「柔らかい」は中国語で何と言う?
日本語の「柔らかい」に対応する最も一般的で幅広い語は「软」です。感触や硬さの対比として柔らかい物全般に使えます。一方、肉や野菜などの食べ物が柔らかい場合や、肌がみずみずしく柔らかい場合には「嫩」を用います。また、体や布地などのしなやかな柔らかさを表す文脈では、二音節語の「柔软」が適しています。
使い分け
- 软
物自体の硬度や手触りが柔らかいことを表す最も基本的な語です。パンやベッド、クッションなど日常の幅広い対象に使えます。
这只面包很软。
このパンはとても柔らかいです。
- 嫩
肉や野菜などの食べ物が柔らかくて新鮮なことや、皮膚がみずみずしくきめ細かいことを表す際に使います。
这里的牛肉很嫩。
ここの牛肉はとても柔らかいです。
- 柔软
しなやかで柔らかい性質を表します。体操選手の体や上質な布地、光や声などの抽象的な柔らかさにも使われる改まった表現です。
他的身体特别柔软。
彼の体は特別柔らかいです。
よくある間違い
✕ 这里的牛排很软。
○ 这里的牛排很嫩。
ステーキなど肉の柔らかさ・ジューシーさには「软」ではなく「嫩」を使います。
「柔らかい」のよくある質問
Q. 「体が柔らかい」は何と言いますか?
Q. 「物腰が柔らかい」の表現は?
软ruǎn
意味
- 形 柔らかい
例文
コアイメージ
指で押すと形が変わるやわらかい感触を指す。
関連語
使い方
類義語との違い
软: 触ると指先で形が変わる、弾力が少なくやわらかく感じる状態。
柔软: 押すと形が変わりやわらかく感じる触り心地。
松软: 中がふんわりして軽く、押すと沈むようなやわらかさ。
中国語での定義
語源
『软』は簡体字で旧字は『軟』であり、伝統的な『軟』は物が曲がりやすく柔らかい性質を示す字として成り立ち、簡体の『软』は字形を簡略化して意味と発音を引き継いだ。
コラム
- 日常会話では衣類やクッション、食べ物など触って確かめる場面で使われることが多く、例文の『这件毛衣很软』のように触覚を表す語として覚えると便利である。
例文
コアイメージ
歯で押すとすぐにほぐれる食べ物の柔らかさと滑らかさ
関連語
使い方
類義語との違い
嫩: 歯でかんだときすぐにほぐれる、食べ物のやわらかい状態を表す形容詞。
软: 押すと変形しやすく、硬さが少ないやわらかさ。
柔软: 弾力がありしなやかに曲がるようなやわらかさ。
中国語での定義
語源
『嫩』は女偏が意味を表し、旁の能は音を担う形声文字で、女が示す柔弱や若さと能の音が結びつき、もともとは若く柔らかい肉や芽の状態を指したことから「柔らかい」「若い」の意味に広がった。
コラム
- 食べ物に対して「很嫩」と言えば口当たりの良さを褒める表現になるが、人に対して直接「你很嫩」と言うと未熟や経験不足を暗に示すため、褒めるつもりなら文脈や言い方に注意する。
柔róu软ruǎn
意味
- 形 柔らかい
- 形 柔軟
- 形 しなやか
- 形 ふわふわ
例文
コアイメージ
押すとへこむ、ふわっとしたやわらかな触感
関連語
使い方
類義語との違い
柔软: 押すとへこみ、ふわっとしたやわらかな触感
软: 力を加えると曲がったりへこんだりする、かたさが小さい状態
松软: 中がふわふわして押すとへこむがすぐ戻る、軽くてやわらかい触感
柔和: 光や色、声、態度などが強くなくて、やわらかく穏やかな感じ
温柔: 性格や態度がやさしくて穏やかな様子
中国語での定義
語源
「柔」は可屈性を、「软(軟)」は質地が硬くないことをそれぞれ示す語で、二字を合わせると触覚上のやわらかさを強調し、そこから比喩的に態度や感情の温和さを表すようになった。
コラム
- 日常会話では衣類や寝具などの触感を指すことが最も多く、人に使うときは「心很柔软」のように感情が動きやすい・妥協しやすいという含みになる点に注意する。