「一心に」は中国語で何と言う?

「一心に」を中国語で表す場合、もっとも一般的なのは「一心」です。専念する気持ちや情熱を前向きに表すときは「一心」を使い、周りの状況や他人のことを顧みず、そのことばかりに夢中になっている(時に否定的なニュアンスを含む)場合は「只顾」を使って区別します。

使い分け

  • 只顾

    他のことには目もくれず、それだけに集中している様子を表します。周りへの配慮が欠けているという、やや否定的な文脈でもよく使われます。

    他只顾玩手机,没听到敲门声。

    彼は一心にスマホをいじっていて、ノックの音が聞こえなかった。

  • 一心

    雑念を捨てて一つの目的や作業に全力を注ぐ様子を表します。勉強や仕事、目標達成に向けた前向きな文脈で多く用いられます。

    她一心想考上那所大学。

    彼女はその大学に合格したいと一心に思っている。

よくある間違い

  • ✕ 他一心玩游戏,不管作业。

    ○ 他只顾玩游戏,不管作业。

    「一心」は前向きな専念に使います。やるべきことを放置して夢中になる場合は「只顾」が適切です。

「一心に」のよくある質問

Q. 「一心不乱に」と言いたいときは?
中国語でも四字熟語の「一心一意」や「聚精会神」を使うとしっくりきます。「彼女は一心不乱に本を読んでいる」なら「她聚精会神地看书」のように表現でき、高い集中状態を的確に伝えられます。
Q. 「只顾」は良い意味で使えない?
基本的には「他を顧みない」という含みがあるため、注意や反省を促す文脈で多く使われます。純粋にひたむきな努力を褒めたいときは、「只顾」ではなく「一心」や「专心」を選ぶのが自然です。

只zhǐ顾gù

意味

  • 副 一心にいっしんに
  • 副 ひたすら
  • 副 専念して
只顾のイラスト

例文

她tā只zhǐ顾gù学xué习xí,没méi时shí间jiān上shàng网wǎng。

彼女は一心に勉強していて、ネットをする時間がない。

他tā只zhǐ顾gù工gōng作zuò,很hén少shǎo参cān加jiā聚jù会huì。

彼は仕事に専念して、ほとんど飲み会に参加しない。

コアイメージ

注意力を一つの方面に集中し、他のことを無視する状態

使い方

類義語との違い

只zhǐ顾gù: 一つのことにだけ注意を向け、ほかを無視するさま
专zhuān心xīn: 注意や力を一つのことに集中して取り組むさま
专zhuān注zhù: 意識を一点に集中して外に気を取られない状態
一yì心xīn一yí意yì: 心を一つにして一つのことに打ち込むさま
集jí中zhōng: 注意や能力をある一点に集めて働かせること

中国語での定義

只zhǐ顾gù 表biǎo示shì只zhǐ关guān心xīn或huò只zhǐ从cóng事shì某mǒu件jiàn事shì,而ér不bú顾gù及jí其qí他tā事shì,常cháng用yòng来lái强qiáng调diào对duì某mǒu一yì方fāng面miàn的de专zhuān注zhù或huò偏piān重zhòng。

語源

「只」は限定を示し「只是、仅仅」の意で、「顾」は本来『顾及・照料』を表すため、二字が結びついて『ただ〜だけを気にしてほかを顧みない』という語義が生じた。

コラム

  • 口語で使われるが、強く一方を排する意味合いを帯びやすく、文脈によっては相手の行動を否定的に述べる響きになる点に注意。

一yī心xīn

意味

  • 副 一心にいっしんに
一心のイラスト

例文

孩hái子zi们men一yì心xīn学xué唱chàng歌gē。

子どもたちは一心に歌を覚えている。

她tā一yì心xīn照zhào顾gù生shēng病bìng的de母mǔ亲qīn。

彼女は病気の母親の看病に一心に取り組んでいる。

コアイメージ

一つの目標に向かってまっすぐ向かう気持ち

関連語

使い方

類義語との違い

一yì心xīn: 一つのことに心を集中して取り組むさま
一yì心xīn一yí意yì: 心を一つにしてある事に集中するさま
全quán心xīn全quán意yì: 心の全てを注いで物事に取り組むさま
专zhuān心xīn: 注意や気持ちを一つのことに集中するさま
专zhuān注zhù: 注意や力をあることに集中して向けるさま

中国語での定義

把bǎ全quán部bù精jīng力lì和hé意yì志zhì投tóu入rù到dào一yí个gè目mù标biāo或huò事shì情qíng上shàng,强qiáng调diào意yì志zhì坚jiān定dìng与yǔ专zhuān注zhù。

語源

「一」は単一や統一を表し、「心」は意志や感情を表すため、合わせると心を一つの方向に向けるという意味になる。そこから特に目的や意志に向けて全力を注ぐ、というニュアンスが強い語として定着した。

コラム

  • 日常会話では強調するときに「一心一意」や「全心全意」といった表現がよく使われるので、会話ではこれらのほうが耳に入りやすい。

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