「心から」は中国語で何と言う?
「心から」を中国語で表す場合、もっとも一般的なのは「衷心」と「由衷」です。どちらも心の底からの気持ちを表しますが、使い分けのポイントは文法的な位置にあります。「衷心」は主に後ろの名詞を修飾して「心からの感謝」のように使い、「由衷」は動詞の前に置いて「心から喜ぶ」のように副詞として使うのが自然です。
使い分け
- 衷心
改まった場面で、感謝や祝福などの名詞を修飾して「心からの〜」と述べる際に多用されます。スピーチや手紙でよく使います。
表示衷心的感谢。
心からの感謝を申し上げます。
- 由衷
内から湧き出る感情を表し、主に動詞の直前に置いて「心から〜する」と動作や心情を修飾する副詞として使われます。
由衷地为你感到高兴。
あなたのことを心から嬉しく思います。
よくある間違い
✕ 我从心感谢你。
○ 我衷心感谢你。/我由衷地感谢你。
日本語の「心から」を直訳して「从心」とすることはできません。
「心から」のよくある質問
Q. 日常会話でも使えますか?
Q. 「心からお詫びします」は?
衷zhōng心xīn
意味
- 副 心から
- 名 真心
- 副 心底から
例文
コアイメージ
心の奥から出る真心
関連語
使い方
類義語との違い
衷心: 心の奥からわき起こる真心を示し、祝辞や感謝などで正式に用いられる副詞。
由衷: 内心から自然に生まれる気持ちを表す副詞。
真诚: 誠意に基づく真実の気持ちを表す副詞。
真心: 偽りなく心から思う気持ちを示す副詞。
中国語での定義
語源
「衷」は元々衣服の内側や内部を表す字で『内部』の意味を持ち、「心」と組み合わさることで心の内側から湧き出る感情を示すようになり、そこから『心から』『真心に』の意になる。
コラム
- 「衷心」は祝辞や感謝、式辞など改まった場面でよく使われ、日常の口語では「真心」「本当に」など短い表現に言い換えられることが多い。
由yóu衷zhōng
意味
- 副 心から
- 副 心底
- 副 衷心
例文
コアイメージ
胸中の中心からにじみ出る飾らない誠意
関連語
使い方
類義語との違い
由衷: 胸の奥から自然に出る飾りのない誠意を表す副詞で、感謝や敬意を心から伝える場面で用いる。
真诚: 偽りやごまかしのない真面目な心持ちを表す副詞で、信頼や誠意を示すときに用いる。
衷心: 胸の深いところから出る気持ちを表す副詞で、祝福や感謝を強く表現するときに用いる。
诚挚: 深く真面目で丁寧な誠意を表す副詞で、正式な場面で敬意や感謝を伝えるときに使う。
真心: 偽りのない心そのものの気持ちを表す副詞で、日常の感謝や愛情を率直に示すときに使う。
中国語での定義
語源
漢字の『由』が「~から」を示し、『衷』が「胸中・内心」を示すため、二字で「心の内から発する誠意」を表す
コラム
- 『由衷』は肯定的な誠意を強調する語なので、皮肉や軽い冗談の文脈では不自然になり、感謝や敬意を正面から伝える場面で使うと効果的である