「かき混ぜる」はフランス語で何と言う?
もっとも一般的で幅広く使えるのは remuer です。スープやコーヒーなどをスプーンなどで混ぜる動作全般を表します。卵を混ぜて崩す場合には brouiller、ビール醸造や大量の液体・空気を大きく攪拌する際には brasser を使います。日常会話のくだけた表現として touiller もよく使われます。
使い分け
- remuer
日常的にもっとも多用される語です。スプーンなどで液体や料理を底から動かして均一にする動作全般を指します。
Remuez bien la sauce pour qu'elle n'attache pas.
焦げ付かないようソースをよくかき混ぜてください。
- brouiller
形を崩して混ぜ合わせるニュアンスを持ちます。料理では特に卵を溶きほぐしたりスクランブルエッグを作ったりする際に使います。
Il faut brouiller les œufs dans la poêle.
フライパンの中で卵をかき混ぜる必要があります。
- brasser
大量の液体や空気を大きく力強くかき混ぜる動作を指します。ビールの醸造や業務用の調理などで用いられます。
La machine brasse la pâte lentement.
機械がゆっくりと生地をかき混ぜます。
- touiller
親しい間柄で使われるくだけた口語表現です。鍋のシチューやカップの飲み物を雑にグルグルとかき混ぜる場面に合います。
Touille ta soupe avant de la manger.
食べる前にスープをかき混ぜなよ。
よくある間違い
✕ Je mélange le sucre dans mon café.
○ Je remue mon café avec une cuillère.
異なる物を合わせる意味の語より、スプーンで動かす動作には remuer が自然です。
「かき混ぜる」のよくある質問
Q. 「スクランブルエッグ」は関連する語ですか?
Q. melanger との違いは何ですか?
例文
コアイメージ
小刻みに振って中身を混ぜたり動かしたりする動作
関連語
使い方
類義語との違い
remuer: 小刻みに振って中のものをかき混ぜる動作を表す。
mélanger: 二つ以上のものを混ぜ合わせて一つにする動作を表す。
secouer: 手や容器を振って中のものを揺らす動作を表す。
agiter: 力を入れて振って中のものを強く動かす動作を表す。
フランス語での定義
Bouger ou agiter quelque chose, en particulier un liquide, par des mouvements répétés et légers pour en mélanger le contenu.
語源
古仏語の re-+mouvoir(ラテン語 movēre)に由来し、『再び動かす』という意味が基になっている。
コラム
- remuer は物をかき混ぜる物理的な動作を表す語である一方、再帰形 se remuer が『自ら動き出す・行動する』という比喩で使われることがあり、文脈で人物か物かを区別して理解される。
例文
コアイメージ
器の中でスプーンや泡立て器で材料を渦巻き状に混ぜる動き
関連語
使い方
類義語との違い
brouiller: 器の中の材料をスプーンや泡立て器で渦を作るようにかき混ぜて均一にする動作。
mélanger: 複数の材料を一つにまとめて混ぜ合わせる動作。
remuer: 容器の中の液体や材料をスプーンなどで円や上下に動かしてかき混ぜる動作。
battre: 材料を速くかき混ぜて空気を入れ、ふんわりさせる動作。
fouetter: 泡立て器などで高速にかき混ぜて泡立てる動作。
フランス語での定義
Mélanger en remuant, surtout des liquides ou des préparations, et par extension rendre quelque chose confus ou indistinct.
語源
古フランス語 broillier に由来し、当初から「混ぜる」「乱す」の意味があり、物理的なかき混ぜから比喩的に「不明瞭にする」「妨げる」へと意味が拡大した
コラム
- « se brouiller avec quelqu’un » は仲たがいするという別の用法で、物を混ぜる意味とは区別して考える必要がある
例文
コアイメージ
液体や材料を大きくかき回して成分を均一にする動き
関連語
使い方
-
brasser des idées
アイデアを出し合う
類義語との違い
brasser: 液体や材料を大きくかき回して中の成分を均一にする
mélanger: 複数の材料を混ぜ合わせて一つにする
remuer: スプーンなどで軽くかき混ぜて位置や向きを変える
agiter: 容器を振ったり揺らしたりして中身を動かす
battre: 泡立て器などで速く混ぜて空気を含ませる
フランス語での定義
Remuer pour mélanger une préparation, surtout un liquide; au sens technique, effectuer le brassage en brasserie; par extension, mélanger ou traiter en grande quantité.
語源
語は中世の醸造現場で使われた語彙に由来し、もとは発酵のために原料を混ぜる具体的作業を指し、のちに調理一般や比喩的な「大量に扱う・かき回す」の意味へ広がった
コラム
- 日常では "brasser de l'air" が『空回りする/無駄に動く』の意味でよく用いられる
例文
コアイメージ
スプーンなどでカップや鍋の中を小刻みにかき回して一体化させる動作
関連語
使い方
類義語との違い
touiller: スプーンなどでカップや鍋の中を小刻みにかき回して中身を一体にする
remuer: スプーンなどで液体や具材をゆっくりかき回す
mélanger: 複数の材料を合わせて均一にするためにかき混ぜる
agiter: 容器を振るなどして中身を動かし混ぜる
フランス語での定義
Verbe familier signifiant remuer un liquide ou une préparation avec un ustensile pour mélanger ou homogénéiser la consistance.
語源
口語的な動詞で、撹拌を表す擬音的な語根に動作の反復・軽さを示す接尾辞 « -iller » が付いて形成されたと考えられ、remuer や mélanger と同じく混ぜる動作を指す語として定着した
コラム
- 日常会話では砕けた言い方として使われ、友人や家族との場面や自分のコーヒーを混ぜるような軽い動作を表すのに自然で、フォーマルな場や文章では remuer や mélanger を選ぶことが多い