「煮込む」は中国語で何と言う?

「煮込む」に最も広く使われる中国語は「炖」です。水分を多めにして弱火でじっくり火を通す料理全般に使えます。一方、汁気を少なくして蓋をし、密閉状態で蒸し煮にする場合は「焖」、広東料理などのように土鍋で長時間とろ火にかけてスープの旨味を引き出す調理には「煲」を使います。調理法や汁気の量によって使い分けます。

使い分け

  • 炖

    たっぷりの水やスープを使い、弱火で長時間煮込む一般的な調理法です。肉や野菜を柔らかく仕上げる際によく使われます。

    牛肉需要弱火炖两个小时。

    牛肉は弱火で2時間煮込む必要があります。

  • 焖

    少なめの煮汁で鍋に蓋をし、蒸気を閉じ込めて弱火で煮詰める調理法です。具材にしっかりと味を含ませたい時に適しています。

    把肉翻炒后盖上锅盖焖熟。

    肉を炒めたあと、鍋の蓋をして蒸し煮にします。

  • 煲

    主に土鍋などを用い、時間をかけてじっくり煮込んで旨味を抽出する調理法です。広東風のスープ作りなどでよく使われます。

    妈妈正在厨房里煲鸡汤。

    母は台所でチキンスープを煮込んでいます。

よくある間違い

  • ✕ 煮牛肉(牛肉を柔らかく煮込むの意味で使うこと)

    ○ 炖牛肉

    「煮」は単に茹でる、火を通す動作を指すため、長時間煮込んで柔らかくする料理には「炖」を使います。

「煮込む」のよくある質問

Q. 肉じゃがのような料理はどれを使いますか?
肉じゃがのように少なめの煮汁で蓋をして味を染み込ませる場合は「焖」が近いです。ただし、煮汁がやや多めでじっくり火を通すニュアンスを強調したいときは「炖」と表現しても自然に通じます。
Q. 「煮」と「炖」の違いは何ですか?
「煮」はお湯で茹でたり加熱したりする動作全般を指し、短時間の調理も含みます。一方の「炖」は、弱火で時間をかけて具材が柔らかくなるまでじっくり煮込む調理法を指すという違いがあります。

炖dùn

意味

炖のイラスト

例文

我wǒ在zài炖dùn排pái骨gǔ,等děng会儿huìr就jiù好hǎo。

今、排骨を煮込んでいるから、すぐできるよ。

妈mā妈mā在zài小xiáo火huǒ上shàng炖dùn汤tāng,家jiā里lǐ很hěn香xiāng。

母が弱火でスープを煮込んでいて、家中がいい香りだ。

コアイメージ

ゆっくり煮て肉の繊維がほぐれ、だしが出る調理の状態。

関連語

使い方

類義語との違い

炖dùn: 弱火で長時間じっくり煮て、食材をやわらかくし風味を出す調理をする。
煮zhǔ: 水やスープで材料を加熱して食材に火を通す調理をする。
熬áo: 材料をじっくり煮てうまみやとろみを出すために長時間火にかける調理をする。
焖mèn: 少量の液体で鍋にふたをして弱火で蒸し煮にし味を含ませる調理をする。

中国語での定義

以yǐ文wén火huǒ或huò小xiáo火huǒ将jiāng食shí材cái长cháng时shí间jiān烹pēng煮zhǔ至zhì软ruǎn烂làn入rù味wèi,常cháng用yòng于yú肉ròu类lèi、排pái骨gǔ或huò需xū要yào熬áo汤tāng的de菜cài肴yáo。

語源

字は繁体の「燉」を簡略化したもので、燉は火偏が加熱を示し音符が音を示して煮込みを表す。

コラム

  • 日常会話では「炖汤」「炖肉」のように料理名で使われることが多く、短時間の「煮」と区別して時間がかかる調理を表す点に注意すると誤用を避けられる。

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5 語のクエスト・4択・イラスト・穴埋め

焖mèn

意味

  • 動 煮込むにこむ
  • 動 弱火で煮る
  • 動 蒸し煮する
焖のイラスト

例文

妈mā妈mā会huì用yòng砂shā锅guō焖mèn排pái骨gǔ。

母は土鍋でスペアリブを煮込む。

コアイメージ

少量の汁とともに鍋に入れて蓋をし、弱火でじっくり火を通す行為

関連語

使い方

類義語との違い

焖mèn: 少量の汁を加えた鍋に蓋をして、弱火でじっくり火を通す調理の仕方
炖dùn: 材料とたっぷりの汁を入れて、弱火で長時間ゆっくり煮る調理の仕方
煮zhǔ: 材料を水や汁で煮て、火を通す調理の仕方
蒸zhēng: 水の蒸気の熱で材料に火を通す調理の仕方
炒chǎo: 少量の油を熱して材料を短時間強火でかき混ぜながら調理する方法

中国語での定義

把bǎ食shí材cái与yǔ少shǎo量liàng汤tāng汁zhī同tóng放fàng入rù锅guō中zhōng,盖gài上shàng锅guō盖gài用yòng小xiáo火huǒ慢màn慢màn煮zhǔ至zhì入rù味wèi或huò软ruǎn烂làn。

語源

字形は火に関する偏と音符からなる形声字であり、火でじっくりと加熱する意味を表し、古い字形の「燜」から簡略化されて現行の「焖」となり、小火で煮る調理法を指す語義が定着した。

コラム

  • 日常会話では料理の工程を手短に伝える語として「把⋯焖一下」のように使われ、材料を鍋に入れて蓋をして弱火で放っておくという調理イメージを相手に伝えたいときに便利な表現である。

煲bāo

意味

煲のイラスト

例文

他tā晚wǎn上shàng用yòng砂shā锅guō煲bāo汤tāng。

彼は夜、土鍋でスープを煮込む。

妈mā妈mā用yòng小xiáo火huǒ煲bāo汤tāng,味wèi道dào很hěn鲜xiān。

母は弱火でスープを煮込み、味がとても良い。

コアイメージ

長時間煮て濃厚な出汁や粥の素を作る行為。

関連語

使い方

類義語との違い

煲bāo: 弱火で時間をかけて、材料のうま味を濃くしてスープや粥の素を作る。
炖dùn: 食材を弱火で時間をかけて煮て、肉や野菜を柔らかくする。
熬áo: 長時間煮て液体を濃くしたり、味を十分に引き出したりする。
煮zhǔ: 食材を汁や水で加熱して調理する。
烧shāo: 直火や強火で食材を加熱して調理する。

中国語での定義

在zài锅guō中zhōng以yǐ慢màn火huǒ或huò文wén火huǒ长cháng时shí间jiān烹pēng煮zhǔ,使shǐ汤tāng汁zhī变biàn浓nóng、食shí材cái入rù味wèi。

語源

煲は形声字で、形旁に火(灬)があり加熱を示し、声旁の『包』が音を示す構成であることから、火で煮ることを意味し、時間をかけて汁を濃くするという意味で用いられるようになった。

コラム

  • 広東語圏では料理名だけでなく比喩表現(例:煲電話粥=長く電話で話す)としても用いられるため、文脈で料理か慣用かを見分ける必要がある。

「煮込む」は英語では

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