。熱や咳、全身症状を伝える際に非常によく使われます。

「頭が痛い」と言いたい場合、Me duele la cabeza. と Tengo dolor de cabeza. のどちらを用いても同じ意味として通じます。状況に応じて使い分けやすい表現を選びましょう。

doler構文の基本形
Me+duele / duelen+定冠詞(el / la / los / las)+体の部位(主語)

Me duele la cabeza. / Me duelen los ojos.私は頭が痛いです。 / 私は目が痛いです。

部位が主語になるため、miではなく定冠詞を用い、単数・複数で動詞を変化させます。

症状・体の部位を表すスペイン語単語一覧

診察を受ける際や薬局で症状を相談する際に必要となる主要な症状名と体の部位名をまとめました。該当する単語を指差すだけでも意思疎通が可能です。

主要な症状・病状の単語

表は横にスクロールできます →

症状(日本語)スペイン語発音の目安例文
発熱・熱fiebreフィエブレTengo fiebre alta.(高熱があります)
頭痛dolor de cabezaドロール デ カベサTengo dolor de cabeza.(頭痛があります)
喉の痛みdolor de gargantaドロール デ ガルガンタTengo dolor de garganta.(喉が痛いです)
胃痛・腹痛dolor de estómagoドロール デ エストマゴMe duele el estómago.(胃が痛いです)
腹痛全般dolor de barrigaドロール デ バリーガMe duele la barriga.(お腹が痛いです)
咳(せき)tosトスTengo mucha tos.(ひどい咳が出ます)
鼻水・鼻づまりcongestión nasalコンヘスティオン ナサルTengo congestión nasal.(鼻が詰まっています)
下痢diarreaディアレアTengo diarrea fuerte.(ひどい下痢をしています)
吐き気náuseasナウセアスTengo náuseas.(吐き気がします)
嘔吐(おうと)vómitoボミトHe tenido vómitos.(嘔吐しました)
めまいmareoマレオTengo mareo.(めまいがします)
寒気(悪寒)escalofríosエスカロフリーオスTengo escalofríos.(寒気がします)
倦怠感・疲労fatiga / cansancioファティガ / カンサンシオSiento una gran fatiga.(ひどいだるさがあります)
アレルギーalergiaアレルヒアTengo alergia.(アレルギーがあります)

体の部位の名称

表は横にスクロールできます →

部位(日本語)スペイン語(単数形)冠詞付き発音複数形
頭cabezaラ カベサlas cabezas
喉(のど)gargantaラ ガルガンタlas gargantas
胃・お腹estómagoエル エストマゴlos estómagos
胸pechoエル ペチョlos pechos
背中espaldaラ エスパルダlas espaldas
腰cintura / lumbaresラ シントゥーラlas lumbares
目ojoエル オホlos ojos
耳oído / orejaエル オイードlos oídos
鼻narizラ ナリスlas narices
歯dienteエル ディエンテlos dientes
腕brazoエル ブラソlos brazos
手manoラ マノlas manos
足・脚pierna / pieラ ピエルナ / エル ピエlas piernas / los pies
スペイン語の病気・体調・怪我の表現のイメージ

次の疑問体の部位や症状の単語がしっかり身についたか確かめたいときは、スペイン語の単語テストで定着度をチェックできます。

病院(Hospital)で受診する際の実践会話

現地の病院やクリニック(clínica)を受診する際の一連の流れと、受付から問診までの典型的な会話例を紹介します。

病院で役立つ基本単語

受付から問診までの会話例

患者(自分):
Buenos días. No me siento bien y me gustaría ver a un médico.
(ブエノス ディアス。ノ メ シエント ビエン イ メ グスタリア ベール ア ウン メディコ / おはようございます。体調が悪く、診察を受けたいのですが)

受付係:
¿Tiene cita previa? ¿Tiene seguro médico?
(ティエネ シタ プレビア? ティエネ セグーロ メディコ? / 予約はありますか? 医療保険はありますか?)

患者(自分):
No tengo cita, pero es urgente. Aquí tiene mi seguro de viaje y mi pasaporte.
(ノ テンゴ シタ、ペロ エス ウルヘンテ。

アキ ティエネ ミ セグーロ デ ビアヘ イ ミ パサポルテ / 予約はありませんが、急ぎです。これが旅行保険証とパスポートです)

医師:
Pase, por favor. ¿Qué le pasa? ¿Qué síntomas tiene?
(パセ、ポル ファボール。ケ レ パサ? ケ シントマス ティエネ? / どうぞお入りください。どうされましたか? どんな症状がありますか?)

