強盗
「強盗」はフランス語で何と言う?
強盗事件そのものを指す場合は braquage が最も一般的で、英語由来の hold-up もよく使われます。一方、強盗を行う人物(犯人)を指すときは braqueur が標準的です。bandit や brigand は暴力的な犯罪者全般を指すやや古風、または比喩的な表現として使い分けられます。
使い分け
- bandit
暴力的な犯罪者全般を指す語です。山賊や悪党というニュアンスもあり、日常会話では比喩的に使われることもあります。
La police recherche un bandit armé.
警察は武装した強盗を追跡しています。
- brigand
追い剥ぎや山賊を指すやや古風な表現です。現在では歴史的な文脈や、茶目っ気を込めて悪童を呼ぶ際によく用いられます。
Les brigands ont attaqué le convoi.
強盗たちが輸送車を襲撃しました。
- braqueur
武器で脅して金品を奪う実行犯(人)を指す現代の標準的な語です。銀行強盗のニュースなどで日常的に登場します。
Le braqueur a menacé le caissier.
強盗はレジ係を脅迫しました。
- hold-up
英語由来の語で、主に銀行や店舗を標的とした銃撃や脅迫を伴う強盗事件そのものを指します。男性名詞として扱われます。
Il y a eu un hold-up à la banque.
銀行で強盗事件がありました。
- braquage
武器を突きつけて金品を強奪する事件そのものを指す、現代フランス語で最も一般的で口語的にも報道でも使われる語です。
Ils préparent le braquage d'une bijouterie.
彼らは宝石店への強盗を計画しています。
よくある間違い
✕ Il a été arrêté pour vol.
○ Il a été arrêté pour braquage.
単に金品を盗む「窃盗(すり・空き巣)」と、脅迫を伴う「強盗」は区別されます。
✕ Le braquage a fui avec l'argent.
○ Le braqueur a fui avec l'argent.
事件を表す braquage と犯人を表す braqueur を混同しないようにします。
「強盗」のよくある質問
Q. 「空き巣」も強盗と言えますか?
Q. 「銀行強盗」は何と言いますか?
例文
コアイメージ
暴力で物を奪い、法の外にいる「アウトロー」の像。
関連語
使い方
類義語との違い
bandit: 人に危害を加えたり脅して物を奪う、アウトロー的な強盗を指す語。
voleur: 他人の物を無断で取る人。
pickpocket: 人混みなどでこっそり財布や小物を盗む人。
cambrioleur: 家屋などに押し入り、室内の金品を盗む人。
braqueur: 武器や暴力で強奪を働く人。
フランス語での定義
Terme désignant un hors-la-loi qui prend les biens d'autrui par la violence; mot parfois employé de façon dramatique ou familière.
語源
語源はイタリア語 bandito で、bandire(宣告・追放する)という動詞から派生し、追放された者や共同体から排除された者を表した後に、暴力的な盗みを行う者の意味で定着した。
コラム
- 冗談や比喩で「quel bandit !」のように軽く使われることがあるが、実際の犯罪を説明するときはより具体的な語を選ぶことが望ましい。

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brigand
意味
- 男性名詞 強盗
- 名 盗賊
- 名 山賊
例文
コアイメージ
集団的・暴力的な手段で奪う行為に関わる人物像
使い方
類義語との違い
brigand: 暴力や脅しを使って物や金を奪う人物。
voleur: 他人の物を不正に取る人物。
braqueur: 武器や暴力を使って人や店を襲い金品を奪う人物。
cambrioleur: 建物に侵入して物を盗む人物。
bandit: 暴力や脅しで略奪を行う犯罪者。
フランス語での定義
Individu qui commet des vols avec violence ou menace, souvent lié à des attaques en bande plutôt qu'à un simple vol isolé.
語源
brigand は中世のイタリア語 brigante に由来し、brigare(「争う」)から派生した語が「争う者・ならず者」を意味し、それが「武力で奪う者」の意味に定着した。
コラム
- 友人同士の冗談や古風な表現として "espèce de brigand" のように使われることがあり、その場合は軽い非難や親しみを含むが公的な場では不適切に響くことがある。
例文
コアイメージ
銃や凶器を使って店や金を脅し取る場面
関連語
使い方
類義語との違い
braqueur: 武器や暴力で店や人から金品を奪う人
voleur: 物や金を盗む人
cambrioleur: 住宅や店舗に不法に入り物を盗む人
フランス語での定義
Personne qui commet un braquage, généralement à main armée, par exemple contre une banque ou un commerce.
語源
braqueur は動詞 braquer に接尾辞 -eur を付けた語で、braquer はもともと「向ける・ねらう」という意味を持ち、武器を向ける行為から「強盗する」の意味に拡張した
コラム
- braqueur は暴力や威嚇を伴う盗みを指す語で、すりや軽い窃盗には voleur を使う点に注意
hold-up
意味
- 男性名詞 強盗
例文
コアイメージ
マスクや武器で入店者を脅して金品を奪う、店や銀行での強奪の光景
使い方
類義語との違い
hold-up: 店や銀行にマスクや武器で押し入って人を脅し金品を奪う強盗行為。
braquage: 銀行や店などに押し入って武器で脅して現金などを奪う犯罪行為。
vol à main armée: 武器を使って人や店舗から直接金品を奪う強盗の行為。
cambriolage: 家や建物に侵入して留守中の金品を盗む窃盗行為。
vol: 他人の物を不法に取る盗みの行為。
フランス語での定義
Nom désignant un vol mené sous la menace ou avec l'usage d'armes, souvent perpétré contre des établissements recevant du public.
語源
語は英語の hold-up に由来し、英語圏での 'to hold up'(襲って奪う)の用法をそのまま借用してフランス語で名詞として使われるようになった
コラム
- 日常会話では『faire/commettre un hold-up』『être victime d’un hold-up』といった言い回しで使われ、実際の場面を直接に想起させる語である点を意識する
例文
コアイメージ
店舗や銀行など特定の場所に対して武器で襲い金品を奪う場面
関連語
使い方
類義語との違い
braquage: 店舗や銀行など特定の場所で、武器を使って金品を奪う犯罪。
vol: 他人のものを取り去る行為全般。
vol à main armée: 武器を使って人から金品を奪う犯罪。
cambriolage: 住居や建物に不法に侵入して物を盗む犯罪。
フランス語での定義
Nom pour un vol commis par la menace ou l'usage d'une arme, fréquemment contre un établissement précis.
語源
フランス語の動詞 braquer(向ける→襲う)に接尾辞 -age が付いて行為名になった。
コラム
- 日常会話では小さな窃盗に対しては使われず、報道や警察の用語として使われる語である。