患者(自分):
Desde ayer tengo fiebre alta, dolor de cabeza y dolor de garganta. Creo que tengo gripe.
(デスデ アジェール テンゴ フィエブレ アルタ、ドロール デ カベサ イ ドロール デ ガルガンタ。

クレオ ケ テンゴ グリペ / 昨日から高熱、頭痛、喉の痛みがあります。インフルエンザではないかと思います)

医師:
¿Tiene alguna alergia a algún medicamento?
(ティエネ アルグナ アレルヒア ア アルグン メディカメント? / 何か薬のアレルギーはありますか?)

患者(自分):
No, no tengo ninguna alergia. / Sí, soy alérgico a la penicilina.
(ノ、ノ テンゴ ニングナ アレルヒア / いいえ、アレルギーはありません。

/ シ、ソイ アレルヒコ ア ラ ペニシリーナ / はい、ペニシリンにアレルギーがあります)

病院受診の基本的な流れ
1受付で診察希望

体調不良を伝え診察を受けたい旨を申し出る

2予約・保険確認

予約の有無や医療保険について尋ねられる

3書類の提示

急ぎである旨を伝え保険証やパスポートを出す

4診察室で問診

医師に入室を促され症状や発症時期を説明する

受付での申し出から書類提示、医師による問診までの典型的な手順です。

あいさつなど普段のやり取りもあわせて学びたい方は、スペイン語の日常会話フレーズ(場面別の基本表現)をご覧ください。

薬局(Farmacia)で薬を購入する会話スクリプト

スペイン語圏の街中には緑色の十字マークを掲げた farmacia(ファルマシア:薬局)が数多くあります。処方箋(receta)がなくても購入できる風邪薬や解熱鎮痛剤、胃腸薬を求める際の会話手順を確認しましょう。

薬局で使える医薬品関連の単語

症状別に薬を求めるフレーズ

風邪薬を求めたいとき:
Hola, buenos días. ¿Tiene algún medicamento para el resfriado?
(オラ、ブエノス ディアス。ティエネ アルグン メディカメント パラ エル レスフリアード? / こんにちは。風邪薬はありますか?)

解熱鎮痛剤を求めたいとき:
Necesito algo para el dolor de cabeza y la fiebre.
(ネセシート アルゴ パラ エル ドロール デ カベサ イ ラ フィエブレ / 頭痛と熱に効くものをください)

胃腸薬を求めたいとき:
Me duele mucho el estómago. ¿Tiene algo para el dolor de estómago?
(メ ドゥエレ ムチョ エル エストマゴ。ティエネ アルゴ パラ エル ドロール デ エストマゴ? / 胃がとても痛いです。胃薬はありますか?)

喉の薬を求めたいとき:
Tengo dolor de garganta y tos. ¿Tiene pastillas para chupar?
(テンゴ ドロール デ ガルガンタ イ トス。

ティエネ パスティージャス パラ トローチ? / 喉の痛みと咳があります。トローチのような舐める錠剤はありますか?)

薬の服用方法を確認する質問

¿Cómo debo tomar este medicamento?
(コモ デボ トマール エステ メディカメント? / この薬はどのように服用すればよいですか?)

¿Cuántas veces al día tengo que tomarlo?
(クアンタス ベセス アル ディア テンゴ ケ トマールロ? / 1日に何回飲む必要がありますか?)

¿Se toma antes o después de las comidas?
(セ トマ アンテス オ デスプエス デ ラス コミダス? / 食前ですか、それとも食後ですか?)

薬局で使える語彙をまとめて確認したいときは、薬・薬局のスペイン語単語の一覧が役立ちます。

日本人が間違いやすい文法・表現の注意点

病気や症状をスペイン語で伝える際、日本語や英語の発想を直訳すると不自然になったり意味が誤って伝わったりする典型例があります。注意すべきポイントを3点解説します。

1. 所有形容詞(mi)を使わず、定冠詞(el / la)を使う

日本語で「私の頭が痛い」、英語で「My head hurts」と言うため、スペイン語でも Me duele mi cabeza と言ってしまいがちです。しかしスペイン語では、体の一部や持ち物に対して me(私に)という目的語がある場合、所有格ではなく定冠詞を用いるルールがあります。

2. 動詞 ser と estar の混同

「私は病気です」と言う際、動詞 ser を使って Soy enfermo と言うと、「病気がちな人間である」「性格的に異常である」といった生まれつきの性質や恒常的な状態を連想させてしまいます。風邪や体調不良など、一時的な体調の変化を表すときは必ず動詞 estar を使います。

3. 痛む部位の単数形・複数形と動詞の変化

動詞 doler の主語は「痛む部位」です。痛む対象が1つなら duele、2つ以上(両目、両足、複数の歯など)なら duelen になります。「私」が痛いのではなく「部位が私に対して痛みを引き起こしている」という語順構造を意識しましょう。

間違いやすい文法3大注意点
⚠️mi ではなく定冠詞

Me duele mi cabezaではなくMe duele la cabezaとする

🩺ser ではなく estar

体調不良には恒久性のserを避けestar(Estoy enfermo)を使う

🔄部位に合わせた動詞変化

痛む部位が単数ならduele、複数ならduelenに合わせる

直訳を避けてスペイン語特有のルールを意識することで自然に症状を伝えられます。

続けて読む

スペイン語の疑問をすべて見る「スペイン語」のまとめ

理解度チェック

Q1. 現在の体調不良を表す「私は病気です」の正しい表現は?

  1. Soy enfermo.
  2. Estoy enfermo.
  3. Tengo enfermo.
  4. Me enfermo.
答えを見る

正解: B. Estoy enfermo.
一時的な体調の変化を表すには、恒久的な性質を表す ser ではなく estar を用います。

Q2. 「頭が痛いです」と伝える際の適切な表現はどれ?

  1. Me duele mi cabeza.
  2. Me duele la cabeza.
  3. Me duelen la cabeza.
  4. Tengo la cabeza.
答えを見る

正解: B. Me duele la cabeza.
doler の構文では所有形容詞 mi ではなく定冠詞 la を使い、単数部位には duele を用います。

Q3. 「目が痛い」のように痛む部位が複数の場合の動詞形は?

  1. duele
  2. duelen
  3. dolen
  4. doles
答えを見る

正解: B. duelen
動詞 doler は痛む部位が主語となるため、複数の部位が痛む場合は duelen に変化します。

モチベアスペイン語の単語をアプリで覚えるなら、単語アプリ「モチタン」単語アプリ「モチタン」なら、ゲームで覚えられます。まちがえた単語は苦手単語帳にまとまります。無料で試す

よくある質問

Q. 「風邪」と「インフル」の単語の違いは?
「風邪」はスペイン語で男性名詞 resfriado や catarro を使います。一方「インフルエンザ」は女性名詞 gripe です。「Tengo un resfriado(風邪をひいています)」「Tengo gripe(インフルエンザにかかっています)」のように明確に言い分けられます。
Q. 「病気です」の男女による言い分けは?
形容詞 enfermo は話者の性別によって語尾が変化します。男性が「病気です」と言う場合は Estoy enfermo、女性が言う場合は Estoy enferma となります。名詞の「病気」そのものは女性名詞 enfermedad であり、常に不変です。
Q. Me duele と Tengo の違いは何ですか?
Me duele は「(体の部位)が痛む」という身体局所の痛みに使い、直後に定冠詞と部位(la cabeza など)を置きます。Tengo は熱や咳、病名など「〜の症状・病状を持っている」という全身症状全般(fiebre, tos など)に広く使います。
Q. 薬局で処方箋なしで買える薬はありますか?
スペイン語圏の薬局(farmacia)では、一般的な風邪薬、解熱鎮痛剤(パラセタモールやイブプロフェン等)、トローチ、整腸剤などは処方箋(receta médica)なしで購入できる場合が多いです。症状を伝えれば薬剤師が適した市販薬を提案してくれます。
Q. 「お大事に」はスペイン語で何と言いますか?
体調を崩している人に対して「お大事に」「早くよくなってね」と声をかけるときは、¡Que te mejores!(ケ テ メホーレス / 親しい相手)や ¡Que se mejore!(ケ セ メホーレ / 丁寧な相手)という決まり文句を用います。

2026年9月25日更新・モチタン辞典編集部